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紙の本
感じるオープンダイアローグ (講談社現代新書)
著者 森川 すいめい (著)
ただ対話するだけで、精神面に困難を抱えた人の8割が回復するフィンランド発祥の「オープンダイアローグ」。国際トレーナー資格を得た著者が、自らの壮絶な過去と、フィンランドで受...
感じるオープンダイアローグ (講談社現代新書)
感じるオープンダイアローグ
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商品説明
ただ対話するだけで、精神面に困難を抱えた人の8割が回復するフィンランド発祥の「オープンダイアローグ」。国際トレーナー資格を得た著者が、自らの壮絶な過去と、フィンランドで受けたトレーニングの様子をつぶさに記す。【「TRC MARC」の商品解説】
ただ対話するだけで、
どうしてこころが癒やされるのか?
オープンダイアローグ発祥の国フィンランドでは、
対話によって、精神面に困難を抱えた人の8割が回復。
学校や職場、家庭、議会でも「対話の場」が開かれ、
大きな効果を上げている。
実践に向けて、オープンダイアローグをハートで感じる書!
「その人のいないところで、その人の話をしない」
「1対1ではなく、3人以上で輪になって話す」
ただそれだけのことで、
どうして人は回復していくのか。
日本人医師として初めて、
オープンダイアローグの国際トレーナー資格を得た一人である筆者が、
自らの壮絶な過去とオープンダイアローグに出会った必然、
そして、フィンランドで受けたトレーニングの様子をつぶさに記すことで、
「オープンダイアローグとは何なのか?」
「ただ対話するだけで、どうしてこころが癒やされるのか?」
「どのようにして対話の場が生まれるのか?」
など、様々な疑問に回答する。
【商品解説】
著者紹介
森川 すいめい
- 略歴
- 〈森川すいめい〉1973年東京都生まれ。精神科医、鍼灸師。NPO法人「TENOHASI」理事。認定NPO法人「世界の医療団」ハウジングファースト東京プロジェクト法人理事。
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電子書籍
対話があれば、何かが変わる。 確実に前に進むことができる。
2021/08/15 09:37
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞のコラムで紹介されていたので、手に取った。
心療内科に通院していた時のことを思い出しながら、読み進めた。
まず、病院の門をくぐるのに時間がかかった。
心療内科に行くこと自体に、敗北感があったからだ。
ここに、決めつけがあった。
そこで、とても良いカウンセラーさんに出会った。
対話を続ける中で、病気と向かい合い続けた。
ただ主治医は、私の目を見ない人だった。
悩みを訴えかけても応えてくれず、薬を出すだけの人だった。
症状が悪化し、休職して、リワークプログラムに通うことになった。
そこで重視されていたのは、対話とコミュニケーションだった。
対話をしてくれるドクター。
優秀で心温かなスタッフの方々。
そして、寛解と復職を目指す老若男女のたくさんの仲間に出会った。
1年弱の休職後に復職。
今では、通院もしなくなった。
当時の仲間たちとの交流は続いている。
以下は本書で学んだ事柄だ。
「人類の歴史を動かしたのは、いつも対話だった。
人は対話をやめたときに戦争を始めてしまう」
「対話の場は、全員が対等で初めて成り立つ」
「ただ話すだけで、それまで存在していた困難や誤解の多くは解消した。
なぜなら、かれらは話していないだけだったからだ」
○著者がオープンダイアローグのトレーニングを受けた、フィンランドのケロプタス病院の「7つの原則」
・すぐに助ける。
・本人に関わりのある人たちを招く
・柔軟かつ機動的に
・責務/責任
・心理的な連続性/積み重ね
・不確実性な状況の中に留まる/すぐに答えに飛びつかない
・対話主義
「精神症状、幻覚や妄想などの状態にある人たちの多くが、こころに深い傷を抱えている」
「そんなときは、他の誰かに話を聞いてもらえたらと思う。それだけで、私たちはきっと生きていける。オープンダイアローグは、そのためにある」
「対話を何度も行うことができれば、お互いのことをだんだん理解するようになる」
「オープンダイアローグの目的地とは、自然に対話が起こることなのだ」
他人なれどもかたらひぬれば命にも替るぞかし。
人のために火をともせば我が前あきらかなるがごとし。
対話があれば、何かが変わる。
確実に前に進むことができる。
紙の本
心揺さぶられた一冊
2021/08/31 22:17
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪のおじさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
オープンダイアローグの新著が出たと知人に教えられて購入した。それ以上の予備知識なしに読み始め、引き込まれて半日で読了した。
この本では、著者が精神科医になるまでの物語、なってからオープンダイアローグに出会うまでの物語、出会ってから自らのクリニックにオープンダイアローグを取り入れる過程の物語が、しっかりと語られている。
私の生まれ育った家族は著者とはまったく異なったものだったし、阪神淡路大震災を巡って体験したことも、東日本大震災を巡って体験したことも、困窮者支援の現場で体験したことも、著者の経験とはまったく異なっている。それでも、著者の描く物語を読みながら大いに心揺さぶられ、家族のこと、震災のこと、支援の現場で僅かにできたことと大いにできなかったことを、想起せざるを得なかった。
さて、この本が著者自身の経験を描くのに紙面を割いているとは言え、オープンダイアローグの解説書、入門書として優れていることを、しっかり書いておく必要があるだろう。オープンダイアローグに著者が初めて触れてから実際に経験したことが、ありのままに描かれているので、オープンダイアローグ解説の類書に比しても大変分かりやすい。
私が特にお勧めなのは、第5章のオープンダイアローグに関するFAQだ。設問とそれへの応答(Answer ではなく Response)は、それぞれに意味深いものだが、最後の Q33 とそれへの応答を、ここに引いておきたい。すべての支援職の人に噛み締めて欲しい言葉だから。
Q33 オープンダイアローグの終着点はどこですか?
