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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/04/13
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/315,29p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-09012-0
- 国内送料無料
紙の本
最底辺のポートフォリオ 1日2ドルで暮らすということ 新装版新刊
著者 ジョナサン・モーダック (著),スチュアート・ラザフォード (著),ダリル・コリンズ (著),オーランダ・ラトフェン (著),野上裕生 (監修),大川修二 (訳)
貧しさのなかで懸命に暮らす人々の日々のやりくりとは? 開発途上国の貧しい人々が編み出した創意工夫の数々をルポルタージュとも言える筆致で描きながら、マイクロファイナンスやイ...
最底辺のポートフォリオ 1日2ドルで暮らすということ 新装版
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商品説明
貧しさのなかで懸命に暮らす人々の日々のやりくりとは? 開発途上国の貧しい人々が編み出した創意工夫の数々をルポルタージュとも言える筆致で描きながら、マイクロファイナンスやインフォーマル金融の実態を分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
バングラデシュの首都ダッカ。スラムに住むカデジャは子どもの世話をしながら、裁縫の内職で収入を得ている。彼女は、近所の主婦ふたりから大事なお金を預かる〈マネーガード〉でもある。
インド南部ヴィジャヤワーダ。ジョティの生業は、毎日スラムをまわって、顧客の主婦から少額の預金を集めること。商売道具はマス目の書かれた手作りの通帳。220日分が埋まったとき、彼女はそのうちの20日分を顧客から手数料として徴収する。盗まれるかもしれない、夫に使われてしまうかもしれないお金を守り、子どもを学校に通わせてあげるための唯一の方法なのだ。
最貧国の家計は、収入の「少額」「不定期」「予測不可能」という三重の困難に取り巻かれている。本書は〈ファイナンシャル・ダイアリー〉という聴き取り調査を分厚く積み重ねた研究の成果であり、貧しい人々が編み出した創意工夫の数々をルポルタージュとも言える筆致で描きながら、マイクロファイナンスやインフォーマル金融の実態を分析する。さらに、「信頼性」「利便性」「柔軟性」「構造」という原則を提示して、貧困からの離陸のために金融になにができるのか、新たな道筋を示す。【商品解説】
目次
- 第1章 貧困者のポートフォリオ
- ファイナンシャル・ダイアリー/購買力と貧困者のファイナンス/さまざまなポートフォリオ/少額、不定期、予測不可能/リスクに対処し、まとまった資金を作る/ポートフォリオの諸相/理解しづらい価格設定/マイクロファイナンスを見直す/世界規模の信頼性の確立を目指して
- 第2章 骨の折れる日々
- 小さな残高、大きなキャッシュフロー/不安定な仕事を掛け持ちしても……/……それでも増えない収入/予測不可能性/フォーマル部門の仕事は安心か?/金融取引のパートナー/小規模な貸付と借入/三重の障害の完成/フォーマルな機関を使うのか?/まとめ
- 第3章 リスクに対処する
- リスクとともに暮らす/保護を得る/インド——国が支援する貧困者のための保険/バングラデシュ——「貧困者重視」の民間生命保険会社と信用生命保険/南アフリカ——葬儀保険/あちらから、こちらから/健康問題は金融問題/モラルハザードの二つの側面/より良いツールに向けて
- 第4章 こつこつと積み上げる——まとまった資金を作る方法
著者紹介
ジョナサン・モーダック
- 略歴
- 〈J.モーダック〉ニューヨーク大学教授。ファイナンシャル・アクセス・イニシアティブのマネージング・ディレクター。
〈S.ラザフォード〉バングラデシュのマイクロファイナンス機関であるセーフセーブの創設者。
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