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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/03/08
  • 出版社: たばこ総合研究センター
  • サイズ:26cm/94p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-88065-498-0

紙の本

談 Speak,Talk,and Think no.120(2021) 〈特集〉無償の贈与

著者 たばこ総合研究センター (編集),平川克美 (著),岩野卓司 (著),山田広昭 (著)

資本主義的な経済システムの限界が明らかになっていいる今、贈与に注目。「無償の贈与…人間主義からの脱却」をテーマに、マルセル・モースの「贈与論」などに代表される「贈与」につ...

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談 Speak,Talk,and Think no.120(2021) 〈特集〉無償の贈与

税込 880 8pt

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商品説明

資本主義的な経済システムの限界が明らかになっていいる今、贈与に注目。「無償の贈与…人間主義からの脱却」をテーマに、マルセル・モースの「贈与論」などに代表される「贈与」について改めて問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】

無償の贈与…人間主義からの脱却

バタイユは言っている。生の最も根本的な条件は太陽によるエネルギーの贈与である。地球上エネルギーが満ち溢れ、それを成長の糧にして生物が生存可能なのは、太陽が休みなくエネルギーを贈与してくれているからだ。しかも、この根源的な贈与は一方的なものである。地球上の生物はただエネルギーを受け取るだけで何も返すことはない。だから、これは決して交換とはならない一方的な贈与だといえる。太陽こそが純粋に非生産的な消費を行う例外的なものなのだ。そして、この贈与は地球の生物の物質的な起源であるだけではない。それはまた、人間の価値観あるいは道徳的判断の起源にもなっているという。古代において、無償の贈与のような純粋な消費の行為は人間の理想だった。それが、救済という利益と結びついたキリスト教道徳や利益と有用性に価値を置くブルジョア道徳によって価値の転倒が行われ、生産の方にわれわれの世界の価値は移ってしまったのだ。しかし、その根底には非生産的消費に対する欲望が眠っている。
人間中心の価値観から脱却して、人間を超えた視野を獲得しつつある21世紀の私たちのなかに、この古代に起源をもつ無償の贈与が復活しようとしている。再びバタイユの言葉を引こう。「太陽エネルギーは、自己を消失=破滅する(se perdre)エネルギーなのである」。太陽エネルギーの産物である「私たち(人間)」が、供儀やポトラッチなどを通して濫費の方に向かうのも、もとを辿れば、この太陽の贈与に帰着する。無償の贈与。それは人間以後の世界の未来を暗示する。【商品解説】

目次

  • ・「私たちの内部には贈与のモラルが隠れている…楕円構造の二つの焦点」
  • 平川克美(実業家、文筆業)
  • マルセル・モースが発見し記述したのは、貨幣経済以前の部族社会における経済であり、現在の交換経済ではなく、贈与経済だった。交換経済が市場原理というシステムで動いているとすれば、贈与経済の原理は、全体給付のシステムだといえる。ポイントは、全体給付システム、言い換えれば受領と再贈与の義務の経済が先に存在し、そこから交換経済(返済義務の経済)が分岐してきたということだ。つまり、全体給付システムが先にありきなのである。「贈与と全体給付の経済」と「等価交換の経済」は、贈与のモラルと交換のモラルを生み出した。現代という時代ほど金銭の万能性が強まった時代はない。もはや「等価交換のモラル」しかないようにすら見える。だが、もとより「贈与のモラル」が消え去ったわけではない。あたかも日蝕や月蝕のように、二つの焦点が重なってしまい、「贈与のモラル」が「等価交換のモラル」の背後に隠されてしまっているということに過ぎない。ここでいう二つの焦点とは、楕円構造の焦点であり、私たちの内部には、等価交換のモラルとは別の、「贈与のモラル」があるということなのだ。二つの焦点が程よい距離感で調和する社会。それは、全体給付のモラル、すなわち贈与のモラルを再生させることから始まる。社会原理としての贈与のモラルを解き明かす。
  • ・「私たちは決して贈与から逃れることはできない…「与えの現象学」が示すもの」
  • 岩野卓司氏(明治大学大学院教養デザイン研究科長・教授)
  • 人類学者マルセル・モースの『贈与論』が、今日再び読み返されているという。なぜ太平洋や北米の未開部族とか古代ローマやゲルマンの慣習についての研究に注目が集まるのだろうか。それは、モースが社会学や人類学の研究は社会的実践と結びつくべきであり、未開部族の研究も現代社会をよくすることに役立つはずだと考えていたからだ。彼らの贈与の風習は、資本主義が発達した社会では失われているが、私たちの無意識に眠る人類全体の古層に他ならない。経済の歴史をその起源に向かっ遡っていくと、贈与の風習に至るというわけだ。20世紀前半のヨーロッパ社会を生きながらモースは、人間は「経済的動物」になってしまったと嘆く。この「動物」が忘れ去っているのが贈与の風習である。
  • 一方、「所与」や「与件」を「与えられたもの」、さらには「贈与」として徹底的に拘泥した哲学者にジャン=リュック・マリオンがいる。マリオンは、「意識に現れるもの」を「意識に与えられるもの」として「贈与」の視点から読み解いていく。さらには、「事実」といわれるものも、「与えられるもの」という形で考えていくと、実証科学と「贈与の哲学」の基本的なスタンスの違いが明瞭になるという。ただ、何よりもマリオンの「贈与の哲学」に注目すべきは、「「存在論」から「贈与論」へのパラダイム・チェンジの可能性を示唆している点だ。「何かが存在している」から「何かが与えられている」へ。「贈与」や「与え」を通して見ると、世界はまったく違う姿を現わすのだ。

著者紹介

たばこ総合研究センター

略歴
平川克美
隣町珈琲店主、実業家、文筆業。1950年生まれ。
著書に『株式会社の世界史…「病理」と「戦争」の500年』(東洋経済新報社 2020)、『見えないものとの対話…失われた時間を呼び戻すための18章』(大和書房 2020)、『21世紀の楕円幻想…その日暮らしの哲学』(ミシマ社 2018)他

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