紙の本
生きてりゃなんとかなる
2022/01/09 14:39
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投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後の颶風は読んでいて辛かったです。しかし、おしげさんの生き抜こうとする強い言葉に勇気をもらいました。今でも地震や水害がありますが、それで心が疲れたらまた読みたいなと思いました。
紙の本
いろんなことが
2023/09/19 11:41
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
安さんの周囲でいろんなことが起こります。
全部、現代にも通ずるような気がします。
望まぬ妊娠、女性の働き方、天災。
人は人に救われるのかな。
紙の本
あんのまごころ
2021/07/30 20:31
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
おやすの同僚、おちよが妊娠。周囲の大人たちがおちよの身を本当に親身に考えて手を差し伸べる姿に胸を打たれました。心が温かくなるシリーズです。
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シリーズ第4弾。
相変わらず、おやすのまわりはいい人ばかり。
おやすの代わりではないだろうが、逆にまわりの人々の方が大変な気がする。
終盤の台風で、ここで一転大変な日々になるのかと思ったが、要らぬ心配だったようだ。
このまま女料理人になるまでシリーズが進んでいくのだろうか?
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今作も最高でした♪
あんちゃんも嫁入りを考えなくてはならない年頃になったんだとホロリ。
でも、料理人になりたい気持ちが大きな彼女にはまだ考える余裕がない。
今も昔も変わらない女性に絡みつく鎖に悲しくなってしまった。
悪気がないだけに、大女将さん(T ^ T)
でも、一つ苦難を乗り越えたあんちゃんの次のお話がもう楽しみです( ´ ▽ ` )
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品川宿の宿屋「紅屋」の台所付きの女中になった
おやす。おちよの腹にやや子がいることを
聞いていたおやすは、日に日に元気がなくなっていく
おちよの本音に気づきはじめて…。
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同僚女中の妊娠を元に、主人公のおやすや先輩女中おしげさん、板前の政さんなどの過去や結婚のことにまで踏み込んだ内容。紅屋の先代女将さんの想いもあり、本当に良い職場に住み込んだおやすにホッとする。今回は料理に関してはあまり凝ったものは出てこない。前作の大地震に続いて大型台風に襲われる当時の世相。天気の予測が今とは違って全然出来ない時代だった大変さがよく分かる。次回の展開はどうなるのか?
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202106/シリーズ4作目。お小夜夫婦の料理(あぶら焼き)場面がとてもよかった。政さん達お安をとりまく人々の暖かさにも心がうるおう。終盤の災害話はつらいけど再生の光と人間のたくましさが描かれていて沁みた。
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楽しみにしていた「お勝手のあん」の第4巻。
16歳になってわずかだが収入も得るようになった、お勝手の下働き、おやす。
料理頭の政に見込まれ、女料理人を目指す。
日本橋の大きな薬問屋の後添えに嫁いだ親友のお小夜。
お小夜の旦那様の健康のために新しい料理を考え月一で通う。
女中で、大旦那の親切すじのおちよは、騙された男の子供を身籠ってしまった。
品川に経験のない大きな嵐が訪れた、被害は大きい。
次々と問題が起こるが、一つ一つ流されずに、向き合うおやすこと、あんであった。
日本江戸時代版の「赤毛のアン」の呼び声高い名作シリーズだ。
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安定の第4弾。「お勝手のあん」シリーズで、初めて柴田よしき氏の作品を読み始めたが、とても達者な作家さんだと思う。物語の面白さはもちろん、言葉の選び方がすばらしい。今回も、人物一人ひとりが浮き上がってくるようで、ドラマか映画を見終わったかのような、読後感だった。シリーズの続きが楽しみ。
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お小夜様の旦那様のための献立づくり、おちよの妊娠、そして品川に起こる災害。
