読割 50
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尊皇攘夷 水戸学の四百年 (新潮選書)
著者 片山 杜秀
日本を近代国家に導いた「尊皇」感情の起点はどこにあるのか? 「水戸黄門」徳川光圀から三島由紀夫の自決まで。近代の夜明けを齎した熱病のごときナショナリズムの源流をすべて解き...
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尊皇攘夷―水戸学の四百年―(新潮選書)
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商品説明
日本を近代国家に導いた「尊皇」感情の起点はどこにあるのか? 「水戸黄門」徳川光圀から三島由紀夫の自決まで。近代の夜明けを齎した熱病のごときナショナリズムの源流をすべて解き明かす。『新潮45』他連載を加筆・改題。【「TRC MARC」の商品解説】
天皇が上か、将軍が上か? 明治維新は、水戸学の究極の問いから始まった。「水戸黄門」徳川光圀が天皇に理想国家の具現を見た中国人儒者・朱舜水を師と仰ぎ、尊皇思想が生まれる。幕末、挙国一致の攘夷を説く水戸の過激派・会沢正志斎の禁書『新論』が志士たちを感化し、倒幕への熱病が始まった。そして、三島由紀夫の自決も「天狗党の乱」に端を発していた。日本のナショナリズムの源流をすべて解き明かす!【商品解説】
著者紹介
片山 杜秀
- 略歴
- 〈片山杜秀〉1963年仙台市生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。同大学法学部教授。政治思想史研究者。音楽評論家。「未完のファシズム」で司馬遼太郎賞受賞。
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嗚呼、と心がうずく浪漫
2022/02/05 15:45
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投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
具象から歴史へ、那珂川から太平洋へ。
自尊心しかない持たざる藩で生まれたトンデモ思想が幕府を終焉へ導く。方便が現実を凌駕する奇々怪々。壮大な浪漫がそこにはある。
筆致は講談を聞いているような調子。他のことをしていても続きが気になる中毒性の高いコラム集かと思います。