電子書籍
自分が70代になって
2021/06/14 10:06
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が70代になって、鬱を経験して、この本に出会い、いろいろと考えさせられて、これからのことを考えている。
紙の本
参考になった
2024/02/08 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
70代もそう遠くなくなってきたので、心がけのつもりで読んだ。
「70代に何もしなかったら80代になってから新たな習慣を作ることはかなり難しい」こと。
肉食はセロトニンの生成促進され、意欲低下の抑制に働く。
医師選びにいいのは処方されたお薬に対して、不調を唱えたとき取り合わない医師は止めた方が良い。70代の人が診てもらうなら、なるべく小売れ社を診てきた経験のある医師が理想的。そして自分との相性が重大。
などなど、なるほどと思う事が多かった。
紙の本
老化対策
2024/01/12 12:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
老化対策について、わかりやすく解説されていて、よかったです。若さを持続するための方法が、具体的で役立ちそうです。
紙の本
老いを遅らせる70代の過ごし方をベテラン精神科医が解説
2022/02/24 15:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年以上に亘って高齢者医療に携わってきた精神科医が「老い」を遅らせる70代の過ごし方を分かりやすく解説している。70代をどのように過ごすかによってその後の人生が大きく変わってくる。少々くどい処や独善的な個所もあるがベテランの精神科医が解説するだけあって説得力に富んでいる。
筋力、意欲、免疫力をどう維持していくか?また「老人性うつ」の防止などを医学的観点から論じている。
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参考になった。
できるだけ働くのが良さそうだ。
ダイエットはそこそこに。健康診断、お医者を過信しない。
嫌なことはしない。意欲を無くさない。
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評判が良さそうなので買ってみたけど。
どこにでも言われているような一般論が多い。
これといって印象に残るものはない。
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今(2021.11.7)では以前の暮らしに戻りつつありますが、まだ緊急事態宣言が解除されていない2ヶ月程前(2021.9下旬)に読んだ本です。この本の著者である和田氏の本は今までにも読んだことがあったので久しぶりに読みました。
70歳という単語がタイトルに含まれていますが、その年齢に到達するのにあと12年、この本には70代の過ごし方が80歳以降に健康的に生活できるアドバイスが書かれていますが、そのためにも60代の生き方が大事だと思いました。
以下は気になったポイントです。
・気持ちが若く、いろいろなことを続けている人は長い間若くいられる。栄養状態の良し悪しが健康寿命でいられるかどうかを決める。それ以上に重要なのは、人々を長生きさせる医療と、健康でいさせてくれる医療は違う。例えばコレステロールというものは長生きの敵のように言われているが、コレステロールの高い人ほど、うつ病になりにくいし、それが男性ホルモンの材料なので、男性ではコレステロールの高い人ほど元気で頭がしっかりしている。血圧や血糖値にしても高めの方が頭がはっきりするので、薬でそれを下げると頭がぼんやりしがちである(p5)
・戦後の結核の撲滅は、ストレプトマイシンという抗生物質のおかげだと考えている人も多くいますが、実際はタンパク質を多くとるような栄養状態の改善が免疫力の向上をもたらせたことによって可能となったのが真相である(p14)
・私たちの身体は、肝臓や腎臓、肌なども、その細胞は細胞分裂をしていて、時間と共に新しい細胞に入れ替わっていく。しかし唯一、脳だけは原則的に新しい細胞を作らない臓器である、脳の神経細胞は、細胞分裂をしないで同じ細胞を使い続ける(p24)
