紙の本
可愛いカラフルなドロップたち
2021/04/07 15:11
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投稿者:ツクヨミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性作家たちのショートショートアンソロジー。
まさにドロップスのように、次にどんな味が味わえるのか楽しめる一冊。可愛いお話もあれば、幻想的なストーリーや、少し怖い話まで、次から次へと味わえて、読みだしたら止まらない。ショートショートの魅力を再認識させてくれます。
紙の本
ベテランから若手まで
2022/12/17 08:10
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆川博子を筆頭に、昭和の女流作家ならではの健在ぶりを味わえるショートショートばかりです。松崎有理のようなジェンダーフリー、数学と文学の融合も新鮮さがありました。
紙の本
人気女性小説家勢ぞろい
2021/06/06 18:03
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
好みのものも、それほど好みでないものもありますが、ショートショートの楽しさを味わえる1冊です。しみじみしたり、切なかったり、怖かったり、色々なタイプの作品を楽しめるお得な本です。
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女性作家による珠玉のSSアンソロジー!
ほら、不思議な味がするでしょう?
新井素子が編む、短くて、ずっと心に残る15の物語
【収録作家および作品】(五十音順)
新井素子「のっく」 上田早夕里「石繭」 恩田陸「冷凍みかん」 図子慧「ダウンサイジング」 高野史緒「舟歌」 辻村深月「さくら日和」 新津きよみ「タクシーの中で」 萩尾望都「子供の時間」 堀真潮「トレインゲーム」 松崎有理「超耐水性日焼け止め開発の顛末」 三浦しをん「冬の一等星」 皆川博子「断章」 宮部みゆき「チヨ子」 村田沙耶香「余命」 矢崎存美「初恋」
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編者も初めに言い訳しているが、ショートショート言うにはいささか長いものもある。だが、充分に愉しめるので吉、である。どれもが、短い時間で、いろんなテイストのワクワクドキドキを体験できるのは、まさに缶入りドロップを振って、次にどんな味のドロップが出てくるかを楽しみにするような気持を味わえる。味わっては満足し、また次が欲しくなる。病みつきになる一冊だった。
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短いお話がたくさん詰まった、ドロップの缶。一つ食べて、おいしくて、また、一つ取り出す、あの楽しみが本でも味わえるなんて。
味はほんとにいろんなものがたくさんあって、びっくりしたり、ぞっとしたり。濃縮した面白さにあっというまに、読み終わってしまった。そして、空のドロップの缶を振って、また、食べたいなぁと思う。
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「はじめに」著者が言っているように、ショートショートにしては長いかもという作品も多いが、初めて読む作家もおり、楽しめる作品集だった。
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「ショートショート」と言えば星新一さんですが、
若い頃に新井さんのコバルト文庫のシリーズを
読んでいたのが懐かしくて手に取りました。
今まで何冊かのアンソロジーの短編集は読んだことが
ありますが、それよりもかなり短めな作品もあったので
これが今まで最短な短編集かと思います。
印象的だった話は
宮部みゆき「チヨ子」、三浦しをん「冬の一等星」、
辻村深月「さくら日和」、新津きよみ「タクシーの中で」、恩田陸「冷凍みかん」です。
「冬の一等星」と「さくら日和」は割とハートフルな話ですが、それ以外はじわじわと来る怖い話です。
こんな短編でも怖さがここまで来ると凄いです。
村田紗耶香「余命」は発想が衝撃的ですがシビアな話なのでこちらも違った意味で印象深いです。
楽しい話、怖い話、切ない話、不思議な話など
SFからファンタジー、ミステリー、ハートフルなど
ジャンルが色々とあり、これだけの豪華な女性作家さんが勢ぞろいなのでどのページを開いても面白く、
本の玩具箱のような感じで楽しめました。
好きなページを開いてさっと読めるお手軽さなので、
気分転換で読みたい場合にはお勧めな作品だと思います。
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ショートショートのボリュームってやっぱりちょうどいい。隙間時間に。こんなにも短い話なのに、村田沙耶香さんの彼女にしか出せない世界観、短いながらもたっぷり堪能した。自然死がなくなる世界かぁ。
