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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/04/14
- 出版社: ベレ出版
- サイズ:19cm/302p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86064-653-0
読割 50
紙の本
日本列島の「でこぼこ」風景を読む
著者 鈴木 毅彦 (著)
山や谷のつくるでこぼこ、国土の輪郭を描く海岸線のでこぼこ…。さまざまな地形が複雑に入り組み、縦にも横にもさまざまな表情を見せてくれる日本の景色の面白さを解き明かす。楽しみ...
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商品説明
山や谷のつくるでこぼこ、国土の輪郭を描く海岸線のでこぼこ…。さまざまな地形が複雑に入り組み、縦にも横にもさまざまな表情を見せてくれる日本の景色の面白さを解き明かす。楽しみながら地形や地学の知識が身につく。【「TRC MARC」の商品解説】
地球は何枚もの「プレート」で覆われており、それらが地球表面を動き続けていることが知られています。日本列島はそのプレートが4つも集まったところに位置しているため、小さな国土ながらも実に変化に富んだ地形が見られるのです。凸は3000m級の山脈から人の住む山地、火山があり、凹は谷、川、湖沼があります。さらに空から眺めてみると、海と陸の境目には様々に入り組んだ海岸線が見られます。日本列島はタテにもヨコにも「でこぼこ」だらけといえるのです。本書では、高い空から眺めることから始まり、山々、火山、水、海岸線と、それらがどのようにしてつくられてきたのか、地学全般の知識を駆使して「風景を読む」ことを目指します。
目次
第1章 高い空から眺める日本列島のかたち
1 日本列島のかたちと場所―大陸に沿って弧を描く島々
2 日本列島のでこぼこをかたちづくってきた原動力とは
3 海と陸のでこぼこが生まれる理由はどこにあるのか
第2章 日本の風景はどのようにしてできたのか
1 地平線が見えない日本列島―飽きがこないほど複雑な風景
2 高い山と低い山、平らな平野はどうしてできたか
3 平野も山もその地下地中はどうなっているのか?
4 長い時間をかけて変化する風景と「湿潤変動火山帯」
第3章 山々の風景を眺める
1 国土の7割は山だといわれる日本では……
2 縦・横のでこぼこから山を見る
3 山はいつなぜ山になったか―岩石と地形から読む山の生い立ち
4 気候と地質によっても山のでこぼこや風景は変わる
第4章 火山がつくる日本のでこぼこと風景
1 火山は日本のでこぼこの象徴
2 火山がつくる日本列島のでこぼこ
3 火山噴火はでこぼこと風景を大きく変えてしまう
第5章 谷を流れ凹地を満たす水がつくりだした風景
1 掘削し運搬し堆積して……日本の平野は水がつくった
2 流れる川がつくりだす地形・風景
3 水がつくった関東平野のでこぼこを眺めてみる
4 湖は単なる大きな水たまり?
第6章 海岸の風景―海と陸の境目に注目してみると
1 日本の海岸風景―磯と浜が織りなすどこにもある風景だが
2 砂浜の海岸と岩石の海岸
3 海岸風景に隠された日本列島の遠い将来
目次
- 第1章 高い空から眺める日本列島のかたち
- 1 日本列島のかたちと場所―大陸に沿って弧を描く島々
- 2 日本列島のでこぼこをかたちづくってきた原動力とは
- 3 海と陸のでこぼこが生まれる理由はどこにあるのか
- 第2章 日本の風景はどのようにしてできたのか
- 1 地平線が見えない日本列島―飽きがこないほど複雑な風景
- 2 高い山と低い山、平らな平野はどうしてできたか
- 3 平野も山もその地下地中はどうなっているのか?
- 4 長い時間をかけて変化する風景と「湿潤変動火山帯」
著者紹介
鈴木 毅彦
- 略歴
- 〈鈴木毅彦〉1963年静岡県生まれ。東京都立大学大学院理学研究科修了。理学博士。東京都立大学都市環境学部地理環境学科教授、同大学火山災害研究センター長。専門は自然地理学・地形学・第四紀学など。
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日本の地形最初の一冊
2022/05/28 16:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:redon - この投稿者のレビュー一覧を見る
地形を学ぶ最初の一冊は本書がいいと思う。とっつきにくい地質の話にはほぼ触れない。素人にも理解できるたとえを使って、日本列島の様々な「でこぼこ」した眺めを楽しく解説していく。