・亡くなられた方々の病理解剖の報告に毎週、筆者は接していたが、その時にわかったのは、85歳以上の形でアルツハイマー型認知症の変性が脳にない方はいないということ、つまり、それくらいの年齢になると脳は確実に老いていく、85歳を過ぎれば、脳の病理としてはアルツハイマーになっているのが普通である(p26)
・高齢者の方が、身体能力は脳機能において、個人差が格段に広がっている。このような健康格差が生じるということが、これからの社会の特徴となる(p33)
・70代にもなると男性ホルモンの減少が進み、それが行動意欲の低下となって現れる、この意欲の低下こそが、老化で一番怖いことである。意欲の減退が要因となって一気に年老いていく。こうした意欲の低下が顕著になるのが、まさに70代である、70代から80代に向けて元気に過ごすことができるかどうかは、70代に老いていかに「意欲の低下」を防ぐかにかかっている(p37)そのためには、70代で意図的に良い習慣をつけること(p43)誰かと協働し、誰かの役に立ったり、誰かに必要とされていると感じることは、いつまでも現役意識を維持することに大いに役立つはず(p50)
・働き続けるべきだが、歳をとってからの働き方は、若い時のものとは変えるべきだと思う。お金や効率だけを求めるような働き方から、自分の経験や知識を生かして、誰かを助け、社会の役に��つということに価値をおいても良いのではないか(p54)
・70代の生活で気をつけるべきポイントは、1)活動意欲を維持する、2)運動機能を維持すること(p66)
・セロトニンの減少は意欲も低下し、うつ病のリスクも高まっている。この対策としては、肉を食べること。肉にはコレステロールも含まれている、コレステロールを減らすことによってもたらされる男性ホルモンの減少を恐れるべき、コレステロールは男性ホルモンの減量になる(p69)
・適度な日光浴をする習慣も、意欲の低下を防ぐには効果的である。人の意欲と密接な関係のある脳内物質・セロトニンは、光を浴びるほどたくさん作られる(p71)
・何か学びたいことがあるなら独学はせずに、スクールやサークルなど何人かの集まりに参加して学ぶ方が、前頭葉を使う。他の参加者と意見交換するようなアウトプットする機会を恵まれるので前頭葉を使うことになる。得た知識を、これまでの経験や他の知識を使って加工し「自分の考え」として述べるときには前頭葉は活性化される(p80)高齢になったら、一生懸命勉強するよりも、これまでの知識や経験を自分なりの意見に加工してアウトプットすることを意識的に行って下さい(p82)
・歳をとっても弱る筋肉と弱らない筋肉があり、階段の上り下りにおいては、実は下りる時の筋肉の方が先に弱る。階段では下りの練習をした方が良い(p86)
・転倒リスクへの対処としては、服用している薬の見直しがある、夜眠れない場合の安定剤は、筋弛緩作用があるので転ぶ危険性がある(p89)
・宮城県で5万人を対象に大規模調査をしたところ、痩せ型の人の方が、やや太めの人より6−8年早く死ぬことが明らかになっている、最も長生きなのは少々ふっくらしたタイプ(BMIで25-30)である(p93)
・日本で動脈硬化によって死に至る人は欧米より格段に少なく、死因のトップは癌である、がん予防に一番大切なのは免疫機能を維持すること。食べたいものを我慢するのは、動脈硬化を防ぐかもしれないが、免疫機能は低下させる、すると癌になるリスクは高くなる。美味しいものを食べるとき人の前頭葉は大いに活性化する、節制することでタンパク質やコレステロールが不足しがちになると、セロトニンや男性ホルモンが減少してしまい、うつ病になるリスクが高まる(p98)
・70歳を過ぎたら、好きな人・気が合う人と付き合いましょう、話題が会う人、なんでも言いたいことが言い合える相手が理想的である。(p102)嫌なことはやらない、ただやらないのなら、その代わりに「まだこれならできる」という別の何かを考えてみるのも良い(p104)
・日米両国の疾病構造の違いがあるにもかかわらず、日本は血圧と血糖値を下げて心血管障害を減らすというアメリカの医療原則を、そのまま運用しているのが現実である(p108)
・日本の健診で示される「判定」のほとんどは、健康と考えられる人の平均値を挟んで95%の人を正常とし、そこから外れた5%を異常とする統計的なものである。異常値と判定された人が病気になるという明らかなエビデンスはない、病気との因果関係がはっきりしているのは、血圧・血糖値��赤血球数などの5−6項目くらい(p116)
