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被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 (岩波現代文庫 学術)
著者 黒川みどり (著)
差別をする側、差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか。明治維新後の「解放令」発布から現代まで、人々の意識の中で差別が作りだされてゆく歴史を描く。被...
被差別部落認識の歴史 異化と同化の間 (岩波現代文庫 学術)
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商品説明
差別をする側、差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか。明治維新後の「解放令」発布から現代まで、人々の意識の中で差別が作りだされてゆく歴史を描く。被差別部落研究に大きな影響を与えた名著。〔「異化と同化の間」(青木書店 1999年刊)の改題,「補章 部落問題の“いま”」を加える〕【「TRC MARC」の商品解説】
差別をする側、差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのか——明治維新後一八七一年の「解放令」発布から現代にいたるまで、人々の意識の中で部落差別が作りだされてゆく歴史を描き出し、その後の被差別部落研究に大きな影響を与えた名著、待望の文庫化。原著刊行後の動向を分析した補章を加える。【商品解説】
目次
- 凡 例
- はじめに
- 第1章 「文明開化」と伝統的秩序意識との対抗
- 1 「開化」=平等理念と「旧習」温存とのはざま
- 形式的平等の実現/開化領域参入への代償
- 2 「同化」の希求と「旧習」墨守との対抗
- 被差別部落民衆による開化の受容/旧習への固執/在野知識人による開化主義の貫徹
- 第2章 「特殊化」の標識の成立
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我が国の被差別部落研究において大きな影響を与えた名著です!
2021/04/04 15:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、歴史学者として、『異化と同化の間 被差別部落認識の軌跡』、『共同性の復権 大山郁夫研究』、『地域史のなかの部落問題 近代三重の場合』、『つくりかえられる徴 日本近代・被差別部落・マイノリティ』などの著作で知られる黒川みどり氏の作品です。同書は、差別をする側、差別を受ける側の双方は部落差別問題をどのように認識してきたのかということをテーマに論が進められます。明治維新後の1871年の「解放令」発布から現代に至るまで、人々の意識の中で部落差別が作りだされてゆく歴史を描き出し、その後の被差別部落研究に大きな影響を与えた名著です。ぜひ、被差別部落について詳細に知りたい方にはお勧めです!