「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
中国の歴史 10 ラストエンペラーと近代中国 (講談社学術文庫)
著者 菊池 秀明 (著),礪波 護 (編集委員),尾形 勇 (編集委員),鶴間 和幸 (編集委員),上田 信 (編集委員)
日本における中国研究の蓄積と成果を結集した通史。10は、満洲国の成立と流転する皇帝の数奇な運命、中華再生をかけた魯迅、孫文、張学良らの苦闘を描く。主要人物略伝、歴史キーワ...
中国の歴史 10 ラストエンペラーと近代中国 (講談社学術文庫)
中国の歴史10 ラストエンペラーと近代中国 清末 中華民国
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日本における中国研究の蓄積と成果を結集した通史。10は、満洲国の成立と流転する皇帝の数奇な運命、中華再生をかけた魯迅、孫文、張学良らの苦闘を描く。主要人物略伝、歴史キーワード解説なども掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
学術文庫版「中国の歴史・全12巻」の第10巻は、アヘン戦争後の19世紀半ばから、日中戦争がはじまる直前の1936年「西安事変」にいたるまでの中国近代史。二度のアヘン戦争で叩きのめされ、日清戦争の敗北によって亡国の危機にさらされた清朝末期。本書では、この時代を「中国史上初めて南の辺境から吹いた新しい時代の風」という視点でとらえ、「中華再生」の苦難のドラマを描く。
太平天国の蜂起に始まり、辛亥革命、国民革命、そして中国共産党の長征に至る革命運動は、いずれも南の大地から北に向かって展開した。この北伐に情熱を傾けた洪秀全、孫文、蒋介石、そして新時代の種をまいた毛沢東らの政治運動はどのように展開したのか。運動を支えた日本人の存在にも光をあてる。
また、辛亥革命によって退位した大清帝国の皇帝、宣統帝溥儀は、退位後、関東軍によって満洲国皇帝に祭り上げられ、日本の敗北とともに亡命・抑留生活を余儀なくされる。ラストエンペラー溥儀の数奇な運命と、激動する世界情勢に翻弄されつつみずからの手で運命を切り開き、近代中国を築いてきた人々の歴史。現在の日中問題のすべては、ここから始まる。〔原本:2005年9月、講談社刊〕
目次
序章 南からの風――辺境からの中華再生の試み
第一章 「南からの風」吹く――太平天国運動と列強
第二章 ゆらぐ中華の世界――洋務運動と日清戦争
第三章 ナショナリズムの誕生――戊戌変法と義和団
第四章 清帝国のたそがれ――ラストエンペラーと辛亥革命
第五章 「民の国」の試練――袁世凱政権と日本
第六章 若者たちの季節――五・四運動とマルクス主義
第七章 革命いまだ成らず――第一次国共合作と北伐
第八章 内憂と外患のなかで――南京国民政府と満州事変
第九章 抗日の長城を築かん――満洲国と長征・西安事変
第一〇章 辺境の街と人々――香港・台湾そして上海
学術文庫版のあとがき
主要人物略伝
歴史キーワード解説
参考文献
年表
索引
【商品解説】
目次
- 序章 南からの風――辺境からの中華再生の試み
- 第一章 「南からの風」吹く――太平天国運動と列強
- 第二章 ゆらぐ中華の世界――洋務運動と日清戦争
- 第三章 ナショナリズムの誕生――戊戌変法と義和団
- 第四章 清帝国のたそがれ――ラストエンペラーと辛亥革命
- 第五章 「民の国」の試練――袁世凱政権と日本
- 第六章 若者たちの季節――五・四運動とマルクス主義
- 第七章 革命いまだ成らず――第一次国共合作と北伐
- 第八章 内憂と外患のなかで――南京国民政府と満州事変
- 第九章 抗日の長城を築かん――満洲国と長征・西安事変
著者紹介
菊池 秀明
- 略歴
- 1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京大学大学院修了。文学博士。中部大学国際関係学部講師・助教授を経て, 現在,国際基督教大学教授。主な著書に『広西移民社会と太平天国』(風響社)、『太平天国にみる異文化受容』(山川出版社)、『清代中国南部の社会変容と太平天国』『金田から南京へ――太平天国初期史研究』『北伐と西征――太平天国前期史研究』(汲古書院)、近刊に岩波新書『太平天国――皇帝なき中国の挫折』がある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
近代中国のあゆみ
2021/11/17 19:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代中国の歴史を南から北への動き(太平天国や北伐など)と捉えた視点が興味深い。これまでの北方の遊牧民族から中華への影響という流れが南方の外国との関係という点で語られている。
紙の本
アヘン戦争から日中戦争直前までの中国近代史を解説した興味深い一冊です!
2021/05/04 12:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『広西移民社会と太平天国』、『太平天国にみる異文化受容』、『清代中国南部の社会変容と太平天国』、『金田から南京へ―太平天国初期史研究』、『北伐と西征―太平天国前期史研究』、『太平天国―皇帝なき中国の挫折』などの著作を発表されている菊池秀明氏の作品です。同書は、アヘン戦争後の19世紀半ばから、日中戦争がはじまる直前の1936年「西安事変」にいたるまでの中国近代史を扱った書です。二度のアヘン戦争で叩きのめされ、日清戦争の敗北によって亡国の危機にさらされた清朝末期がどうなっていくのかが詳細に解説されています。同書では、この時代を「中国史上初めて南の辺境から吹いた新しい時代の風」という視点でとらえられており、「中華再生」の苦難のドラマが見事に描写されています。