・もし心筋梗塞や脳梗塞を本当に予防したいならば、心臓ドックや脳ドックをお勧めする(p117)心臓ドックは心臓を取り巻く冠動脈のどこかに動脈硬化が進んでいるぶぶんを見つけられる、脳ドックではMRIを撮れば脳に動脈瘤があることを発見できる(p118)
・70代にもなると医師の発言に対して気をつけるべきポイントがある、日本の医師は長生きの専門家ではなく、自分が担当する臓器のスペシャリストである。自分の専門臓器においては問題ないということ、消化器内科は消化器の健康のために患者を見ているに過ぎない(p130)
・リタイアした人にとっては趣味があるかどうかはとても重要である、特に男性にとってはリタイア後に老け込むかどうかに大いに関わっている。理想的なのは、仕事をしている時から、リタイア後も続けられるであろう趣味をすでに見つけておくことである(p156)70代のうちに趣味の活動などをしていた人は、80代でもそれを続けている場合が多い(p161)
・日本人はもっと親が元気なうちに親孝行をすべきである、美味しいものを食べに連れて行ったり、旅行をしたり、大切な経験を積み重ねるべきである。それがあれば親との別れを迎えたとしてもその経験が罪悪感や喪失感に苛まれることを救ってくれる(p170)
・70代になったら、自分のことだけで生きるのではなく、周りの人のために尽くす生き方に少し変えていった方がいい(p186)
2021年11月7日作成
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70歳が老化の分かれ道なら、まだ十分間に合いそうだ。意欲を持って、脳機能。運動機能を使い続けるようにしよう。仕事は細く長く続けよう。肉を食べよう。散歩をして陽の光を浴びよう等々。うん、無理せず適当に頑張るw
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70代を控え自分には参考になる心構えが大いにあった。ただし、読み進めてゆくと著者自身が、酷い高血圧や脂質異常など生活習慣病持ちなことがわかって驚いた。10年後、20年後の著者の健康状態が心配になります。精神科医が専門外のことを語り過ぎた感あり、残念。
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70歳になった人に向けて「最後の活動期」の老化を遅らせる過ごし方について解説された一冊(著者は和田秀樹さん)。第二次世界大戦直後に生まれた団塊の世代が2020年には70代となった現代、今後若さを持続できるか衰えるかは70歳が分かれ道だという。本書では、老いを遅らせるための70代の生活や、医療との向き合い方が語られる、ベストセラー本「ライフシフト」にも書かれていたが、人生100年時代は定年などはなくいつまでも活動的に人生を過ごすのが健康寿命を長くするコツといえる。
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「免許証を返納しない方がいい」という言説が私にとっては初めてのものでどんなものかその心を知りたい、という気持ちとこれから自分が行く道だということ、そして親もこれからだから、ということで物は試しと手に取ってみました。
著者にとって一本筋が通った考えがあるのだろうと思えましたが、
主張ありきでデータをかいつまんでエビデンスにしていないか?と気になる箇所がありました。
就業することは老化防止に良いというくだりで長野県が長寿であるのは就業率が高いということも関係しているのではというところ。
この本を読む前に日野原先生の「いのちの使い方」という本を読み、その中で、
長野県で長寿化への取り組みとして日野原先生と住民で塩分調整など食事改善など取り組み、数値として結果がでたとありました。
そこから、
・ある結果に対して原因がこれだけと限定することはできないこと
・主張ありきで結果をフラットに見れていない可能性もあること
ということを気付きました。
なので全面的に著者の主張に賛成することができないと思うのは、主張の根拠となるものが弱いのではという懸念があります。
ただ運転免許証の返納に関して、「しなくていい」と断言できないにしても考慮の余地はあると思います。
高齢者の運転での自動車事故の報道が多く目につく気がするのはマスコミの印象操作の面もあるのではないかと思います。
