- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/07/30
- 出版社: 実業之日本社
- サイズ:20cm/501p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-408-53787-0
読割 50
紙の本
硝子の塔の殺人
著者 知念 実希人 (著)
雪深き森で、燦然と輝く硝子の塔。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。謎を追うのは名探偵と医師−。『アップ...
硝子の塔の殺人
硝子の塔の殺人
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商品説明
雪深き森で、燦然と輝く硝子の塔。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。謎を追うのは名探偵と医師−。『アップルブックス』連載を加筆、修正。【「TRC MARC」の商品解説】
ミステリを愛するすべての人へ
当作の完成度は、一斉を風靡した
わが「新本格」時代のクライマックスであり、
フィナーレを感じさせる。今後このフィールドから、
これを超える作が現れることはないだろう。
島田荘司
ああびっくりした、としか云いようがない。
これは僕の、多分に特権的な驚きでもあって、
そのぶん戸惑いも禁じえないのだが――。
ともあれ皆様、怪しい「館」にはご用心!
綾辻行人
500ページ、一気読み!
知念実希人の新たな代表作誕生
作家デビュー10年 実業之日本社創業125年 記念作品
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、
ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命!
【目次】
プロローグ
一日目
二日目
三日目
最終日
エピローグ
『硝子の塔の殺人』刊行に寄せて 島田荘司【商品解説】
著者紹介
知念 実希人
- 略歴
- 〈知念実希人〉1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。「誰がための刃」でばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「崩れる脳を抱きしめて」「ひとつむぎの手」など。
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紙の本
あまり好きになれそうにないと思ったのですが
2021/09/23 14:08
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tsug - この投稿者のレビュー一覧を見る
数ページ読んであまり好きになれそうにないと思いつつ、帯の煽り文句に惹かれて書いました。惹かれましたが半信半疑の気持ちもありました。
冒頭から登場する「名探偵」と名乗る(探偵ではなく名探偵と強く主張する)女性が鼻につくので読むのをやめようかと思ったものの読み進めていくうちにどんどん引き込まれました。
帯の煽り文句はどれも本当です。これは素晴らしい作品。
あっと言わせる真実がミステリの醍醐味だと思いますが、これは文句なしです。
電子書籍
すごい。
2021/09/05 21:14
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:苔玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
語彙力が無くなる程すごいとしか言えなくなり、読み進めていく手を止められず、2日で1周してしまいました。それほど面白くて、展開が予測できずまさに衝撃の連続でした。初めは 単なるミステリ好きが読む本なのか と、表紙に惹かれた時ちょっと考えておくべきかと思いましたが、知らない作家の知らない題名の本や、そのシリーズまで次々出されてしまい、ミステリ好きでは無い人にとっては少し追いつくことが難しいんですが、それを基にした謎解きが次々明かされていき、「その本を読めば、この小説をもっと面白く読めるのかな」と思い、2周目を読むことを決意しました。最も、読み終わったあとは「凄かった…」しか出ない。好きな映画を2本くらい見終わったあとのような満足感。すごく心が踊りましたし、ミステリ好きにはもちろん、小説を読み始めてみたいという人にもオススメです。
紙の本
ミステリー愛に満ちた傑作ミステリー
2022/01/29 20:41
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある雪山に立てられた奇妙な館「硝子館」にて、名探偵、医者、推理作家、刑事、執事、メイドといった、“いかにも”な登場人物達が織り成す密室殺人事件。探偵役の発するミステリーに対するメタ発言、ホームズ役とワトソン役の危険な関係、どことなく腑に落ちないトリック等、幾重ものフェイクに彩られたトリッキーで大胆なミステリー。とにかく読んでいて楽しい。新本格ミステリーへの惜しみない敬愛に溢れており、「このミステリーがすごい!」1位は逃したものの「このミステリー愛がすごい!」は文句なしの1位を与えたい。
紙の本
おもしろかった!
2021/10/15 11:24
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念さんの本は初めて読みました。おもしろかった! 硝子の塔という不可思議な場所に集められたいかにもミステリーっぽい面々。最初からひきこまれ、予想できない展開に驚かされました!ミステリーに詳しくないのですが、作者のミステリー愛のすごさにも圧倒されます。ここにでてきた小説は読んでみたいと思いました。
紙の本
ミステリー大全
2021/08/29 10:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
古今東西のミステリ作品が、物語中にちりばめられ、知らない作品が、当然のように、提示され、めまぐるしいばかりの展開に圧倒される。本格ミステリがどのようなものかを、おぼろげながら理解させるのは、すごい。著者の新境地なのか、そして新しいシリーズの誕生なのだろうか。
電子書籍
名作
2023/02/11 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯人は物語としてはわかりやすいし、そうでなければならない。
しかし、そのトリックはなるほどというもの。
名探偵がこれまでのミステリーを例に挙げて推理を進めるが、作者のそうした作品への敬意が感じられる。
紙の本
期待以上の面白さ!
2022/08/12 18:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっごく面白かったです!読んでいる間に、他にも読みたい作品とどんどん出会いすぎちゃうので注意。
ミステリ小説に詳しい方は特に楽しめるのではないでしょうか。
読者の都合のいい解釈や言い聞かせをも利用した、素晴らしいミステリ作品。
紙の本
ミステリー小説の最傑作
2021/08/17 18:23
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Y - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念実希人先生のサイン本!
ミステリー愛が詰まりに詰まった
変わらない大どんでん返し!
文章に引き込まれ、その中に入り込んでるようなそんな感覚。すぐに読み終えてしまいました。
紙の本
ミステリを読む楽しみを満喫!
2023/01/18 08:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念実希人さんの話題作を遅ればせながら。どんでん返しを繰り返す物語から、「本格ミステリ」への愛がこぼれてきそうな作品で、ミステリを読む楽しみを満喫できました。「名犯人」は怪人二十面相的に続篇にも期待します!
紙の本
硝子
2022/08/08 11:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念実希人さんの本は面白いので、この本もきっと楽しいだろうと思って読みました。ミステリー小説オタクの域に入っている作品なのでしょうか、私にはよくわからないところもありましたが、一気に読んでしまいました。
紙の本
ネタバレ厳禁!
2022/06/10 17:29
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで油断できない展開なのだろうとは思いながら読み進めていましたが、期待を裏切らない作品でした。なんだか不自然だなと感じた部分は見逃してはならないところなのだということが、よくわかりました。
電子書籍
新本格
2021/12/28 21:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリー好きにはたまらない作品です、これぞ新本格!と思いました。すごい!一条遊馬の行動が見事にー。昔ながらの本格推理小説が好きな方には大絶賛受けそうです。ただ、こんな館は、今どきは、ないだろーと、つッコミ入りそうなー
紙の本
先入観なしに読むべし
2022/10/14 18:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど。
とは思ったが、待望のミステリーという感じではなかった。
帯評価を読まずに普通に読んだ方が良いかも。
紙の本
ミステリマニアへの挑戦
2022/03/04 19:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2022年本屋大賞ノミネート。雪深い山奥に聳える、閉ざされた硝子の塔で繰り広げられるドラマティックなミステリ長編。ミステリーマニアを挑発する様な喜劇タッチな煽りから、幾重にも折り重なる息を飲む展開。厳格なミステリーのなるたるかを詰め込んだ一冊