読割 50
紙の本
京大おどろきのウイルス学講義 (PHP新書)
著者 宮沢 孝幸 (著)
「次」に備えるべきウイルスは? 哺乳類の進化を生んだ1億年以上前のウイルスとは? 変異すれば人間社会を脅かす可能性がある動物由来のウイルスを紹介し、レトロウイルスの驚くべ...
京大おどろきのウイルス学講義 (PHP新書)
京大 おどろきのウイルス学講義
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「次」に備えるべきウイルスは? 哺乳類の進化を生んだ1億年以上前のウイルスとは? 変異すれば人間社会を脅かす可能性がある動物由来のウイルスを紹介し、レトロウイルスの驚くべき力についても解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
新型コロナウイルスの「次」に来る、動物由来のウイルスは何? 本書では批判を恐れない提言で注目されるウイルス学者が、ペットのイヌやネコが媒介するウイルス、計50頭のニホンザルが血を流してばたばた死んだ原因となったサルレトロウイルス4型など、変異すれば人間社会を脅かす可能性があるウイルスを紹介します。
しかし実は、病原性のウイルスは全体のごく一部。病気を起こすどころか、1億年以上前に哺乳類の進化を促したウイルスもあります。すなわち、宿主のDNAを書き換える力を持ち、哺乳類の胎盤の形成に関与したといわれているレトロウイルスです。本書ではレトロウイルスの驚くべき力についても解説します。
さらに、「そもそもウイルスとは何か?」、「新型コロナウイルスのワクチン」などのテーマも解説。「多次元」のウイルス学を提唱している著者が京都大学で行なっている、1回生(全学部)向けや医学部2回生向けの授業などの内容を収録した、著者初の単著です。高校生でも十分理解できるよう、わかりやすい解説を目指しました。【商品解説】
『次』にくるウイルスは何か、ヒトの進化を促した『レトロウイルス』の謎…。批判を恐れず提言を行うウイルス学者、初の単著。【本の内容】
著者紹介
宮沢 孝幸
- 略歴
- 〈宮沢孝幸〉1964年東京都生まれ。京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授。日本獣医学学会賞、ヤンソン賞を受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
世界同時変異
2021/08/11 00:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イヌパルボウイルス2型が1981〜82年に世界中で強毒型から弱毒型に一気に変わった、という話が興味深かった。イヌは飛行機に乗らないので説明がつかない。これはウイルスのランダムな変異の結果で、新型コロナにもあり得るという。
ウイルスは、ミクロな存在だが、ダイナミックだ。人間が制御しようと考えるのはおこがましいのかもしれない。
紙の本
深遠なウイルスの世界
2022/01/09 15:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:fuku - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍の初期に、宮沢先生が提言されていた100分の1作戦がとても理に適っていると感じ、以来、注目していました。
本書は、時間と個体を超えてウイルスが果たしてきた役割が書かれています。
当方の知識不足で一読で頭に入ってこないところもありましたが、全体として勉強になりました。
特に後半の胎盤の話、レトロウイルスの役割など、興味深かったです。
紙の本
コロナだけでなく
2021/12/31 12:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍でウイルスというとコロナばかりが印象に残るのですが、コロナを含めてさまざまなウイルスについて解説されています。
人類を含めた生物が、昔からウイルスと関わりながら暮らしてきた現実を見せてくれる本です。
紙の本
分かりやすかったです
2021/06/18 10:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ウイルス」はいかなるものかの基礎から著者が講義している1冊です。
文章は読みやすく、スモールステップ方式で書かれているので、内容が分かりやすかったです。
勝手に著者は医師と思っていたのですが、獣医でした。しかし、獣医だからこそウイルス学に長けており、ウイルス研究に医師も獣医も関係ないのだな、と知りました。自分の浅はかさを痛感しました。
紙の本
ウイルスの勉強になりました
2023/06/20 12:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウイルスを病原体としてではなく、生物の進化に寄与してきた仲間(表現おかしい?)として、研究されているのが印象に残り、大変勉強になりました。
二酸化炭素増で、温暖化問題が言われていますが、大昔は二酸化炭素はもっと多い時期もあったこと、生物にとっては温暖化した方が繁栄するだろうという見識も非常に賛同できました。
宮沢さんのような人が、コロナウイルスの専門家として働いてほしいと思いました。
紙の本
目から鱗
2021/10/18 15:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
専門用語が多かったが比較的分かり易く解説してくれているので読み進むうちにコビットについて少しは理解でき、ウイルスについても理解できました
一読すべき一冊
紙の本
人類はウィルスとともに生きてきた
2021/07/27 07:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウィルスの歴史などをわかりやすく解説
新型コロナの次にくる動物由来のウィルスは何か?
多次元のウイルス学の必要性を強く感じた。
電子書籍
読みやすい
2022/06/04 01:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は、人間の恐怖感をあおるなぁ……新型コロナウイルスがこんなに世界を襲ってる最中に、次のウイルスは、何か……というお話……。この本は、わかり易いし、読んでいて厭きないので、中高生にもぜひ
紙の本
コロナウイルスにも詳しい。獣医が詳しい広い視野で書いたウイルス理解の本
2021/10/17 16:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は大学教養課程・医学部専門課程の学生向け授業を担当されるが、本書は生物とウイルスのかかわりを一般向けに解説した本。著者は「高校生でも十分理解できるように書いたつもり」と冒頭で述べておられる。
さすがに獣医が書いただけあって、動物界ではありふれたウイルスが人間界で害をなすケースについて丁寧に紹介している。新型コロナウイルスについても然りである。読みながら教えられたことも多い。また本書を読んで「レトロウイルス」についてよく理解することができた。
しかしながら本書は純文系の私には難し過ぎて、もしくは理系の人には当然と思われることが省略された説明であるためか、理解できないことが多く、目が活字を眺めただけで、消化不良のまま通り過ぎた箇所が多かった。レビューには本書の内容を高度に理解された方のものが多いが、純文系の読者は読む前に手に取って少し読んでみることをお勧めする。