- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/05/14
- 出版社: 書肆侃侃房
- サイズ:19cm/283p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86385-461-1
紙の本
ファットガールをめぐる13の物語
著者 モナ・アワド (著),加藤 有佳織 (訳),日野原 慶 (訳)
自分の体のサイズをめぐって悩みを抱えるエリザベスは、同じようなコンプレックスをもつ女性たちとも関わって生きている。ダイエットに取り組み、彼女は次第に瘦せていくのだが…。モ...
ファットガールをめぐる13の物語
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商品説明
自分の体のサイズをめぐって悩みを抱えるエリザベスは、同じようなコンプレックスをもつ女性たちとも関わって生きている。ダイエットに取り組み、彼女は次第に瘦せていくのだが…。モナ・アワドのデビュー作。【「TRC MARC」の商品解説】
宇宙はわたしたちに冷たい。理由はわかっている。
人が自分の体を生きることの居心地のわるさを描き出した、注目の作家モナ・アワドのデビュー作。
インディーズ音楽とファッションをこよなく愛す主人公のエリザベス。特別な人生は望んでおらず、ただ普通にしあわせになりたいだけ。
けれど高校でも大学でも、バイトをしても派遣社員となっても、結婚しても離婚しても、太っていても痩せていても、体のサイズへの意識が途絶えることはない。
自分と同じ失敗をさせまいとする母親、友だちのメル、音楽を介してつながったトム、職場の女性たち……。彼らとの関係のなかで、傷つけ、傷つけられ、他者と自分を愛する方法を探してもがく。
ロクサーヌ・ゲイ、エイミー・ベンダー、ブライアン・エヴンソン、その他各紙誌で絶賛!!
「女性とその体にとって理不尽すぎるこの社会。
アワドはそれを正しくとらえ、この連作短編を通して鮮烈に描き出している」(ロクサーヌ・ゲイ)
「賢くて茶目っ気があって、とり繕うことなくまっすぐな作品。
友情、セックス、誰かの心に寄り添うこと、自分らしく生きること。女子たちの格闘はヒリヒリとして、そのことをアワドはちゃんと語ってくれる。
何もかも受け止めて、素直じゃないけどあたたかい、そんな声で」(エイミー・ベンダー)
「素晴らしい仕事だ。失敗も喜びもひっくるめて、人として生きることの意味とはなにか?
それを痛々しくもありのままに描き出し、答えに近づこうとしている」(ブライアン・エヴンソン)
「実にするどいデビュー作。
もがくリジーを繊細かつ冷徹な言葉で描くアワドの作品は、アメリカの女性について考えるための新たな必読本である」(タイム)
「正直で痛烈、だからこそ読まれるべきだ。本書は女性が生きることの葛藤をわたしたちに見せつける。
ボディー・イメージも、他者との関係も、そしてあまりにも残酷なこの世界を自分の足で歩いてゆくことそれ自体も」(エル)【商品解説】
収録作品一覧
宇宙にさからう時 | 7−20 | |
---|---|---|
最大のファン | 21−33 | |
全身写真 | 35−67 |
著者紹介
モナ・アワド
- 略歴
- 〈モナ・アワド〉1978年カナダ生まれ。ブラウン大学、エディンバラ大学、デンヴァー大学で創作と英文学を学ぶ。シラキューズ大学で創作を教えている。
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さーてぃーん
2023/04/06 01:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
“ファットガール”をめぐる短編集。
いつか書評家の三宅香帆さんがおすすめしていたので読んでみた。
中にはちゃんと読めたな、と感じるエピソードもあったけれど、
全体的にはぼんやりとしかつかめた感じがしなかった。
もともと翻訳本がどうしても原文とニュアンスが変わってしまう気がして
苦手ということもある。
何よりつらかったのは登場人物たちが全員何文字かのカタカナの並びでしかないこと。
文章は綿矢りさの雰囲気。
翻訳本とカタカナに強くないと読みにくいかも。