地域や漁業と共存共栄する洋上風力発電づくり 海の恵みに感謝

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最近はやりの洋上風力の漁業への影響に対して考察している一冊である。

洋上風力は名の通り、洋上に風車を建て発電する方法であるが、風車の基礎部は海の中に設置される。
風車を建てることで魚や藻場にはどのような影響があるのか、を潜水士という立場からいろいろなケースを見てきた筆者が語る。

風車を建てることの良いことしか書かれていないので少し不安であるが、風車を建てることで基礎部には漁礁の役割があり、魚が集まってくるのはあり得そうではある。

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実際に海に潜っているプロ潜水士が語る洋上風力発電による漁礁効果の実録。五島沖の実証海域で、こんなにも魚が住み着いているとは驚きだ！

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洋上風力発電を発電施設内としてだけではなく漁場と捉える考え方は参考になった

以下メモ

・洋上風力発電誘致には、発電・漁業・海・地域の観点が必要(not only 経済効果)

・漁業振興基金システム
・エコロジカルデザイン

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関連講義@夢ナビ：
宇宙から風を読む　～洋上風力発電の為に～
https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2021000028

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具体的なデータが示されるわけではないので、ふわっとした内容。用上風力発電を見ると、水の上から出ているところにばかり目が行くが、水の中にも気を配る必要があると。

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洋上風力発電はクリーンエネルギーであるとしか考えていなかったが、本書を読んで新たな視点で考えられるようになった。
それは、風車の海面下の構造物を工夫することにより、漁業を再生することができるとのことである。
こういった視点を持ちながら、今後洋上風力発電について考えると、経済面からは高コストによる不採算といった問題が指摘されているが、長期的にはかなりのリターンを期待できそうである。