紙の本
タイトルに過度に期待しない方がいいです
2021/10/04 22:25
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投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
実体験に基づいた話に引き込まれ、あっという間に読み終えました。押し潰されそうな時には、「禍福は糾える縄のごとし」という言葉を思い出す等、2章・3章を中心に、頭の片隅に置いておこうと思った所がいくつかありました。
ただ、「挫折力」というタイトルに、何か体系的で、深い理論的なものを期待すると期待外れだと思いますので、サッと読んで、気になった所を今後生きていく上で参考にするのがおすすめです。
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挫折は大なり小なり、色んなレベルで誰しも味わうもの。その経験に向き合って何を感じ、何を得られるか?
加速度的に時代の変化が増す中で、こういうマインドを持つことは、これからの時代、益々大切だと思います。
そんな思いを胸に秘めつつ長女にそっと本を渡してみたが読んでくれるかなぁ(^^)。
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挫折ってなんだろうと考えたくて借りた。
書かれていることは、パワフルで、しかも経験に裏打ちされており力強い。経歴も実績も凄まじい。
不確実性が増す世の中で、挫折を経験したリーダーが強いという本旨も納得できる。
ただどうしても、同意できない部分が一つある。
肝心の筆者の挫折がそこまで挫折に見えてこないのだ。
学生時代に司法試験落ちたとか、ボスコンから新規立ち上げに行った話しとかが語られいるのだが、挫折というより本人は楽しんでいるのではと感じてしまった。
コレは本当にどうしようもないな。辛いなあ。
という挫折とそこからの立ち上がりの経験の話を聞きたかった自分は求めすぎなのだろうか。
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挫折無くして成功なし。
大企業の高学歴者って失敗をせず、かつ、することを恐れている人が多い気がします。
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この本を読むことで、新しい時代のリーダーシップについての深い洞察を得ることができます。
これからの時代を生き抜くための、新しいリーダーシップの形を学びたいすべての人に、この本を心からおすすめする本です。
詳しくは以下で紹介しています。
https://takamyu.com/?p=15976&preview=true&_thumbnail_id=16067
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失敗は成功のもと、挫折は成功のもとということを説いた本。自分自身、失敗を怖がり過ぎる性格にある。昔は虚栄心の方がそれより勝っていたから、ビビりながらもチャレンジを続けていたが、今は違う。それをなんとかしたいと思って読んだ本。確かに今の仕事で失敗したとしても、この人手不足のコンサル業界で経験者採用枠にハマることは出来るだろうし、逆に失敗を許容してくれない環境ならいっそ変えたほうがいいという考え方も出来るかもしれない。
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修羅場を作り、乗り越えろ
「若い時の苦労は買ってでもしろ」というが、ここでいう"苦労"を言語化してくれた印象。単なる下積みを苦労とするのではなく、変化が激しい環境、生きるか死ぬかの分水嶺に立ち会えるか?
■概要
なぜリーダーに挫折力(挫折を乗り越えた、そこから這い上がった胆力が必要か)、リーダーとしての振る舞い方、人の業をどう捉えるか。
何かを捨てる、特に抵抗勢力を切るのは口で言うほど簡単ではない。著者の経験がベースだが、リーダーとしてどう対峙すべきかを示してくれている。(経験ベースになるのはやむなしか、これを普遍的に実証するのは難しい)
■所感
まさに自分自身の今のキャリアと重なる所があり、背中を押してくれた。思考のプロフェッショナルとしてキャリアを築くことも一手、まして高収入が保証されている。一方で、エリート(優等生)達との競争に勝たないと、都合の良い高級派遣は抜け出せない上、コンサルを極めても修羅場をくぐり抜けたリーダーとは会話ができない可能性がある。だったら激動の環境に飛び込みましょうよ、と。
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自分はまだいい人で止まっている。
