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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/02/25
- 出版社: JBpress
- サイズ:19cm/295p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8470-7014-3
読割 50
紙の本
謙信越山
著者 乃至政彦 (著)
上杉謙信はなぜ、関東へ越山したのか。義俠という道楽か、略奪という実益か。越山の真相とともに、武田信玄、北条氏康ら同時代を駆け抜けた武将らの活躍も網羅した、関東戦国史。『J...
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商品説明
上杉謙信はなぜ、関東へ越山したのか。義俠という道楽か、略奪という実益か。越山の真相とともに、武田信玄、北条氏康ら同時代を駆け抜けた武将らの活躍も網羅した、関東戦国史。『JBpress』連載を大幅に加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
冲方丁氏絶賛!!「歴史のWHYに挑む波乱万丈の東国史に感服! このまま映画化されてほしい程とにかく面白い!」
義の男か?それとも実益の策士か?上杉謙信「最大の謎」が今、明かされる!
群雄割拠の戦国時代、常に戦に勝利し、戦国最強と謳われる武将・上杉謙信。
彼は越後から関東へ「十数回」の遠征を繰り返した。この遠征は「越山(えつざん)」とも呼ばれ、険しい山々を越えたことから、この呼び名が定着した。
越山は謙信が31歳から15年ほど続けられ、49歳の時、最後となる越山計画の出陣前に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
謙信はなぜ、エネルギーの多くを越山に費やしたのだろうか。
越山の真相とともに、武田信玄、北条氏康ら同時代を駆け抜けた武将らの活躍も網羅した、関東戦国史の幕が開く。【商品解説】
目次
- 目次
- 【第一章】越相大戦以前の関東
- 第1節 敵か味方か、はじめての越山
- 第2節 簗田晴助という男──古河公方の外戚を賭けて
- 第3節 里見義堯という男(前編)──簒奪者の登場
- 第4節 里見義堯という男(後編)──天文国府台合戦
- 《番外編・壱》 妻帯説の検証
- 第5節 小田氏治という男(前編)──関東総進撃
- 第6節 小田氏治という男(後編)──弘治海老ヶ島合戦
- 第7節 上杉憲政という男(前編)──関東管領職の重み
著者紹介
乃至政彦
- 略歴
- 〈乃至政彦〉1974年生まれ。高松市出身。歴史家。著書に「上杉謙信の夢と野望」「平将門と天慶の乱」など。
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紙の本
謙信
2023/01/26 00:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toshi1127 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上杉謙信が北陸からわざわざ遠方の関東まで何度も遠征に至る経緯、心情が非常に良く理解出来た点で読んだ価値あった。
紙の本
実は梯子を外された謙信
2021/05/05 18:43
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さえもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
上杉謙信にとってその生涯に渡って関わりそのイメージを決定付けた関東遠征。著者はこの遠征を地方の戦国大名同士の私戦では無く、グローバルな視点から解釈すべき出来事として構成する。長期間、複数回に渡る複雑な出来事ながら、当事者である関東の国衆諸氏たちの解説に一項ずつページを割いて解説することで、読み進める内に利害関係が把握出来て関東情勢にも理解が深まる。他にも塩止めや女性説など謙信の有名なエピソードにも触れて見解を述べる。その解釈によってまるで変わる人物像。謙信の心情にも筆は及ぶが、丁寧に向き合っていると感じた。テーマの越山とは、謙信にとっては序章に過ぎない筈だったが想定外だった展開の収拾に振り回され、尻拭いに奔走する姿。謙信の遠征を通じて発展する戦国大名の軍制も、著者のこれまでの見解が改めて提示されているが今回のテーマに絞っている事で分かりやすい。最後にとり残された関東の関係者たちが中東問題を思い起こさせ、歴史の残酷さを感じさせる。欲を言えばキーパーソンの近衛前久にも一項を割いていれば、より著者の解釈を補強したのではないかと思う。読後の感想として、謙信の父親たる長尾為景も関東には関わっていた事から遠からず謙信は関わらずには居られなかったとは思うので、もし謙信が前久に出会わなければどの様な関わり方をしたのだろうと考えさせられた。