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商品説明
タイで逮捕され、入れられたのは、暴力と麻薬が蔓延する地獄の刑務所だった。裁判で死刑求刑を受けたのはなぜか、刑務所でどのような暮らしを送っていたのか…。逮捕から釈放帰国までの間に経験したことをまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
本書はタイ版アルカトラズ刑務所とでも言うべきバンクワン刑務所で、14年間も服役していた日本人受刑者の手記をもとにした本である。
手記の主である〝男〟は、裏ビジネスのほころびからタイの空港で身柄を拘束。言葉もわからないまま、臨んだタイの刑事裁判で〝死刑〟の求刑を受けてしまう。
そこから犯罪渦巻くバンクワン刑務所に送られ、殺人犯や麻薬密売グループの中で、10年以上にわたってサバイバル生活を送った。
所内で飛び交う1000バーツ札、暗躍する麻薬密売グループ、囚人たちからワイロを受け取る悪徳刑務官……終わりの見えない長すぎる刑期、過ぎて行く時間、たえまない絶望の中で〝男〟を支えたものとは何だったのか。
知られざるアジアの刑務所の内側を覗き見る、かつてない衝撃の手記!【商品解説】
著者紹介
竹澤 恒男
- 略歴
- 1952年生まれ。兵庫県神戸市東灘区出身。職を転々とした後、栃木県O市でアジア雑貨店を経営。仕入れのために日本とタイを行き来するうちに、ヤーバー(錠剤型覚せい剤)の密輸に手を染めるようになる。2002年12月、バンコクのドンムアン空港で逮捕され、一審で求刑死刑、判決終身刑。二審で懲役30年に減刑され、タイのバンクワン刑務所に服役する。2016年9月、服役14年で、特赦により釈放帰国。現在は栃木県O市でスナック「ここあ」を営業している。
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