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タルタロスの目覚め 上 (竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)
著者 ジェームズ・ロリンズ (著),桑田健 (訳)
グリーンランドの氷河の下で発見された9世紀のアラブのダウ船。船内から機械仕掛けの地図が見つかるが、謎のグループに奪われる。残された手がかりをもとに、シグマフォースのグレイ...
タルタロスの目覚め 上 (竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)
シグマフォース シリーズ(14) タルタロスの目覚め 上
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タルタロスの目覚め(竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)セット
- 税込価格:1,760円(16pt)
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商品説明
グリーンランドの氷河の下で発見された9世紀のアラブのダウ船。船内から機械仕掛けの地図が見つかるが、謎のグループに奪われる。残された手がかりをもとに、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長たちがイタリアに赴くと…。【「TRC MARC」の商品解説】
もしタルタロスを目覚めさせたのならば、
それは最後の目覚めとなり、
次の眠りは永遠のものになるであろう……
ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』は空想の産物なのか?
それとも真実なのか?
世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破
ベストセラー・シリーズ最新作!
■歴史的事実から──ホメロスによる二大叙事詩『イリアス』と『オデュッセイア』
ホメロスが実在の人物なのかは疑問がある一方で、物語そのものは実際に起きた大きな戦争を記述したらしいという説は、今では受け入れられている。事実、二作の叙事詩は古代ギリシアの「暗黒時代」として知られ、ギリシアのミケーネ、アナトリアのヒッタイト、そしてエジプトという三つの青銅器文明が崩壊した激動の時代に光を当てている。なぜ、どのようにして、文明の崩壊が起きたのか? 最近の発見から、地中海一帯が立て続けに複数の争いに見舞われたことが明らかになった。戦いが広範囲に及んだことから、一部の歴史家はそれが初めての世界規模での大きな戦争に当たると主張、「第零次世界大戦」とまで呼んでいる。この暗黒時代の争いの多くは謎に包まれたままだが、今では考古学者の間から、この戦いに第四の文明が関与していたとの見解も示されている。その文明はほかの三つの文明を駆逐した後、歴史の流れの中に消えてしまったという。それが本当ならば、その失われた人々は何者なのか? ホメロスの物語はその文明の起源と行方について、手がかりを提供してくれるのか? ――神々や怪物たちの登場する物語のすべてがフィクションだとは限らない……。
タルタロス――
それはギリシア版の地獄であり、
苦痛と苦難の奈落。
そこはハデスの一角で、オリュンポスの十二神に先立つ巨神族の、
タイタンが封じ込められていた場所。
それらはすさまじい力を持つ神々で、炎と破壊の化身……。
【上巻あらすじ】
グリーンランドの氷河の下から九世紀のアラブのダウ船が見つかった。だが、謎のグループの襲撃を受け、調査チームは船内にあった機械仕掛けの地図を奪われ、海洋考古学者のエレナ・カーギルも拉致された。調査チームの一人が持ち帰った地図の付属品――アストロラーベを手がかりに、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長たちはイタリアに赴く。そこで目にしたのは機械仕掛けの地図の複製で、その作者とされるのはレオナルド・ダ・ヴィンチ。一方、拉致されたエレナは、地図の謎の解明を要求される。地図はどこを指し示しているのか? 鍵を握るのは、ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』だった。英雄オデュッセウスの旅路の先にあったタルタロス――ギリシア神話の地獄には、恐ろしい秘密が隠されていた。【商品解説】
アメリカ国防総省所属の秘密特殊部隊〈シグマフォース〉の活躍を描く歴史と科学を融合させたエンタテインメント最新作!【本の内容】
著者紹介
ジェームズ・ロリンズ
- 略歴
- ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『AIの魔女』などを経て、2021年8月にアメリカで刊行予定の ●Kingdom of Bones●〈*イタリック〉 に至るまで、シリーズは十五作(『ウバールの悪魔』も含めると十六作)を数える。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。
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冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。
2021/09/30 09:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。その後も謎解きと活劇がほど良い感覚で展開され息つく暇なし。しかも歴史的・組織的・地理的スケールが実に大きい。常に先回りされることから内通者がいることは確かなのだが、その正体が掴めないもどかしさ。初めは神話の謎を解きながら展開していくが、やがてその謎は紀元前に遡る古代科学技術の世界に行き着く。そこは原子力を動力源にしたとおぼしき青銅製のロボット群が自由自在に動き回る世界なのだから驚天動地。著者得意の事実としての科学的知見を軸に据えると言った意味では少々物足りないが、神話を大胆に飛躍させたフィクションと割り切れば十二分の面白さがあり、適度に織り込まれる活劇で物語としての躍動感も素晴らしい。相変わらずセイチャンは格好良い。まだまだこのシリーズいけますね。
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タルタロスの目覚め
2021/05/12 04:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はギリシャとヒッタイト、エジプトを滅ぼした暗黒時代の話で青銅の悪魔と戦う面白い展開です。コワルスキーが活躍するところも良いと思います。昔のシクマチームの活躍に戻ったところがあり下巻が楽しみです。
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面白かったけど?
2021/05/31 11:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主役は、古代文明。シグマフォースの活躍はその陰に隠れていた感じがする。しかし相変わらずストーリーの運びがうまい作者には恐れ入る。