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紙の本
聖邪の蜜月 (CHOCOLAT BUNKO)
著者 安西 リカ (著),yoco (イラスト)
奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付...
聖邪の蜜月 (CHOCOLAT BUNKO)
聖邪の蜜月【イラストあり・電子限定ショートストーリーつき】
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商品説明
奴隷市で売られ「神の愛し子」として聖職者に犯された過去をもつアシュは、偽聖職者として人を欺いて暮らしていた。ある日、絶滅したはずの聖獣の卵を拾い、生まれた仔にサージと名付け、育てることを選択する。純粋なサージを育てる生活のなかで彼の存在は唯一無二となる。人型にもなれるサージは美丈夫に成長した。性を知らなかったはずの思春期の彼がアシュに乗りかかり「アシュが欲しい」と迫ってきて …。【商品解説】
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紙の本
世界観しっかりしたファンタジー
2021/04/02 19:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙絵から受ける印象通り。
主なる神の名を嵩にきた神官達が権力を持ってる国。主人公のアシュは奴隷売りに売られて「神の愛し子」という役目を負わされ、辱しめを受けながらも、強い意思を無くさずに脱出し一人巡礼者の姿で生きていく途中、もう滅びたと言われてた聖獣ドライトンの卵を拾い孵化した子を大事に育てる。
アシュがサージと名付けた子を大切に「唯一だ」と育ててくところ、育ってゆくサージが一心にアシュを求めるところが…
アシュが神殿にいた頃知り合ったカーリンとの王都での再会等、話から目を離せず一気に読んでしまった。
最後のところでもう盛り上がりがまた良くて。アシュはかつての自分と同じ存在になってしまっている子供を助けて…
最後までハラハラしっぱなしだった。
サージを拾った場所で、ここに埋葬してくれ、とサージに頼むとか…うぅ…
もう本を閉じたいけど読み終えるまで閉じられなかった…
紙の本
美しいだけじゃないファンタジー
2021/02/20 12:43
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくらだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつものほんわかとした安西リカ先生の雰囲気とは異なるお話、アシュの過去の壮絶さと彼の拠り所になっているサージとの関係にほっこりします。
攻めのサージが本当に可愛い……厳しい世界観が牙を剥くこともある本作の中で、サージの存在は和む要素でした。
サージのキャラクター付け、好きです。
アシュがこんなにもしたたかに頼もしく感じるのは、彼の言動に一貫性があるからでしょうか。
生きていく上で必要なものを持っている、そういう強い受けが大好きなのでアシュに対する好感度がかなーり高めのまま読むことができて良かった…!
終盤のとあるシーンがロマンチックで、情景と二人の心情の結び付け方が安西リカ先生特有の穏やかさで好きでした!
愛の深く豊かなサージが攻めなのが先生節ですよね!
ストーリーや描写が本当に素敵でした。こういうファンタジーがもっと読みたいです…!
余韻のあるラストが素敵。
攻めのサージの「発育」がこの小説の旨味成分なのでは…と思ってしまうほどサージのカッコよさと内面の幼さのギャップ…育ての親と仔、本当に好きな攻め。
個人的に安西リカ先生の攻めは絶対の信頼を寄せているので、今回もワクワクしていたんですが…良かったです…最高に好きなやつでした…!
電子書籍
泣いた
2021/12/24 17:26
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラスト前はこのまま宮沢賢治の「よだか」なエンディングになるんじゃないかと怖くなって、涙をこぼしながらも祈りながら読んでいました。
読み応えのある内容の濃いお話です。是非お勧めしたい一冊、今年読んだ本で一番かも知れない。
電子書籍
安西先生のファンタジーに泣きました
2021/12/03 05:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に物語に引き込まれました。聖職者の慰み者として奴隷商人に売られてきた不遇な青年アシュ。不憫でか弱い美人受けと思いきや賢くて強くて愛情深くて良妻賢母系でした。アシュは聖獣のサージを卵から育てるのですがもうサージの成長過程がキュンキュンで初めて言葉を話した場面には萌え転がりました。物語の終盤はあまりに一途なサージの想いに泣き、普段はハピエンじゃなきゃ無理派なのですがこのままメリバでも構わないって思うほど気持ちが盛り上がってしまいました。2人で空を飛ぶ場面は本当に最高です。
紙の本
うつくしいお話
2021/02/20 10:16
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもうつくしいお話でした。
二人の、互いを想う気持ちは強いのに、それ故にサージの純粋な愛、アシュの相手を思いやる心根が微妙に向きがずれて痛々しいほどでした。
終盤、二人は幸せになれないのでは、とやきもきしました。
