このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
京都工芸繊維大学教授・中川理の定年退職を記念した、近代都市史研究の論考集。「兼岩伝一の都市計画思想」「巡礼と郊外」など、都市を読み解く、より広範で自由な議論を立ち上げる契機となる25本の論考を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
建築分野からアプローチする近代都市史の研究の中核となってきたのは、都市計画史である。これまでその研究がもっぱら扱ったのは、構想が成立するまでであった。しかし、最近になり、その構想が、実際の生活空間に放り込まれた後の過程を詳細に辿る研究が進むようになってきた。その過程とは、最初の企てを「空想」として見立てれば、それが実際に都市空間に落とし込まれて、現実の「計画」となっていく過程だと捉えられるのではないか。そう考えると、その過程にこそ、近代都市史研究の根幹をなすテーマが見出せるのではないか。
編者・中川理のこうした認識を「お題」として、本書の25本の論考は集められた。都市を読みとく、より広範で自由な議論を立ち上げる契機とするために―。【商品解説】
目次
- 空想から計画へ―巻頭言(中川理)
- Ⅰ 思念―思い描いた夢
- 第1章 大原孫三郎の田園都市構想と倉敷の都市計画(中野茂夫)
- 第2章 大正期京都のロマン主義と竹久夢二(高木博志)
- 第3章 建築構造学者・田辺平学とその時代―20世紀前半日本の建築学の都市への関与(初田香成)
収録作品一覧
空想から計画へ | 中川理 著 | 3−19 |
---|---|---|
大原孫三郎の田園都市構想と倉敷の都市計画 | 中野茂夫 著 | 23−49 |
大正期京都のロマン主義と竹久夢二 | 高木博志 著 | 51−79 |
著者紹介
中川 理
- 略歴
- 〈中川理〉1955年生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程修了。工学博士。京都工芸繊維大学デザイン・建築学系教授。著書に「京都と近代」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む