ヤフコメでは、だから返納すべきと安直かつ無責任、かつ自分はこの問題の解決策をわかっているのに実施できていない無策のバカどもみたいなテンションで言っているように見受けるのですが、その論争からそろそろステップアップしなくてはいけないのでは?と思います。
そこで「じゃあお前は家族や大事な人が高齢者が運転する車にひかれてもいいのか?」とクソリプを飛ばす人もいるでしょうが、まずそんな話はしていないです。
この本に書かれているようなこと、ヤフコメでも見かけました。高齢者と若年層の事故の割合は近いとのこと(死亡事故の割合までは把握できていません)。
また、コメントの中には高齢者が免許返納したから、家族の中で若い自分が足となり出動しなくてはならず負担がある、簡単に返納しろとだけ外野が言うのはどうなのか、と疑問を呈しているものもあり、同意できると思いました。
言うだけなら簡単です。でも人それぞれ生活があり、経済状況も異なります。個々人に任せるのではなく地域で巡回するバスや乗り合いタクシーなど考えてもやや不便は残るでしょうし少しでも費用がかかれば、必ず揚げ足をとってそこを突く人もいるでしょう。
免許返納はいうくせに、自分のゼイキンガー………
私はマニュアル車をもう一度普及させるのはどうかと考えています。
アクセルを踏み込んで猛スピードが出る前にエンストして止まってくれないだろうか…。
高齢者の自動車事故は認知症の判断力低下ではなく思い込みや慌ててしまって…が原因なのではないかという話は前述した日野原先生の本でも実体験として書かれていたので、ままあることなのだと思いました。
そりゃ長く生きてきて今までの日々の積み重ねがあれば、深く意識しなくても勝手に手足が動いている感じになり、咄嗟の出来事の時に俊敏に動くのは難しい気がします。
若い学生がイヤホン聞きながら自転車を運転していて高齢者をよけれないのなら尚更高齢者が咄嗟に回避するというのが難度が高いのはよくわかります。
だからこそ、漫然と日常動作を繰り返し、油断して脳もぼやけていくのではなく、できる限り(永遠はないので)新鮮なことに触れて脳を活性化することが良いのですかね。
0か100か、極論的にならないよう色んな考え方を聞いてみて、
自分の心や体が従えるものを自分で取捨選択して選ぶのが良いと思います。
この本(もしくは別の本でも)を読んで、内容を丸ごと鵜呑みにして(思考停止して)従う、というのは良くないと思いますが、様々な考え方を吸収して自分に合うものをカスタマイズしていくのは望ましいと思うのでその点では、この本は今まで聞かなかった老年の過ごし方について触れられていると感じたので一読の価値はあると思いました。
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なんだろう、何にも言ってないのに、何か真実を言ってる気がする。って感想を持つだろう。70という数字に根拠が無い根拠を言ってないところが味噌。ただ読者は70歳前後に興味を持っているらしく、(というかタイトルを見て、70という数字に疑いを持つことなく、どんな分かれ道なのか、のみに興味を持ち、)読者が勝手に納得してくれるというシステムを採用している感じがする。。70歳より年配の方が読んでも、若造が読んでも、70歳ジャストが読んでも、「統計的な全体像を見て来た訳じゃないが、たぶんそうなんだろう」と勝手に納得させちゃう雰囲気が不可思議。
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今後生きていく上で参考になることが書かれていた。
特に介護を生きがいにしないという言葉が刺さった。
どちらかが先に行くのだ。頼れるものは、どんどん頼り、自分の時間を大切にする。
今の生活を維持進化させていく気持ちを新たにした。
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前頭葉を活発に保つなための心得など、精神的な部分は、参考にしたいと感じた。
高血圧や血糖値などについては、各個人の健康状態や体質によると思うので、鵜呑みにするのは危険だと思います。
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この著者の本は何冊も読んでいるし、ネットやテレビでの発言も聞いているので、取り立てて新鮮と思われた内容は無かったので星3つとしたが、一般的な医学常識から離れて、結構まともな事が書いてあるんじゃないかと思う。
70歳が分かれ道になるとかで、若さを持続する為の処方箋。まぁ、80%くらいは実践できてるかな。