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紙の本
ソラのひと (CHOCOLAT BUNKO)
著者 朝丘 戻 (著)
唯愛には忘れられない人がいる。高校のワンゲル部の先輩・宇来学。誰とでもつきあう遊び人のくせに、孤独を纏っていた人。学と再会した唯愛は、十年ごしの告白をし辛辣にふられた。だ...
ソラのひと (CHOCOLAT BUNKO)
ソラのひと【イラストあり】
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商品説明
唯愛には忘れられない人がいる。高校のワンゲル部の先輩・宇来学。誰とでもつきあう遊び人のくせに、孤独を纏っていた人。学と再会した唯愛は、十年ごしの告白をし辛辣にふられた。だがレジン作家である学の作る美しい“空”は、部活で唯愛と見た景色を忘れていないと伝えてくる。諦められない唯愛に、意外にも学が恋人になるチャンスをくれた。“嫌い”から始まる仮初めの関係でも嬉しくて、両想いになるため頑張る唯愛だが――。唯一の愛を探しにきた宙(そら)の人の、これは恋の記録。【商品解説】
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紙の本
タイトル通りとは
2021/04/29 15:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者さんの作品で「ソラ」とタイトルに入っているのは何冊かあるので、まさか具体的にだとは思わず。
高校の時白谷の入ってたワンゲル部に宇来先輩が途中入部してきて出会う二人。キャンプで星空を見上げてるシーンはカラー口絵もあって良かった。
ワンゲル部つながりでずっと親しくしてた妹分の後輩夏希ちゃんに宇来先輩が占い師をしてると聞いて会いに行く白谷。でも、高校で最後の別れかたが悪かったとはいえ、10年後再会してからの宇来先輩のめちゃ塩対応にめげず、白谷は頑張った…高校時、先輩に言っちゃった事や態度は悪かったけどまだ高校生だったからね~。自覚は無くても嫉妬から出てたし。
その後もまた夏希に「宇来先輩の売っている空」を買って来て欲しいと頼まれ。
「宇来先輩の空」とはレジンで造られた空を再現している作品で、その中にはキャンプで二人見上げた空もあって…
宇来のセリフが冷たいというかサクサクしてて、あれ?って思ってたんで理由がわかってからは、もう仕方ないっていうか可愛く感じてしまった。
最初の辺りの宇来先輩が嘘のように甘くなってって。白谷の影響か~
最後の辺りで、え?え!?まさかこんな…ってなってしんどかった~
…白谷が宇来先輩を特別に意識した「名前をちゃんとはっきりキレイに呼んでくれる」
これはホント、大事でうれしいことだよね。
宇来先輩も名前の意味をしっかり踏まえてしっかり呼んでくれてたし。
厚みがあったけど読みごたえ有りでした。
電子書籍
頑張って、投げ出さずに読了
2022/04/08 12:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝丘先生の作品の主人公は、焦れ焦れ内向型が多い。
恋愛のナニを書きたいのかスパっと理解できない悶々展開。
それを理解したくて、ずーっと「ソラ」がタイトルに着く著作を追って読んでます。
私成りに理解したのは、
著者の作品に全作共通するテーマである「そら」
「そら」とは、
何かから解放する、肉体からの解放という意味合いを持つ
・・それは・生き物でいうなら「死」。
捕われ無い自由な世界を「そら」と定義して、
主人公が囚われているものから解放する展開書いているんじゃないか
・・と言う事だけは理解できた。
特に象徴的だったのが、「天国の雨」。
著者にとっては、魂の一生に意味があって、
生死の離別は長い魂の旅の一つの通過点、また会えると思えば寂しくないもの。
今作は、空の奥の宙。宙は、空のさらに遠く広い宇宙のそら。
宇来 学:唯愛の高校の先輩。レジン作家。唯一の愛を探す宙人。嫌な性格。
白谷唯愛:高校1年からずっと学に片思い。名のまんま「愛の人」。
“嫌い"から始まる仮初めの関係でも喜ぶ唯愛。唯愛は「M気質」な人。
学は、「愛」を学ぶ為に地球に居る人だから、愛ってどういうものか分かっていない。
後半やっと健気な唯愛の誠実が理解されて良かった。
唯愛は、愛を教える人だったみたい。
私には理解が追い付かない主人公の心情、無碍にされても喜んでいる。
泣くどころじゃなかった
★このシリーズを今買うなら、
発刊当時の限定配布SSが、最新の電子版には編入されているので、電子版のほうがお得です
紙の本
宇宙規模のばかっぷる
2022/03/09 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて朝丘戻作品を読む人にすすめたい一冊です。
"ポエム"や天体やものづくりをする人、実際に存在する場所・施設、具体的な食品など、朝丘先生の作品でよく見かける要素やフェチが詰まっています。また、恋人同士の可愛らしい日常の些細なやりとりと、涙が溢れる切ない展開も朝丘先生の作品の特徴かと思います。
基本的には唯愛の視点で物語が進みます。途中から今作ならではの会話の作りになり、朝丘先生の新しい作品として楽しめました。ページ数文字数とも年々ボリュームを増し今作も分厚めの文庫本ですが、このお話の世界に馴染む頃には読む手が止まらず、文章量に対して苦痛に思うことはありませんでした。気になった会話に戻って「この時って…」と、読み返したり、読後またはじめに戻って作品に浸ったり、答え合わせをするように読み返すのが好きな方に向いているかと思います。
性行為の描写は他の作家さんに比べると控えめかもしれません。ただ触れ合うだけで幸福な気持ちに溢れる宇宙規模のばかっぷるの愛のお話です。
他社様から出版されている「ソラ」にはじまるシリーズとは関係のないストーリーですが、そちらのシリーズでホクロにまつわる会話を知っていたため、こちらの『ソラのひと』でホクロについての会話があり、おや?となりました。
電子書籍
残る
2022/08/10 00:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだ後、じんわりと数日残るお話でした。思いがけない(いやしかし先生の他作品の流れからしてよめてしまう)展開てんこ盛りで惹きつけられます。
終盤バタバタと終わってしまって、無理やりの着地な気もしますが、たくさん甘々なところを楽しんだのでよかったです。
電子書籍
宙の人
2022/02/02 00:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nandakanaa - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編です。読み終わる頃にははじまりの言葉はすでに忘れててます。最終的に再開して3年後までのはなしで、回想部分は唯愛が学に巡り会った12年前からの話し。タイトルがまぎらわしいですが、こちらは単発で、ソラは宇宙。違う価値観を持って宇宙から来た人の出てくる話しです。