ホントウは恋のはじまり （カクテルキス文庫）

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ずっと木曽にアプローチされているけど、からかわれているとしか思えない深田。木曽に恋人がいるはずなのに…。とイライラするのは、心の底では惹かれていたのだろうな。と思った。普段は口答えばかりでも、困っているときには自然に手助けしようとするし。２人を見ていると木曽が引っ張って行くのかな。と思ったけれど、こうと決めたら男前な深田を見ると、実際は反対なのかも…。とも思えた。一緒にいるとしっくり来る２人には、今後もぽんぽんと言い合いながら、暮らしていって欲しい。

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最初は戸部さんと木曽さんと深田の三角関係…！？と思ったけど、全然そんなこと無かった～。
戸部さんは最後まで男前だし頼れる先輩でもあり社長って感じ。
木曽さんも最初は掴みにくかったけど、真相を知れば本当に大きい子どもみたいな人だった。でも、幼少期に当たり前のように無償に注がれるはずの親の愛情を貰えず、ほんのささやかな幸せ(タコさんウィンナーとか)ですら与えられなかったのが読んでいて辛かった。
しかし、そこはオカン気質な深田がこれからしっかりと大なり小なりの幸せを木曽さんにあげていくんだろうな。
深田の家族にもカミングアウトする気みたいだし、何だかんだで受け入れてもらえて、二人だけの世界だけじゃなくて、家族の温かさとか交流も感じていけたらいいね～と妄想してみたり。