ここからさらに殻を突き破り、真のリーダーになる必要がある。
最高の組織にしていくためにも自分の人生の目的を成し遂げためにも、妥協しない。
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著者の経験の中での「挫折」はなかなか高いレベルのものなので、読者が身近に感じる経験ではないが、
著書から、仕事をする上での覚悟と取捨選択の重要性を意識されられた
特に大企業に所属している人に刺さる本だと思う。
著書の中にもあったが、「著名な本を読んで内容を知っているだけではダメ。自分の生活の中で体現できるようにならなければ自分の知識とは呼べない」ので、この本で学んだことをしっかり体現できるように意識したい
備忘用メモ:
・リーダーの思いや危機感はなかなか伝わらない→とにかく耐えること。今期強く「お願い」をすること
(日本はシーソー式/49が51になれば一気に改革は進む)
・味方作り、敵減らし→固有名詞を的にしないこと、敵を分断し個別攻撃すること
・きれいごとだけを語る人は信用されない→リーダーの危機感は社員もうすうす気づいている、悪いニュースを伝えないは保身でしかない(上の立場になればなるほど悪いニュースは耳に届きづらい)
・「多くの人が気づかないうちに捨てる」が一番難しい→危機的な状況の前に対処する方がダメージが小さいが、抵抗勢力も強い、徹底的にやり切ることが必要
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すごい変動の時代だと認識した、
失敗してもの気持ちと、温厚と修羅の鬼神、
歴史の本の読み方など面白かった
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100年に一度と言われたアジア通貨危機、リーマンショック、東日本大地震、新型コロナなど、有事が平時となった時代のリーダートランスメーションについて、筆者の経験や時代観を踏まえながら説いた激熱書。生々しい実体験や筆者の厳しくも勇気の貰える歯切れの良い言葉の数々に背中を押されること間違いなしです。リーダーについて考える人全般、特に大企業の中間管理職にはお勧めの本です!
○従来の優等生的な調整型、ボトムアップ型リーダーの限界と挫折力を持ったトップダウン型リーダーの必要性(序章+1章)
背景1
独裁、トップダウンに対する警戒心
→第二次世界大戦のカタストロフィから、日本は独裁的なトップダウンを警戒してきた。
背景2
同質的で固定的な組織、メンバーシップ型雇用
安価で高性能製品を現場主義、改良・改善で達成し、高度経済成長を実現した。その背景には、新卒採用と終身年功制による同質的で固定的な組織を形成し、曖昧なジョブディスクリプションのすり合わせを得意とした組織構造や文化があった。この時代に必要なリーダーは調整型、ボトムアップ型リーダーであった。
背景3.
有事が平時では調整型では対応できない
個々別の案件での素早い判断と実行が求められる現代では、稟議的な調整や合意形成に割ける時間がない。変化の大きい時代、挫折は当たり前で、そこから何を学び、どう活かすか、80人を救うために20人を犠牲にするような強い覚悟を持てるかが重要。
→トップダウン型で、挫折力を持ったリーダーが必要
※挫折力とは、挫折を愛し、乗り越え、生かしていく力≒レジリエンス+前向きに活用する力。
○トップダウン型のリーダーとしてうまくやっていく為には?
以下本書の中で心に残ったヒントを列挙。
・ストレス耐性(2章)
禍福は糾える縄の如し
勝って良し、負けてなお良し
逃げて待つ
・人間関係(3章)
人は性格とインセンティブの奴隷
人は元来弱い生き物(性弱説)
愛するということは相手を理解すること
・捨てる覚悟(4章)
自由とは失うものが残っていないことの代名詞
今の幸せよりも10年後の幸せを考える
・権力の使い方(5章)
リーダーのハードの力は、人事権と予算権
自分のソフトパワー(人望、人間関係、知識など)も把握しておく
情と理を、使い分ける
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現IGPIグループ会長の冨山和彦氏による、10年ほど前の著書。
後書きにもあるように、氏の個人的な経験に基づいた"知恵"(考え方)について記載してあり、コンサル的なロジカルさよりも感情面に大きく寄せた本である。したがい、合う合わないは人により大きく出る本かもしれないが、そこは「フィットすること、ピンとくるところだけを参考にしてもらえばOK」(同書"おわりに"より)