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本当にドロップ缶みたいに色んな味を楽しめた1冊
こうゆうのは新しい作家さんとの出会いもあってそれもまた楽し
「石繭」が一番ササッたけれど、「冬の一等星」「さくら日和」やっぱり元々好きな作家さんの作品は好き
萩尾さんの漫画、また久しぶりに読みたくなったなぁ~
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ショートショート。
さいきん5分後シリーズなどの短編集が人気なので。
面白かった〜。
宮部みゆきと恩田陸が面白かったです。
わたしの好み。笑
ちょっとだけ性描写があったので小学校はだめかな。
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先日のSF関係のテレビ番組を見ていたら新井素子が出ていた。しかし、その新井さんは私のイメージとはかけ離れていた。私にとってはデビュー当時のカワイイ女の子のイメージ。でも、そのお言葉、そのまま返されそうだ。
残念ながら新井さんの作品は殆ど読んだことが無い、いや読んだことはあるけど途中で挫折したのかもしれない。それなのにどうしてこの本を買ったのか。それは、恩田陸の作品が載っていたから。松崎有理や村田紗耶香といった女性SF作家も含まれていたことも要因の一つ。
恩田陸の「冷凍みかん」は既に読んでいたのでちょっとがっかり。題名は忘れていたが、読み始めたら「ああ、この作品ね!」ということに。
松崎有理や村田紗耶香の作品も、作者の個性がふんだんにあふれていた。所謂、らしい作品ということになる。
その他の有名作家の作品も、期待通りのものであり、全編緊張感を持って読むことができた。
アンソロジーの悪い所は、素晴らしい作家に出会ってしまう確率が高い事。ここで気に入った作家の別の作品に興味が移ってしまうと、本来読むべき作品に時間をかけられなくなってしまう。贅沢な悩みだな。
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ショートショートといえば星新一。
私の中であれを超える人は出てこないと思う。
という前提で書く感想です。
まず勘違いしたのは、書下ろし作品だと思ってたこと。
選者さんがいいと思った作品だったのね、なるほど。
きっとプレッシャーだったろうなあと分かるまえがきとあとがきにクスリ。
好きな作家さんたちが多数いたのでわーいと思って読んだ。
宮部みゆき「チヨ子」
少し不思議で優しい物語。身の回りの昔大切にしていたものを再度取り出したくなる。
辻村深月「さくら日和」
胸が苦しくなるよ。初恋だったのね。
新津きよみ「タクシーの中で」
最後がちょっといまいちだったけど、二転三転するホラーで面白かった。ゾワっときた。
皆川博子「断章」
この人はどんなふうに世界が見えているんだろうか。
三浦しをん「冬の一等星」が収録されてる君はポラリス既読だったんだけど内容はさっぱり覚えてなかった。すごい好きだわ。もっかい読み直そ。
村田沙耶香「余命」も既読だけど、やっぱこの人すごいわ。常識をひっくり返した世界を書くのが上手。
短編集って力量が顕著に出るよね。こんな短いのに面白い作品書ける皆様すごい!
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楽しかった(^^)
何作は読んだこともあるし、本も持っているのだけど、読み終わると鮮明に記憶が蘇り、また読みたくなる。
さがすのが大変だけど(๑˃̵ᴗ˂̵)
これこそ読書の醍醐味で楽しさ。
素子さんの本も(コバルト文庫)読み返したいな。
素敵な一冊でした。
楽しかった!
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書き下ろしではないが、既読だったのは上田さんの一作のみ。あとは未読、初読み作家さんも何人かいて、楽しめた。
認知症をテーマにした『ダウンサイジング』(図子慧)は、もしかしたら認知症の人は本当にこう感じているのか・・・?と思えて、かつ起こりそうなお話。次元のダウンサイジング、というのが印象的だった。
"席の譲り合い"が恨みっこなしの勝負になる『トレインゲーム』(堀真湖)は痛快。でも、現実に挑める性格の人は限られそう。
『のっく』(新井素子)はやさしい雰囲気がしめくくりにぴったり。こんこん、楠の中の世界、気になるなあ。自然物の不思議な話は、魔法めいている。
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新井素子さんが編纂した女性作家の短いお話15作品集です。ショートショートですので、SFな感じでアイデアに富んだ設定なお話が多いのですが、楽しいお話や幽霊の出てくる怖いお話、切なかったり不思議だったり、バラエティあふれるお話が集められています。