紅屋の大旦那、大女将、若旦那、番頭さん、政さん、おしげさん。
現代に置き換えてみて、なんて頼れる経営者、上司たち。
こんな恵まれた環境にいたら、お安は一生ここで働きたい、真心を尽くしたい、と思うのも頷ける。
勘ちゃんのことは心配だけど、政さんの言う通り、きっと大丈夫。
なによりこのシリーズには絶望的な災難は訪れないという安心感(今回は少しハラハラした)。
続きが待ち遠しい。
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中絶と健康を考えた料理、そして女の幸せというテーマで、命、人生の立て直し、医食同源、女の幸せは結婚という「常識」への疑問、といったことを描いている。そして、最後の大型台風。自然の猛威の前に人間になすすべがないことは変わらない。しかし、ここにもまた、再生への思いがこめられている。
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品川の平旅籠「紅屋」で働く、鼻と舌の肥えたお安(あん)16歳が女料理人に向かって素直にすくすく成長していく様を描いた物語。料理人の政さん、女中頭のおしげ、薩摩之介ら脇役もいい存在感を示していますw。柴田よしき「あんのまごころ」、お勝手のあんシリーズ№4、2021.6発行。
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品川の宿屋〈紅屋〉の正式な台所付き女中となったおやすの成長を描く〈お勝手のあん〉シリーズ第四作。
前作からの宿題…お小夜さまのご主人への料理を考えること…『油っぽいものが好きな人に食べさせるさっぱりしたもの』と『柔らかいものが好きな人でも食べられる硬いもの』で、尚且お小夜さまが作れる簡単なレシピを考えるおやす。
まるでなぞなぞのような料理だが、おやすの斬新な発想力と板長・政一の手助けにより第一の『油っぽいものが好きな人に食べさせるさっぱりしたもの』の方は次第に形になっていく。
だがもう一つの方はまだおやすの頭の中にあるだけのようで形にはなっていない。こちらは更に続編へ持ち越しのようだ。
出来上がってみれば現代よくある料理だったのだが、この当時には勿論ないし、それを頭の中で考え試行錯誤し、政一がそのアイデアを形にするための道具を手配してくれて、良い師弟関係になっている。政一が単におやすを見守っているのではなくおやすのアイデアから刺激を受けて〈紅屋〉で出す料理にも生かしていくところが良い。
仕事に対する厳しさと料理人としての成長を促すための見守りと両面を持った政一のおかげでおやすは人として料理人として成長していく。
もう一つのテーマとして提起されたのが女の生き方。
やはり前作からの続きになるが、流れ者との子を身籠ったちよが中絶するのか産むのか悩んでいる。
相変わらず甘ったれた性分のちよでイライラするのだが、それを受け入れ何とかしようとするおやすやおしげ、番頭さんたちなど、ちよは何と恵まれた人間だろうと思う。今度こそしっかり地に足着けて生きていって欲しいが、甘ったれ精神はそう簡単に治らないだろう。
ちよと反対におやすは恋愛に対する怖さを感じている。そして彼女は改めて料理人として生きる道を進む決意をするのだが、大女将はおやすに結婚する道を進める。この当時の価値観としては当然だからむしろ大女将は善意で言っている。
だがそれがおやすには苦しい。自分が大女将に気を掛けて貰っていることをありがたく思うと同時に料理人としての道を諦めることも出来ない。それがたとえ厳しい道であると分かっていても。
おしげにもかつて縁談話があったことを知った。しかしおしげは誰かの妻になり母になることよりも〈紅屋〉で働くことを選んだ。それでもちよの子を育てることを考える辺り、やはり彼女も母になることを夢見ていたのだろうか。
最後に安政の台風が出て来る。〈紅屋〉はどうなるのか、働く人々は無事なのかとハラハラしながら読んだが、取り敢えず命だけは助かったようでホッとした。しかし次回は〈紅屋〉含め品川宿の復興という難題がテーマになりそうだ。
シリーズ作品レビュー
①お勝手のあん
https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4758443076
②あんの青春 春を待つころ
https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4758443432
③あんの青春 若葉の季
https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/4758443807
④あんのまごころ(本作)
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シリーズ第4弾。
終盤悲しい展開が待ってるのかとハラハラしながら読んだ。
次が楽しみ。
[図書館·初読·8月30日読了]