R33 対話が続くことです。困難なことは解決しません。対話を手伝う第三者がいなくなっても対話が続くようになったら、それがゴールです。あとは大丈夫です。
紙の本
対話があれば、何かが変わる。 確実に前に進むことができる。
2022/10/03 10:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞のコラムで紹介されていたので、手に取った。
心療内科に通院していた時のことを思い出しながら、読み進めた。
まず、病院の門をくぐるのに時間がかかった。
心療内科に行くこと自体に、敗北感があったからだ。
ここにも、決めつけがあった。
そこで、とても良いカウンセラーさんに出会った。
対話を続ける中で、病気と向かい合い続けた。
ただ主治医は、私の目を見ない人だった。
悩みを訴えかけても応えてくれず、薬を出すだけの人だった。
症状が悪化し、休職して、リワークプログラムに通うことになった。
そこで重視されていたのは、対話とコミュニケーションだった。
対話をしてくれるドクター。
優秀で心温かなスタッフの方々。
そして、寛解と復職を目指す老若男女のたくさんの仲間に出会った。
1年弱の休職後に復職。
今では、通院もしなくなった。
当時の仲間たちとの交流は続いている。
以下は本書で学んだ事柄だ。
「人類の歴史を動かしたのは、いつも対話だった。
人は対話をやめたときに戦争を始めてしまう」
「対話の場は、全員が対等で初めて成り立つ」
「ただ話すだけで、それまで存在していた困難や誤解の多くは解消した。
なぜなら、かれらは話していないだけだったからだ」
○著者がオープンダイアローグのトレーニングを受けた、フィンランドのケロプタス病院の「7つの原則」
・すぐに助ける。
・本人に関わりのある人たちを招く
・柔軟かつ機動的に
・責務/責任
・心理的な連続性/積み重ね
・不確実性な状況の中に留まる/すぐに答えに飛びつかない
・対話主義
「精神症状、幻覚や妄想などの状態にある人たちの多くが、こころに深い傷を抱えている」
「そんなときは、他の誰かに話を聞いてもらえたらと思う。それだけで、私たちはきっと生きていける。オープンダイアローグは、そのためにある」
「対話を何度も行うことができれば、お互いのことをだんだん理解するようになる」
「オープンダイアローグの目的地とは、自然に対話が起こることなのだ」
他人なれどもかたらひぬれば命にも替るぞかし。
人のために火をともせば我が前あきらかなるがごとし。
対話があれば、何かが変わる。
確実に前に進むことができる。
紙の本
効果が高い
2021/12/31 13:08
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
オープンダイアローグは、精神疾患の患者の前で医療者や家族など複数の人々が患者のことについて語り合うことで、患者の認知機能に働きかけ、治療を行う方法です。
著者の実績ではかなり高い治療効果があげられるそうです。
多くの人の時間を割くことになるので、関われる人を増やすこと、治療の単価や補助を増額することが大切だと思います。
電子書籍
心療内科
2022/11/20 07:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
心療内科が、まだ、精神科とか、心を病んだ人のことを精神疾患持ちとか、今ならば使わなくなってしまった言い方をしていた頃から医者と患者の対話は、とても大切でした。現在では、オープンダイアローグは、すっかり定着し、心療内科の治療法に。