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日本人の原風景 風土と信心とたつきの道 （講談社学術文庫）
著者 神崎宣武 （著）
山に富み森林に覆われ海に囲まれた列島。日本人は自然の恵みを享受し生計を立て、神仏に礼を尽くしては人生の節目とした。高度成長期を境に変容を余儀なくされた風土と営みの形とは。...
日本人の原風景 風土と信心とたつきの道 （講談社学術文庫）
日本人の原風景 風土と信心とたつきの道
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商品説明
山に富み森林に覆われ海に囲まれた列島。日本人は自然の恵みを享受し生計を立て、神仏に礼を尽くしては人生の節目とした。高度成長期を境に変容を余儀なくされた風土と営みの形とは。日本人の暮らしと人生の豊穣を再確認する。【「TRC MARC」の商品解説】
山に富み、森林に覆われ、海に囲まれた列島。そこに棲む日本人は自然の恵みを享受し、生計を立て、カミに礼を尽くしては人生の節目とした。また、参詣・巡礼に言寄せた遊山や漂白・旅の渡世は、楽も苦も味わう深さをもたらした。
近世に固まったそうしたスタイルは、しかし高度経済成長期を境に変容を余儀なくされる。見失われた日本人の暮らしと人生の豊穣はどんな形だったのか。民俗学者がフィールド観察と研究の蓄積をもとに語る。
【商品解説】
目次
- 第一章 山に富む列島の恵み――森が産みを育てる
- 第二章 四季五節の循環――旧暦で語るべし
- 第三章 人生の節目に現れる神仏――願かけとご先祖様
- 第四章 参詣と巡礼のなかの信心――遊山の片身ごろとして
- 第五章 今は昔の旅人たちの「たつき」
著者紹介
神崎宣武
- 略歴
- 1944年岡山県生まれ。民俗学者。現在、旅の文化研究所所長。郷里（岡山県井原市美星町）では宇佐八幡宮のほか二社の宮司。
著書に『江戸の旅文化』『聞書き 遊郭成駒屋』『酒の日本文化』『しきたりの日本文化』『社をもたない神々』『神主と村の民族誌』など多数。
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紙の本
見失われた日本人の暮らしと人生の豊穣はどんな形だったのかということをテーマに語ってくれる貴重な一冊です！
2021/02/05 11:04
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、陶磁器や食文化を専門に研究され、『やきもの風土記』、『暮しの中の焼きもの 日本人の生活と文化 4』、『やきもののはなし』、『吉備高原の神と人 村里の祭礼風土記』、『はるかなる吉備 王国の風景』、『台所用具は語る』などの著作で知られる神崎宣武氏の作品です。同書は、山に富み、森林に覆われ、海に囲まれた日本列島に棲む日本人は自然の恵みを享受し、生計を立て、カミに礼を尽くしては人生の節目としたことが述べられています。また、参詣・巡礼に言寄せた遊山や漂白・旅の渡世は、楽も苦も味わう深さをもたらしたともされています。近世に固まったそうしたスタイルは、しかし高度経済成長期を境に変容を余儀なくされていきます。見失われた日本人の暮らしと人生の豊穣はどんな形だったのかということをテーマに、民俗学者がフィールド観察と研究の蓄積をもとに語ってくれる一冊です。
紙の本
日本文化のルーツ
2021/10/24 13:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では日本の文化や自然崇拝等のルーツを辿ることができます。文化は時が経つにつれて姿形を変えていくものですが、ルーツを辿ると発見があっておもしろく思います。日本は自然豊かで、その中で文化が育まれていく様子を本書で読めますので、一読に値すると思います。
紙の本
昔に引き込まれた。
2021/05/26 11:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今でも面影が残っていることもあれば、失われたものもある。
時代は移り変わるものである。
インターネットもスマホも無い時代のことに引き込まれ、思いを馳せた。
紙の本
始まりありき
2021/02/25 17:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
植林・伐採という国土計画に始まり、祓いと養生の起源などを通して日本人が育んできた文化、いや日本人そのもののまさに原風景を、日本昔話を見る如く感じられる書。
