- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/02
- 出版社: 公人の友社
- サイズ:21cm/286,62p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87555-858-3
紙の本
原発避難者「心の軌跡」 実態調査10年の〈全〉記録
福島第一原子力発電所の事故の翌月、県内にとどまらず、県外にも避難する人が増え続けた。避難者がどういう環境に置かれ、何を考えていて、いま何が必要なのか。10年続いた「原発避...
原発避難者「心の軌跡」 実態調査10年の〈全〉記録
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商品説明
福島第一原子力発電所の事故の翌月、県内にとどまらず、県外にも避難する人が増え続けた。避難者がどういう環境に置かれ、何を考えていて、いま何が必要なのか。10年続いた「原発避難者の実態調査」の全記録。【「TRC MARC」の商品解説】
2011年3月11日の東日本大震災で、福島第一原発は11・5~15・5メートルの津波に襲われた。
原発事故の翌月、県内にとどまらず、県外にも避難する人が増え続ける中、朝日新聞東京本社の記者が、旧知の今井照・福島大学行政政策学類教授(当時)に声を掛けた。避難者がどういう環境に置かれ、何を考えていて、いま何が必要なのか、至急調べたいので協力してほしい――。こうして始まったのが、のちに10年続くことになる「原発避難者の実態調査」だ。(プロローグより)本書はその〈全〉記録である。【商品解説】
目次
- プロローグ 11
- 第1章 〈インタビュー〉20人の「心の軌跡」 23
- 第2章 20人の「心の軌跡」を読み解く 105
- 第3章 〈全記録〉から見える10年の変化 155
- 第4章 〈全記録〉から見える10年のその時 189
著者紹介
今井 照
- 略歴
- 〈今井照〉1953年生まれ。福島大学教授を経て、(公財)地方自治総合研究所主任研究員。著書に「自治体再建」「地方自治講義」など。
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心に残る言葉がたくさん
2022/02/07 19:14
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
原発事故から10年たち、さまざまな場面で「風化」を感じてきた。未曽有の原発事故の後、日本社会は大きなショックを受け、多くの人が自分の暮らしや足下を見直したはずなのに、いつのまにか元に戻っているような気さえする。
本書は被災者の実態調査の記録でありつつ、いまの日本社会/私たち を問う言葉が散りばめられていて、胸にずしんとくる。
例えば、「原発事故が風化することは、原発事故が起きても日本社会が変わらなかったと言うことだと被災者は捉えている」などと投げ掛けられる。
中でも、今井照氏による「 〈全記録〉から見える10年の変化」の章が特によかった。国が進める「復興」とは何か、どうあるべきか、考えさせる。