しかし、産業再生機構のCOOとして、再生案件の最前線で辣腕を振るった氏の経験に基づく言葉は、多くの人々の胸に迫るのではないかと思う。
以下、個人的になるほどと思った言葉:
○敗因の分析は、過去の自分を他人だと思うと意外と気楽にできる
○人はやはり性格とインセンティブの奴隷である
○人間界の悲劇の多くは、善良なる動機付けからもたらされる
○「捨てる」覚悟こそ、これからのリーダーに必須のもの
○権力は手に入れることも難しいが、使うのはもっと難しい
○チーム全体の利益と、人間関係上の利益と、個々人の利益との間に、共通集合領域をつくること
○情と理のすり合わせ力。それは両者の板挟みからあなた自身が逃げないことから生まれる
○突き詰めれば権力の源泉は人事権の金。でもそれは自らを殺傷しかねない諸刃の剣。だからこそ、ソフトパワー(権威や人望)による補完が重要
○内村鑑三的人格とマキャベリ的人格の共存協働…それは狂気
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挫折と挑戦を繰り返していくことで、自ら打たれ強いリーダーとなろう、がメッセージではないかと思いました。
本書の中で、言いたいであろうことが分散していて、まとまってないように思えてちょっと残念でした。
どちらかというと、ロジカルではなく、著者の精神論、思い込みのようにも感じたところ、散見されました。
気になったところは以下です。
・どんな大企業であってもイノベーションのジレンマ、すなわち、破壊的イノベーションの時代においては古くて大きい会社ほど破壊されるリスクが高く、結局、ユートピアなどどこにもない。
・中間管理職という仕事が急速に消滅していっている。従来の中間管理職の仕事はいわば、監視、モニタリングだだった。もう一つは、組織内、組織間の調整、根回しである。
・いい人ほど、多くの人を不幸に追い込む。倒産や起業における失敗を余儀なくされた企業のリーダーの多くは、皆人間的にいい人である。
・いい人から脱却し、マキャベリズムを身につけよ
・明治維新は、倒幕までは革命と言えず、同じ士族階級同士の権力闘争に過ぎない。士族の反乱をすべて平らげることによって、はじめて明治国家は、江戸時代のシステムからわかれることができた。
・うまい撤退、三つのコツ ①撤退基準を持つこと ②退路と撤退の道筋をあらかじめ用意しておくこと ③決断を速めない、あえて「決めない」のも一つの手
・成功の要因の5割は「運」である。天の時、地の利、人の和が結果的に作用したもの。
・忙しければ悩まない。悩んでいる暇があれば、とにかく働け
・抵抗勢力を切り崩す。正攻法だけでなく、外堀を埋めるように徐々に、相手を追い詰めるコツを習得する。①固有名詞を敵にしない。②孫子・君主論をテキストにする
・信頼できる関係とは、何度も修羅場をくぐりながらも壊れなかった関係である。
・リーダーに問われる「悪いことを伝える技術
・すぐに役に立つものは、すぐに役にたたなくなる。 慶應義塾大学 小泉信三氏
・リーダは、「捨てる」を選択しなくてはならないのだ。⇒これって集中と選択では?
・「魚は頭から腐る」、破綻した会社の多くはトップから腐っていくものだ。逆に言えば、現場の社員一人ひとりは、総じて高いスキルをもっているものだ。
・中間管理層の悲哀は、部長でも、課長でも同じ、役職についたら、「トップリーダ」の心構えで仕事をする
目次は以下の通りです
はじめに 厳しい時代を楽しく生き抜くリーダーになろう
序章 「修羅場」の時代のリーダーシップ
第1章 リーダーは「挫折力」を手に入れよ
第2章 ストレス耐性を高め、失敗を笑い飛ばせ
第3章「人間関係の泥沼」を楽しみ、糧にする
第4章 リーダーに仕事は「捨てる」ことである
第5章 強力かつ危険な「権力」をリアルに使いこなす
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リーダーになる人、目指す人には非常に参考になる話が多い。
決して上手な文章ではないが、経験に基づく話なので重みがある。
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順風満帆で挫折を経験しないことには、成長に繋がらないとの話。
挫折=能力以上のことに挑戦した結果であって、それが伸び代になる。
また、打たれ強くなる+敗因分析で、次の戦に活かせる。
常に非主流-人間が野党的。
ラインから外れた彼のことだ…口を開けば否定。
自らが能動的、建設的に考える力、現実的で実行可能な提案を行う能力が身につかない。
成長の一例…どうしたら、あの意見に反論できる?自分の考えを補強するには何が必要?
→結局、逃げずに考えないことには、成長できない。
果敢な決断と平然と先送りの使い分け。
→即決しなくてもいい判断も、立派な判断。