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あきない世傳金と銀 10 合流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田郁 (著)
呉服商いを断念することになった五鈴屋江戸本店。だが、店主の幸や奉公人は職人たちと知恵を寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に売...
あきない世傳金と銀 10 合流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
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商品説明
呉服商いを断念することになった五鈴屋江戸本店。だが、店主の幸や奉公人は職人たちと知恵を寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に売って出るのだが…。【「TRC MARC」の商品解説】
呉服太物商でありながら、呉服仲間を追われ、呉服商いを断念することになった五鈴屋江戸本店。
だが、主人公幸や奉公人たちは、新たな盛運の芽生えを信じ、職人たちと知恵を寄せ合って、これまでにない浴衣地の開発に挑む。
男女の違いを越え、身分を越えて、江戸の街に木綿の橋を架けたい──そんな切なる願いを胸に、試行錯誤を続け、懸命に精進を重ねていく。
両国の川開きの日に狙いを定め、勝負に打って出るのだが……。
果たして最大の危機は最高の好機になり得るのか。
五鈴屋の快進撃に胸躍る、シリーズ第十弾!!【商品解説】
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応援したくなる!
2022/07/18 09:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
五十鈴屋は呉服屋なのに、その呉服を売ることができなくなる、という、最大のピンチをどうやって切り抜けていくのか。
これまでにない危機を、幸の前向きな向上心と機転でどうやって乗り越えていくのかが最大のポイントです。今度ばかりはと思う場面もありますが、これまでも知恵を絞って乗り越えてきた幸だからだいじょうぶなはずと信じて、応援しながら一気に読み終えてしまいました。なんどでも繰り返し読みたい本です。
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あたたかい気持ちに
2022/05/24 16:05
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投稿者:mic - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻でショックが大きかっただけに、実りに繋がったいくつもの芽がどれも嬉しい。お梅どんの夢も叶って良かった。
菊栄がとにかくカッコいい!幸と器量は双璧を成す?いやそれ以上か。
賢輔の心の内が時折覗くのが興味を惹かれる。
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去る者あれば来る者あり
2021/11/20 07:16
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
去る者あれば来る者あり。結が去って菊栄が江戸に!ついでにお梅も。この巻では、いろんな縁がつながって、徐々に形になっていく姿に感動させられました。こういう場に居合わせたい、と強く思わせられます。最後は区切り良く終了となり、次巻以降、またまたの新展開に期待です。
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江戸時代に引き込まれて
2021/06/21 16:27
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投稿者:れい - この投稿者のレビュー一覧を見る
高田さんの本は、「みおつくし」以来のファン。江戸時代の人々の暮らしぶりが見えるようです。人として懸命に生きる姿に、心打たれます。けっこう泣きながら読むことも。舞台を務めることができるほど、セリフも覚えたり(笑)次回号が、楽しみでならない本のひとつです。この本の影響か、東海道を全て歩いてみたくなりました(笑)これは、夢でなく実現させたい。
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あきない世傳金と銀 10合流篇
2021/02/22 09:20
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第10弾
待ちに待った新刊
あっという間に読んでしまいました
心を落ち着けてもう一回じっくり読みます
登場人物の知恵と努力に感服
そして高田先生にもあらためて感服です
やっぱりお話はハッピーエンドで締めくくってくれたほうが
「買うての幸い、読んでの幸せ」
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太物商として再起を図る五鈴屋江戸本店に菊栄という強力な助っ人参戦。
2021/08/30 08:22
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
太物商として再起を図る五鈴屋江戸本店に菊栄という強力な助っ人参戦。雌伏の時とじっと耐えながら藍染め木綿に命運をかけて着々と準備する幸たちの努力が描かれる。菊栄の強い後押しもあり、藍染め木綿で一躍中堅太物商として飛躍した五鈴屋江戸本店。結率いる日本橋音羽屋(呉服商)との対決必至か。まだ新規の企画を胸に秘めたままの菊栄の動向も気にかかる。まだまだ続きそうな予感にワクワク。
<蛇足> 雌伏の時とじっと耐える展開の為、華々しさが無かったため評価は若干低め。とは言え、苦難と気こそ皆が信頼し合い、力を寄せ合う重要さ、菊江の先を見越した温かい思いやりに感動します。
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安心して読めます
2021/03/19 09:47
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投稿者:よもぎもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者の作品は基本的に不幸で終わらない、主要人物で根っからの悪人はいないと思っているので、ハラハラドキドキの緩急はありますが、安心して読み進められます。
知恵を絞り、真心を尽くし、真摯に生きる幸たちに心が洗われます。
読み進めるうちに着物の知識が身に付くのは、着物好きとしては嬉しい限り。
幸の人物造形や五十鈴屋のモデルはここかな・・・?なんて思いながら年に二回の刊行を楽しみにしています。
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今回は落とし穴なし!
2021/03/31 18:17
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
大事にあたためた木綿の浴衣のアイディアが陽の目を見ていく話。菊栄様の太っ腹で思いやり溢れる行動にもグッときました。いつも少し上手く行ったかと思うと災難に見舞われる展開なので、今回もどこに落とし穴が潜んでいるかハラハラしましたが、大丈夫でした。次巻で何か起きるのか?
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発想力が凄いですね・・・。
2021/03/09 11:12
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉服が扱えず太物だけを扱う五十鈴屋。その五十鈴屋でまた新たな試みが始まった。
庶民が浴衣を作りやすいように、太物から鋏で切って売るサービスだった。浴衣を縫うときの頭痛の種がきちんと太物を切れるかどうかの不安を解消した方法であった。そして五十鈴屋独自の浴衣を広めるために、幸が考えた乾坤一擲の策とは・・・。
今の社会でも十分通じる発想力と行動力だ。幸にはお梅さんのように幸せになってほしいですね。
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地味なお話
2021/03/05 10:08
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投稿者:ジャスミン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも期待して待っていますが、今回は太物(綿素材)の染め浴衣を外に着ていけるよう色々工夫して成功するお話で盛り上がりが少なかった気がします。
なかなか色んなことを調べられて作家さんは苦労の力作ですが!
次回もっとお話が展開していくことを期待します。
(今回は妹も登場していないのも一因)