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商品説明
「日本児童文学の父」と称される小川未明。その童話以外の文業を積極的に論の対象に据えることで、明治・大正・昭和という三代を生きた文人の、埋もれた横顔を照射する。生誕から晩年に至る、未明の写真も数多く掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
「日本児童文学の父」と称される小川未明。これまでは大正期に執筆されたロマンチシズム童話の研究が中心であった。本書では、大正期以外の童話や、漢詩・口語自由詩・小説・評論・随筆など多岐にわたる作品と実人生を分析。明治・大正・昭和という三代を生き、社会主義・国家主義・民主主義思想と転向を繰り返した近代文人の横顔を照射する。【商品解説】
目次
- 序論 本書の課題
- 一、小川未明研究史の現状と課題
- 二、本書の目的と方法
- 三、本書の特色と意義
- 四、本書の構成と概要
- 第Ⅰ部 詩業
- 第一章 漢詩
- はじめに
- 一、血肉化する漢籍
- 二、雑誌『中学世界』への投書
著者紹介
増井 真琴
- 略歴
- 〈増井真琴〉1987年茨城県生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程早期修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)。
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「日本のアンデルセン」の知られざる過去
2021/07/30 16:46
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
児童文学界の大御所だった小川未明。私は「赤いろうそくと人魚」が大好きでしたが、若いときにはマルクス主義に惹かれ、でも戦争が始まると国家主義者になって、戦争を賛美。そして、戦後は民主主義を提唱。
なかなか、すごい経歴ですが、このような方々は小川一人ではなかったことも事実だとか。本当に、いろいろ考えさせられます。