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タルタロスの目覚め 下 (竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)
タルタロスの秘密の力「メデイアの油」で、この世界を炎で清めようと目論む狂信者集団。機械仕掛けの地図の謎の解明を試みるグレイだが、タルタロスを発見して地獄の門を開くことは、...
タルタロスの目覚め 下 (竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)
シグマフォース シリーズ(14) タルタロスの目覚め 下
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タルタロスの目覚め(竹書房文庫 シグマフォースシリーズ)セット
- 税込価格:1,760円(16pt)
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商品説明
タルタロスの秘密の力「メデイアの油」で、この世界を炎で清めようと目論む狂信者集団。機械仕掛けの地図の謎の解明を試みるグレイだが、タルタロスを発見して地獄の門を開くことは、危険な力を解き放つことになりかねず…。【「TRC MARC」の商品解説】
私が地獄の門を開き、
悪魔の炎を盗み、
世界を火で清める……
技術革新の炎は人類を進化させてきた。
今、その炎が我々を焼き尽くそうとしている――
古代の叙事詩に記されたオデュッセウスの旅路を、
最新の科学理論に基づいて解き明かす!
■科学的事実から──人類の技術革新の行き着く先とは?
イスラム黄金時代として知られる八世紀から十三世紀にかけて、アラブの科学者たちは設計と技術革新の才能をいかんなく発揮した。その中で最も顕著な存在の一人が、イスマイル・アル=ジャザリーで、水時計から「オートマタ」と呼ばれる高度な機械人形に至るまで、あらゆる種類の道具を発明した。発明品の仕組みや技法は革新的だった。彼の最大の功績は著書『巧妙な機械装置に関する知識の書』で、そこには百以上の発明品の図解が含まれている。革新的な発明家でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、自身が生まれる二世紀以上前にこの世を去ったアル=ジャザリーの作品から影響を受けていたばかりか、それらを「借用」していたとも考えられている。レオナルドはそうすることで、黄金時代が色あせた後にイスラム世界が放棄した技術革新の松明を燃やし続けた。それこそが技術革新の道のりだ。ある人の手から次の人の手に、ある国から次の国に、ある世紀から次の世紀に受け継がれていく。「必要は発明の母」という格言がある。もし、それが正しいとしたら、ある疑問が浮かぶ。「ほかの何よりも発明と技術革新に火をつけたものは何か?」その答えは一言で表せる。戦争だ。
アポカリプティ――
それはあらゆる必要な手段を講じて、
この世の終わり(アポカリプス)を
もたらすことに執着する狂信者連合……。
世界が間もなく終わりを迎えると信じているのに、
それを阻止するための行動を起こさないのであれば、
その人たちは彼らの仲間なのだ。
【下巻あらすじ】
エレナを拉致した「アポカリプティ」と名乗る狂信者集団は、タルタロスにあるとされる秘密の力――三大青銅器文明を崩壊させ、古代ギリシアの暗黒時代をもたらした「メデイアの油」で、堕落したこの世界を炎で清めようと目論んでいた。それを阻止するため、シグマのチームはタルタロスに先回りしようとするが、裏切りとアポカリプティの大きな影響力によって苦戦を強いられる。機械仕掛けの地図の謎の解明を試みるグレイだが、タルタロスを発見して地獄の門を開くことは、危険な力を世界に解き放つことになりかねない。しかも、タルタロスの秘密は「メデイアの油」だけではなかった。長い眠りから目覚めたタルタロスで待ち受ける脅威と恐怖に、シグマフォースは、そして世界は、太刀打ちできるのか?【商品解説】
アメリカ国防総省所属の秘密特殊部隊〈シグマフォース〉の活躍を描く歴史と科学を融合させたエンタテインメント最新作!【本の内容】
著者紹介
ジェームズ・ロリンズ
- 略歴
- ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。以後、『ナチの亡霊』『AIの魔女』などを経て、2021年8月にアメリカで刊行予定の ●Kingdom of Bones●〈*イタリック〉 に至るまで、シリーズは十五作(『ウバールの悪魔』も含めると十六作)を数える。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。
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冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。
2021/09/30 09:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭から息つく暇もないスリリングな展開。その後も謎解きと活劇がほど良い感覚で展開され息つく暇なし。しかも歴史的・組織的・地理的スケールが実に大きい。常に先回りされることから内通者がいることは確かなのだが、その正体が掴めないもどかしさ。初めは神話の謎を解きながら展開していくが、やがてその謎は紀元前に遡る古代科学技術の世界に行き着く。そこは原子力を動力源にしたとおぼしき青銅製のロボット群が自由自在に動き回る世界なのだから驚天動地。著者得意の事実としての科学的知見を軸に据えると言った意味では少々物足りないが、神話を大胆に飛躍させたフィクションと割り切れば十二分の面白さがあり、適度に織り込まれる活劇で物語としての躍動感も素晴らしい。相変わらずセイチャンは格好良い。まだまだこのシリーズいけますね。
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タルタロスの目覚め 下
2021/05/15 09:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代兵器と現代兵器との戦とコワルスキー、マリア、セイチャン、グレーの恋愛の悩みをうまく作品の中に描けていると思いました。タルタロスの青銅魔人が強すぎるように思いましたが、冒険とロマンという点では満喫することができました。来年の16作目が楽しみです。