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商品説明
大東亜戦争開戦後、秘密戦士の養成を目的に創設された陸軍中野学校。情報分析官などを長く務めた著者が、中野学校教育を分析・評価し、現代にも通用する情報教育や人材育成の手法を明らかにする。秘密戦の実態にも迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
中野学校は教育機関であってスパイ組織ではない──創設から廃校までわずか七年の歴史であったが、卒業生は二千人以上に及び、世界の至る所で秘密戦や遊撃戦に従事した。その教育方針は諜報・謀略技術の修得よりも、情報勤務者としての判断力や行動力の養成にあった。尋常でない秘密工作に携わる彼らには、孤独を生き抜く強靭な思想と柔軟な精神が求められた。アジア諸国の「民族解放」教育も行なわれ、中野学校で培った「無私の精神」で現地軍に身を投じる者もいた。防衛省情報分析官、陸自調査学校教官を長く務めた著者が、中野学校教育を分析・評価し、秘密戦の本質に迫る!【商品解説】
目次
- はじめに 1
- 第1章 秘密戦と陸軍中野学校 17
- 秘密戦とは何か? 17
- 目的が秘密である戦争手段/秘密戦とは「戦わずして勝つこと」/秘密戦と遊撃戦の違
- い/極秘マニュアル『諜報宣伝勤務指針』
- 秘密戦の四つの手段(諜報・防諜・宣伝・謀略)25
- 「諜報」は秘密戦の基本である/「宣伝」は秘密戦の中で最も知力を要する/秘密戦の主
- 体は「謀略」/消極的防諜と積極的防諜の違い/防諜は防御的であって最も攻撃的
- 中野学校に関する誤解の背景 37
著者紹介
上田 篤盛
- 略歴
- 1960年広島県生まれ。株式会社ラック「ナショナルセキュリティ研究所」シニアコンサルタント。元防衛省情報分析官。防衛大学校(国際関係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。87年に陸上自衛隊調査学校の語学課程に入校以降、情報関係職に従事。92年から95年にかけて在バングラデシュ日本国大使館において警備官として勤務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、調査学校教官をへて戦略情報課程および総合情報課程を履修。その後、防衛省情報分析官および陸上自衛隊情報教官などとして勤務。2015年定年退官。著書に『中国軍事用語事典(共著)』(蒼蒼社)、『中国の軍事力 2020年の将来予測(共著)』(蒼蒼社)、『戦略的インテリジェンス入門―分析手法の手引き』『中国が仕掛けるインテリジェンス戦争』『中国戦略“悪”の教科書―「兵法三十六計」で読み解く対日工作』『情報戦と女性スパイ』『武器になる情報分析力』(いずれも並木書房)、『未来予測入門』(講談社)。
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