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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2021/05/21
- 出版社: 八木書店出版部
- サイズ:22cm/554p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8406-2247-9
- 国内送料無料
紙の本
馬と古代社会
著者 佐々木 虔一 (編),川尻 秋生 (編),黒済 和彦 (編)
馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか。馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀など、古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学等、隣接する諸分野と多...
馬と古代社会
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商品説明
馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか。馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀など、古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学等、隣接する諸分野と多角的に検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
「2021年度JRA賞 馬事文化賞 特別賞」受賞!
馬はどのように渡来し、社会に浸透したのか
馬文化の渡来、生産・飼育、交通、祭祀、儀式―
古墳時代から摂関期まで、日本考古学・文献史学を中心に、動物考古学、日本文学など、隣接する諸分野と多角的に検証
1 馬文化の渡来に迫る
古墳時代、東アジアを経由して日本(倭)に渡来した馬文化。馬は古代社会にどのように受容され広がったのか。中国・朝鮮半島・中央アジアなどの馬文化と比較し、日本国内の古墳などに埋葬される馬具・埴輪、地中から出土する馬の骨など、多彩な資料を分析した最新の研究を紹介。
2 日本全国を網羅
中国の制度や朝鮮半島のあり方を強く意識しつつ、生駒山麓西側周辺から伊奈谷(長野県)を経て、上野地域を見通す馬の伝播の道、畿内周辺の牧、そして御牧が設置された信濃・上野・甲斐・武蔵地域、さらには北陸・東北、九州南部まで、日本列島の馬に関するほぼ主要な地域をカバー。その地域の専門家が最新の研究成果を伝える。
3 古墳時代中期から摂関期までの約700年間
初期馬飼集団が出現した古墳時代中期からはじまって、馬が武力として積極的に利用された古墳時代全般、大化前代から律令制成立期の諸制度の成立、そして律令制下の牧の実態、貴族と馬の儀礼的な関係が強まった摂関期まで約700年間を対象とする。
4 古代社会を支えた馬の諸相
白馬の節会(毎年正月7日に実施)など儀式に登場する馬。雨乞の祭祀に用いられる馬。神社に奉納される絵馬。和歌によまれた馬、騎馬と馬車の関係など、様々なシーンに登場する馬が古代社会にもたらした意味を多角的に考える。
5 馬の一生
馬はどこからやってきて、何を食べ、何歳まで生きたのか。地中から出土する馬の骨などを分析する動物考古学の最新成果により、都城やその周辺の馬の一生(ライフヒストリー)や馬の出生地、そして労働環境までを明らかに。カラー口絵8ページで、馬の文物を紹介。【商品解説】
目次
- カラー口絵(8頁)
- 序―『馬と古代社会』刊行にあたって― 佐々木虔一
- Ⅰ部 総 論
- 1 日本列島における馬匹と馬具の受容 桃﨑祐輔
- 2 馬匹生産地の形成と交通路 諫早直人
- 3 馬と渡来文化―古墳時代東国の馬生産― 若狭 徹
- 4 東国の牧遺構 平野 修
- 5 貢馬をめぐる牧の諸相 山口英男
- 6 動物考古学からみた馬匹生産と馬の利用 植月 学
- 〔コラム〕馬のシンボリズム―古代トラキア人と馬― 田尾誠敏
収録作品一覧
日本列島における馬匹と馬具の受容 | 桃崎祐輔 著 | 3−34 |
---|---|---|
馬匹生産地の形成と交通路 | 諫早直人 著 | 35−58 |
馬と渡来文化 | 若狭徹 著 | 59−86 |
著者紹介
佐々木 虔一
- 略歴
- 〈佐々木虔一〉古代交通研究会会長。専門は日本古代史。著書に「古代東国社会と交通」など。
〈川尻秋生〉早稲田大学文学学術院教授。専門は日本古代史。著書に「古代東国史の基礎的研究」など。
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