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紙の本
経理から見た日本陸軍 (文春新書)
著者 本間 正人 (著)
軍隊のなかで、物と金を握っていた経理局(部)。予算、兵器の調達、衣食住、給与事情…。大組織を裏方として支えた日本陸軍経理部将校たちの活躍に焦点をあて、さまざまな側面から兵...
経理から見た日本陸軍 (文春新書)
経理から見た日本陸軍
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商品説明
軍隊のなかで、物と金を握っていた経理局(部)。予算、兵器の調達、衣食住、給与事情…。大組織を裏方として支えた日本陸軍経理部将校たちの活躍に焦点をあて、さまざまな側面から兵士たちの生活を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
予算決定や兵器の調達、兵士たちの食生活、唯一の憩いであった酒への並々ならぬ執念、お財布事情など、知られざるエピソードを紹介。【本の内容】
著者紹介
本間 正人
- 略歴
- 〈本間正人〉1969年生まれ。秀明大学総合経営学部准教授。元防衛事務官。
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紙の本
こんな視点があったのか!!!
2021/05/24 10:06
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争や軍隊などについての本は、日本軍に関するものでも膨大である。しかし、経理に関するものは、ほとんど無い。軍だって組織であり当然経理はあるはずだ。それは、軍の活動にも必須である。それについての一般的な書籍があまりないのは不思議だ。本書は、陸軍という組織を経理の面から見たユニークな本である。
電子書籍
最高傑作92式重機の値段も
2021/10/12 08:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プチトマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
会計から見る堅苦しい内容かと思いましたが、
途中に入っているエピソードがとても面白いです。
原価計算方式を陸軍に初めて根付かせた意外な有名人物、
今日と変わらない大蔵省との予算折衝の矢面にたつ軍人課長や、
上司(東條英樹!)の梯子外し。
なかでも秀抜なエピソードは、壊血病予防のための抹茶を全て海軍に押さえられ、
入手できなければ島しょ防衛の将兵の命に係わる、
その危機的状況のなか「奇想天外な」方法でたんまり手に入れることができた
大尉の話。
主な装備一覧表で重機、軽機、重砲、三十八式、九十九式の現在の
値段も分かりました。92式はけっこうします。
紙の本
軍の存在が招く国家予算の壮大な蕩尽
2021/07/13 22:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近読んだ「日本戦争経済史」と並び大変面白かった。戦争は要はカネがないとできない。にも関わらず日本は明治以降国家予算の大半をずっと軍費に使い果たして、国民生活の向上などは二の次だった。しかし膨大なカネとモノを扱う軍の経理や原価計算技術は進歩し、会計検査官の人材育成も進んだ。それが戦後のアメリカ管理会計の企業へのスムーズな導入の一助にもなったと多くの会計学者が認めていると言う。陸軍経理部の思わぬ副産物である。
紙の本
驚いた!
2021/07/30 10:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
軍隊にどれだけ金がかかるかということが如実にわかる作品だ。作者の執筆努力に敬意を表したい。それと同時にまさしく階級組織だったということも改めて感じた。
これだけのお金を投じる意義が本当にあったのかどうか甚だ疑問に思ったことも言っておきたい。これ全て国民の税金である。