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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/06/11
- 出版社: ひつじ書房
- サイズ:20cm/580p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8234-1094-9
- 国内送料無料
紙の本
トランス・モダン・リテラチャー 「移動」と「自己」をめぐる芥川賞作家の現代小説分析 (未発選書)
著者 疋田 雅昭 (著)
日本現代文学の諸相に「トランスモダン文学」という概念規定による補助線を引くことで、現代文学を説明する概念装置として使用されてきた「ポストモダン文学」とも、従来の「近代文学...
トランス・モダン・リテラチャー 「移動」と「自己」をめぐる芥川賞作家の現代小説分析 (未発選書)
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商品説明
日本現代文学の諸相に「トランスモダン文学」という概念規定による補助線を引くことで、現代文学を説明する概念装置として使用されてきた「ポストモダン文学」とも、従来の「近代文学」とも異なる位相の存在を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
「自己」が近代文学が拘り続けたテーマであることは言を俟たないが、現代文学は統一され安定した「自己」そのものへの不信から始まっている。ともに時空を「移動」し続ける存在としての読者とテクストが出会う結節点。そこから変容しながらも繰り返し立ち上がってくる主体こそが現代文学が語る「自己」にほかならない。本書は「自己」と「移動」に着目し芥川賞受賞作家のテクストから平成という時代の諸相を読み込む試みである。【商品解説】
目次
- 序 「次」の無限後退からの「移動」―「ポストモダン文学」と区別して
- 第Ⅰ部 「移動」する「身体」【断片・性・家族】
- 第一章 逃走あるいは溶解する境界―笙野頼子「なにもしてない」をめぐって 【無職】【結婚】【天皇制】
- 1 「現実」との闘争あるいは「現実」からの逃走
- 2 「ひきこもり」から考えるあるいは「ひきこもり」を考える
- 3 「テレビ」と「現場」あるいは「現実」と「虚構」
- 4 母親から娘へあるいは娘から母親へ
- 5 病気からの快方あるいは遊びからの解放
- 6 伊勢への帰郷あるいは反転する「移動」
著者紹介
疋田 雅昭
- 略歴
- 〈疋田雅昭〉1970年生まれ。立教大学文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)。東京学芸大学教育学部准教授。著書に「接続する中也」など。
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