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方法としての史学史 (岩波現代文庫 学術 歴史論集)新刊
著者 成田龍一 (著)
歴史学は「なにを」「いかに」論じてきたのか−。歴史学そのものを歴史化する「史学史」の視点から、歴史学のアイデンティティを確認し、そのあり方を問い直す。【「TRC MARC...
方法としての史学史 (岩波現代文庫 学術 歴史論集)
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商品説明
歴史学は「なにを」「いかに」論じてきたのか−。歴史学そのものを歴史化する「史学史」の視点から、歴史学のアイデンティティを確認し、そのあり方を問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
歴史学は現代社会において何をなしうるのか。「戦後歴史学」が提示した歴史像が再検討を迫られ、さらに歴史修正主義の登場により歴史観の相克が深まるなかで、歴史学の方法、立場、叙述のスタイルなどをめぐる模索が様々に積み重ねられてきた。それらを批判的に検討することを通じて、歴史学のこれからのあり方を考察する、史学史的な視点からの歴史評論を集成する。現代文庫版オリジナル。解説・戸邉秀明。【商品解説】
目次
- 歴史論集1 まえがき
- 問題の入口 「歴史の語り方」のメタヒストリー
- 第1章 〈正典〉なき時代
- 1 〈正典〉と歴史学
- 2 前田愛の作品をめぐって
- 第2章 二〇世紀歴史学の「古典」
- 1 近代歴史学の誕生と変化
収録作品一覧
〈正典〉なき時代 | 3−10 | |
---|---|---|
歴史意識の八〇年代と九〇年代 | 295−311 | |
「評伝」の世界と「自伝」の領分 | 313−337 |
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史学史的な視点からの歴史評論を集成した一冊です!
2021/04/04 14:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『歴史学のポジショナリティ 歴史叙述とその周辺』、『シリーズ日本近現代史(4) 大正デモクラシー』、『戦後思想家としての司馬遼太郎』、『戦争経験の戦後史-語られた体験/証言/記憶』などの著作で知られる歴史学研究者の成田龍一氏による作品です。同書では、歴史学は現代社会において何をなしうるのかといったことをテーマに筆者の考えが詳細に記されています。「戦後歴史学」が提示した歴史像が再検討を迫られ、さらに歴史修正主義の登場により歴史観の相克が深まる中で、歴史学の方法、立場、叙述のスタイルなどをめぐる模索が様々に積み重ねられてきたと筆者は言います。それらを批判的に検討することを通じて、歴史学のこれからのあり方を考察していきます。史学史的な視点からの歴史評論を集成した一冊です!