ネタバレなしで読んでほしいのでこれ以上は書きませんが、無事ハピエンとだけは言っておきます。とにかく、読後ヒタヒタと感動が押し寄せてきて、しばらくこの世界にひたっていたいと思わせる良いお話でした。
yoko先生の挿絵がこの世界観にこの上なくピッタリです。挿絵の下部や表紙の帯に隠れるところにある、十文字みたいなマークは読んでいるとわかる大切なものですよ。
電子書籍
良い
2024/04/09 00:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mi3 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の美麗なイラストに惹かれて購入してみましたが、イラストのイメージそのままというか、繊細で読み応えのある話でした。丁寧に作り込まれた設定が物語に深みを与え、安直なエロもない良質なBL。
紙の本
「その最期は誰も知らない」
2023/09/14 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
(本当はネタバレなしで読んでほしい作品
でも書かずにはいられない作品なのです)
アシュの行動原理は「怒り」なんだなぁとずっと思いながら読んでました。
「神の愛し子」として司祭どもに名もなきものとしてただただ虐げられていた環境から逃げるときも
「偽聖職者」として司祭を誑かして詐欺を働くときも。
そんなアシュの心が倦怠を帯びてきたころ、サージを拾うのだ。
人ならざるものの卵(あるいは雛)を拾って育てて展開は珍しいものではないが
アシュの在り方がとても壮絶すぎて愛らしい生育ものとは一線を画しています。
ただ聖獣として生育され成長していくサージはなかなか愛らしさと愛しさがあって
物語の薄闇を照らしてくれてます。
(一緒に眠るシーンはもうきゅんポイントです)
サージを育てることにより、自分が食われることになろうともかまわないと思っていたのに
アシュの唯一となるサージ
サージの将来のために王都の近くへ戻るアシュの心持ち
アシュはいつでも前に進もうとする力があります。
薬師カーリンとの再会
(この人も単に良い人ってわけではなかったのが良い)
そして、最後のアシュの行動もやはり「怒り」からなのだ。
ああせずにはいられなかった「怒り」
彼を生かしてきたのはそれがあったからなのだとしみじみ感じました。
その後がサージが助けにきてすぐにめでたしにならないところもこの物語の素晴らしさだ。
最後のアシュの願いとそれに対しての答えるサージの言葉がとても印象的です。
心が鷲掴みにされました。
冒頭で出会ったサラの言葉が最後にそうかぁとなり
サージと出会えたのもサラの話からだったのではと思います。
yocoさんの絵も物語とぴったりあっていましたしタイトルも訴求力がありました。
紙の本
ネタバレです。
2022/10/18 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
後半は、涙が止まらなくて、まさかのメリバ?でも、それは、それで良いか、と思いながら読み進めていくと、ラストは、これまた、まさかの展開!
最初に、沢山伏線があったのに、ちっとも気にせずに読んでしまって、伏線回収段階になって、なるほど!と唸ってしまいました。
よく出来たストーリーです。
アシュの、司祭達に対しての使命を負った行動も感動的でした。
電子書籍
「鱗が煌めき、夜空に星を撒き散らすように飛ぶ」
2021/12/17 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて試し読みをせず購入しました。良かったです。
死を覚悟するアシュと、番を追ってすぐ死ぬ気のサージ。
満月の夜、そんな2人が「これが最後だ」と飛ぶシーンが印象的です。
ドライトンは鱗があって毛並みがふさふさで撫でたくなるって、どんな獣なのか想像つきませんでしたが、あとがき後のイラストは竜みたいでした。
電子書籍
受けの傍に寄り添う攻めの愛情深さに号泣
2021/04/28 10:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。
貧民窟の孤児育ちの受け。
怒りをパワーに賢く立ち回って、逃亡生活を送る逞しさが好きだった。
だけど時折見せる死を達観したような姿が切ない。
大人達に搾取されてきた受けが、それでも他者への愛情を持ち合わせている強さも好き。
幼い攻めの手を引いて歩く姿を想像すると微笑ましい。
そして受けが大好きな攻めがいじらしくて可愛い。
電子書籍
元奴隷と聖獣
2022/01/27 17:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
受けのアシュが元奴隷で大人から弄ばれた過去があるため、設定は重めに感じるかと思いますが、陵辱シーンはないので、苦手な方でも読みやすいと思います。
孤独に生きてきたアシュが、聖獣のサージと出会い育てるなかで変わっていくのが愛しさを感じました。
サージの一途っぷりも素敵です。
アシュとサージに別れがくるのかとドキドキしながら読んでいましたが、最後は涙が止まりませんでした。
yoco先生のイラストも素敵で楽しめました。
読後は幸せな気持ちになれます。
電子書籍
龍と人のファンタジー
2021/06/22 17:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーはロマンチックで、受けと攻めはいい子、二人ともずっと幸せで何より。
小説には苦しみの分と甘めの分、バランスはちょっといい。