紙の本
中世の写本ができるまで
著者 クリストファー・デ・ハメル (著),加藤 磨珠枝 (監修),立石 光子 (訳)
中世の修道士はどうやって羽根ペンを握っていたのか? 書き間違えたらどう対処したのか? 中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵...
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商品説明
中世の修道士はどうやって羽根ペンを握っていたのか? 書き間違えたらどう対処したのか? 中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本のカラー図版79点とともに解説。【「TRC MARC」の商品解説】
解説を聞きながら鑑賞するような楽しみ
写本制作は盛期ルネサンスまで千数百年にわたって、多様な環境のもと、ヨーロッパの津々浦々で行なわれてきた。その特徴としてすべての事例にあてはまるものがないほどだ。本書はそんな中世の彩飾写本(彩色だけでなく金か銀が施されているものをこう呼ぶ)が作られる工程を、制作に携わったひとびとの視点に寄り添う形で、写本研究の第一人者が解説していく。
中世に使われていたインクやペンは、今日使われているものとは性質も製法も異なった。挿絵の中の写字生は現代のペンとは違った持ち方をし、文字もじっくり観察すれば、現代のアルファベットとは書き順が異なる。同様に、「挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?」「インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?」「羊皮紙ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?」といった、写本を鑑賞するうちに浮かんでくる疑問の数々が、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心とする多数の図版とともに検討される。
西洋中世写本の愛好家にその魅力を伝えつつ、専門家にも貴重な写本の細部について、新たな世界を開いてくれる一冊。【商品解説】
著者紹介
クリストファー・デ・ハメル
- 略歴
- 〈クリストファー・デ・ハメル〉オックスフォード大学で博士号取得。ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジ終身研究員。中世写本の第一人者。著書に「聖書の歴史図鑑」など。
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