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チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史
【フェアバンク賞(2018年)】中国語タイプライターの〈不可能性〉から繙く、近代中国の情報技術史。漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった技術の...
チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史
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商品説明
【フェアバンク賞(2018年)】中国語タイプライターの〈不可能性〉から繙く、近代中国の情報技術史。漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった技術の起源など、波瀾と苦渋に満ちた中国語タイプライター開発の軌跡を辿る。【「TRC MARC」の商品解説】
本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。
目 次
謝 辞
序 論 そこにアルファベットはない
第1章 近代との不適合
第2章 中国語のパズル化
第3章 ラディカル・マシン
第4章 キーのないタイプライターをどう呼ぶか?
第5章 漢字圏の支配
第6章 QWERTYは死せり! QWERTY万歳!
第7章 タイピングの反乱
結 論 中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ
訳者解説
注
索引【商品解説】
著者紹介
トーマス・S.マラニー
- 略歴
- 〈トーマス・S.マラニー〉コロンビア大学で博士号を取得。スタンフォード大学歴史学部教授。専攻は中国史。
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