- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/11
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/317p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-523129-6
読割 50
紙の本
キツネ目 グリコ森永事件全真相
著者 岩瀬達哉 (著)
約1年半に及ぶグリコ森永事件の全過程をたどり直し、知られざる事件構造を解明。犯人グループのリーダー・キツネ目の男の素顔と属性、グループのメンバーについて描く。『週刊現代』...
キツネ目 グリコ森永事件全真相
【期間限定価格】キツネ目 グリコ森永事件全真相
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商品説明
約1年半に及ぶグリコ森永事件の全過程をたどり直し、知られざる事件構造を解明。犯人グループのリーダー・キツネ目の男の素顔と属性、グループのメンバーについて描く。『週刊現代』連載をベースに単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。
その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。
グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。
しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。
当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。
「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る!
「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。【商品解説】
目次
- 序章 すべてのはじまり/内部犯行説/紺の背広の男/「かい人21面相ファンクラブのみなさんえ」
- 第1章 堤防道路 運命の15秒
- 襲われたカップル/リーダー格の男/身柄拘束!/幻のスクープ/目の前を通りすぎた犯人/1週間の軟禁生活/偶然の再会/刑事部長の悪夢
- 第2章 けいさつの あほども え――147通の手紙
- 脅迫状にこめられたトリック/肉声テープの効果/自力で脱出した江崎社長/「金髪モデル募集」の求人広告/恐怖心を人質にとる手口/犯人グループにいた35歳前後の女/株価ストップ安/「グリコは捨てる」/取引に応じるか、否か
- 第3章 「キツネ目の男」登場
- 次なるターゲット/黒澤映画と同じ/矢崎滋似の男/「全国のすいりファンのみなさんえ」/裏取引はあったのか
著者紹介
岩瀬達哉
- 略歴
- 〈岩瀬達哉〉1955年和歌山県生まれ。ジャーナリスト。「年金大崩壊」「年金の悲劇」で講談社ノンフィクション賞、「裁判官も人である」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
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電子書籍
犯人を憎む気持ちが伝わる
2021/08/12 07:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とぼけた文章で警察とマスコミを翻弄したグリコ森永事件の犯人
今でも話題になる未解決事件のノンフクション
10年前の連載を新たな視点を交えて上梓された
全編にながれる犯人に対する憎しみ
言語障害のある子どもの声の脅迫電話と女性のモンタージュが報道されていたら、どう経過が変わったのかが少し気になる。
紙の本
「全真相」というわりに・・・
2021/05/03 17:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう随分前に森下香枝さんの『真犯人』を読んでいたのだが、それと比べると迫力に欠け、「全真相」と銘打っているわりには、驚愕するような目新しいことも書かれていないというのが第一印象だった。筆者には申し訳ないけれど。一気読みしたが、これで1800円はチト高いな…と。
☆良かった点
・犯人の卑劣さを強調していたところ。この犯罪は何年経とうが時効になろうが、絶対に許されるべきではない。
・35歳ぐらいの女性のモンタージュがあったのに、世間に広く知られることがなかったという事実を書いていたこと。これが広く知られていれば、違った展開になったかもしれない。
・言語障害の子供を使ったテープがあったことは初耳だった。
・森永や西友など、卑劣な犯罪に絶対に屈しないと決意した企業のことを知ることができたこと。
・年表や地図があったこと。ただし、図版は『真犯人』にも多数あり、それと比べて目新しいものでもなかった。
★物足りなかった点
・文章がやや読みづらいと思った。
・犯人像に迫り切れていなかったこと。こういう本の場合、結局読者は、じゃあ犯人は誰なんだということを知りたいわけで、それがないというのは、ちょっとがっかりした。もちろん根拠なく「犯人は○○だ」と決めつけてもいけないのだけれども……。
・筆者は、犯人は裏取引に応じた企業から金をせしめたと書いているけれども、その企業がどこなのか書かれていなかったのは物足りなかった。(模倣犯に引っかかって金を払った企業のことは書かれていたが……)
紙の本
53年テープは?
2022/02/12 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「全真相」は言い過ぎ.犯人像にも迫っていない.なので過剰の期待は持たないで下さい.過剰の期待を持たなければ(53年テープの件を除いて)現時点で最も正確な情報をもたらしているかも本しれない.なので星3つ.
本書の新情報は少なからずあるし,恐らく正確でもある.犯人たちが得た情報は図書館で容易に得られたこと(だから動機は必ずしもグリコに対する怨恨とは限らない)は新情報だった.しかしそうなると53年テープはどう説明するのか? 本書は53年テープには全く言及していない.いくら何でもこれはおかしい.
また,大津SA以降の攻防で「人民新聞」がなぜ事実を知っていたのか.これはこの事件の謎の一つだが,何も掘り下げていない.
新情報はある,しかし避けて通っている点も多い,という何とも評価が微妙な本である.
電子書籍
タイトルにひかれて
2021/08/14 07:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみました……しかし、期待ほどではなく……。もう少し突っ込んだ内容かと思っていたのですが……。グリコ森永事件の犯人への怒りや憎悪など伝わってくるのですが、真相はどうかというと……です