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紙の本
バカに唾をかけろ (小学館新書)
著者 呉 智英 (著)
大衆も知識人もバカまみれ、バカ汚染である。こんな時代に心ある人のできることは何か。バカを痛罵することだ−。自称知識人たちの無知・無見識を容赦なくあぶり出す。『週刊ポスト』...
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商品説明
大衆も知識人もバカまみれ、バカ汚染である。こんな時代に心ある人のできることは何か。バカを痛罵することだ−。自称知識人たちの無知・無見識を容赦なくあぶり出す。『週刊ポスト』連載他に修正・加筆。【「TRC MARC」の商品解説】
自称知識知人の無知・無見識をあぶり出す。
「最も危険な論客」が衆愚社会を撃つ!自称知識人たちの無知・無見識を容赦なくあぶり出す“劇薬”。
たとえば話題になった「表現の不自由展」については、こうして一刀両断。〈議論の中心にあるのは慰安婦を象徴する「少女像」だが、これ、いつ表現が不自由になったのか。少女像はソウルの日本大使館前に二〇一一年から堂々と設置されている。しかも公道にである。(中略)こうした少女像のどこが「表現の不自由」なのか。津田大介ら破廉恥な運動家連中がわざわざここで表現の不自由を作り出したのだ。ありもしない交通事故を作り出す「当り屋」商売と同じである〉(本文より)
返す刀で保守派に対しても、〈何を「保守」すべきかといえば、まず伝統だろう。しかし、伝統の意味を誤解していては話にならないし、昨日今日の流行を伝統だと思い込んでいては大恥だろう。ところが、現実にはそういう論者が多いのだ〉と手厳しい。
そしてこう嘆く。〈大衆も知識人もバカまみれ、バカ汚染である。こんな時代に心ある人のできることは何か。バカを痛罵することだ。バカに痛罵をかけろ。バカに唾をかけろ〉
【編集担当からのおすすめ情報】
『週刊ポスト』で連載していた「現実のバカ」に新たに補論を加え、さらに長文評論「人権を疑え」を加筆した、著者の集大成的評論集です。ベストセラー『バカにつける薬』から30年余り、ますます劣化した自称知識人と衆愚社会に向けた「狂暴なる言論」は、それでもなお知識や教養を求める人たちにとっての最後の救いなのかもしれません。【商品解説】
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まさか・や!
2022/08/25 23:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:酔生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
必ずしも意見の合わないところがあるものの、共感するところの多い本でした。切れ味も鋭く、考えさせられる箇所もあちこちにありました。
特に快哉を感じたのは、「真逆」の読み方について「まさか」とふりがながつけられている点です。
「まぎゃく」という気持ちの悪い読み方がこの10年くらいの間に急速に広まってしまったことが、常々気になっていたので、影響力の大きい人の中に、同じ考えの人がいることに、とても心強い思いを感じました。