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紙の本
せつなの嫁入り 1 (富士見L文庫)
著者 黒崎 蒼 (著),AkiZero (イラスト)
華族の父親に嫌われ座敷牢で育った少女・せつな。父の死後、京の都に住むあやかし警邏隊員・藤十郎のもとへ嫁ぐ。2人は徐々に好き合うようになるが、せつなには決して結ばれることの...
せつなの嫁入り 1 (富士見L文庫)
せつなの嫁入り
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商品説明
華族の父親に嫌われ座敷牢で育った少女・せつな。父の死後、京の都に住むあやかし警邏隊員・藤十郎のもとへ嫁ぐ。2人は徐々に好き合うようになるが、せつなには決して結ばれることのない生まれ持った運命があった−。【「TRC MARC」の商品解説】
華族の父親に嫌われ、座敷牢で育った少女・せつな。京の都に住むあやかし警邏隊・藤十郎のもとへ嫁ぎ、徐々に二人は好き合うようになる。だがせつなには決して結ばれることのない、生まれもった運命があった。【商品解説】
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紙の本
非常に良作
2021/08/25 17:44
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
華族の娘として嫁いだものの二年経っても一度も夫に会えず、せつなのせいではないのに婚家での待遇は悪化していく。
しかし、夫の人となりを知る人はみな素晴らしい人だと褒めそやす。
離縁を言い渡されそうになったせつなは、一度くらいは夫に直接会って話をしようと夫が家を出て働いている京の警邏隊を訪ねる。
嫁を邪見にしていそうな夫の態度に咄嗟に嫁の付き人だと名乗り、しばらく隊の使用人として過ごすうち、惹かれていくが互いに秘密を抱えていてというあやかし退治系のラブロマンス。
面白かった!
せつなちゃんめちゃくちゃ良い子だった。
一つ話が進めば別の問題が同時浮上していて、どうにも進退を決めかねる、という状況が非常に上手く続いており、互いの立場への不理解などすれ違いの理由も強引さがなく納得できるもの。
さらにいなり寿司好きや母の形見の石などの一見気付きにくい細かな伏線の引き方と回収も上手く、ヒーローもヒロインも文句なしの善人で素晴らしい。
ハッピーエンドで綺麗に終わっているが、できればこの先も読みたくなる。