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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/06/07
  • 出版社: 朝日新聞出版
  • サイズ:19cm/309p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-251759-3

紙の本

うらんぼんの夜

著者 川瀬七緒 (著)

地蔵を信仰する集落で育ち、都会に焦がれる高校生の奈穂は、東京からの転校生・亜矢子の言葉に違和感を覚える。一方、村の老人達が余所者に対して警戒心を募らせるにつれ、奈穂は自分...

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うらんぼんの夜

税込 1,760 16pt

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商品説明

地蔵を信仰する集落で育ち、都会に焦がれる高校生の奈穂は、東京からの転校生・亜矢子の言葉に違和感を覚える。一方、村の老人達が余所者に対して警戒心を募らせるにつれ、奈穂は自分までもが囚われていた村の呪縛に気づき…。【「TRC MARC」の商品解説】

片田舎での暮らしを厭う高校生の奈緒は、東京から越して来た亜矢子と親しくなる。しかし、それを境に村の空気は一変し、亜矢子の口数も少なくなる。疑念を抱く奈緒は、密かに彼女の自宅に忍び込もうとするが……。書き下ろしミステリー。【商品解説】

著者紹介

川瀬七緒

略歴
〈川瀬七緒〉1970年福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。「よろずのことに気をつけよ」で江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。ほかの著書に「桃ノ木坂互助会」「女學生奇譚」など。

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評価内訳

紙の本

立場が違えば見方も違う。

2021/08/01 16:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

先祖代々土地者の奈緒と、東京から引っ越してきた亜矢子の女子高生二人の夏休みの出来事。
外者を受け入れない旧弊な田舎の閉塞感が、どこにも逃げ出せない雰囲気で、苛立ちと危機感を募られます。
村の掟の中心には常に『地蔵様』があり、謎の掟が村を縛ってます。
この地蔵の真のあり方が終盤に分かると、老人たちの行動や亜矢子のことなど、すべての見え方が変わってきます。
そして、ただのミステリーでは終わらない怖さを残します。

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紙の本

ホラーミステリーの面白みもおさえつつ、モダンさもあり

2021/09/20 22:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホラーミステリー作品ではあるだろうけど、オドロオドロしさを余計に強調し過ぎることがなく、読後がすっきりした。
死の連鎖、大量かつ周到に散らばられた伏線といったガツガツさが薄い。でもゾクッと読ませる文章はこなれていて読みやすい。現代的な作風、秀作だと思う。
田舎の排他性を一貫して侮辱する見方を投げ続けるあたり少し気になったが、やはりここにも意図を含ませるあたり、特に面白い。

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2023/06/19 19:19

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2021/06/08 14:57

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2021/08/03 23:50

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2021/10/07 11:28

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2021/09/08 23:20

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