きっと誰かに教えたくなる蚊学入門 知って遊んで闘って

投稿元：

レビューを見る

＜目次＞
第１章　　蚊ってなに？
第２章　　蚊から身を守る
第３章　　蚊が運ぶ感染症
第４章　　蚊を調べてみよう！
付録　　　蚊でアート！

＜内容＞
我々の身近にいる昆虫、蚊について一通り解説をした本。第１，２章は分かりやすく、役に立つだろう。第３章は難しかった。アース製薬などは蚊を飼っているそうで、その捕まえ方や育て方も載っていたが、砂糖水や魚のえさでもいいことに驚いた。

投稿元：

レビューを見る

著者は一人でなく、「蚊」に関するいろいろな分野の専門家が分担して書いた本。生物学から防除まで、テーマは幅広いがまとまりはなく、「蚊」に関する雑学がいくつか増えただけで、ネットを拾い読みするみたいな感じだった。

投稿元：

レビューを見る

　図書館の新着コーナーで手に取った。
　かなり内容が濃い。それはそのはず、著者は世界保健機関（ＷＨＯ）で２０年以上にわたり蚊が媒介する感染症と闘ってきたエキスパートだ。蚊対策の実地の取組に基づく内容が凝縮されている。
　こういう著書を若い人が触れて目を世界に向けて欲しいものだ。

投稿元：

レビューを見る

蚊に関する事柄をさまざまな切り口で解説している。蚊への愛がヒシヒシと伝わり、特に口吻が7本の管でできているという精巧さには驚いた。ショックだったのは未だにデング熱とマラリアが2、3億を超える患者を毎年出していること、特にマラリアに関しては死者数の67%を5歳未満の子どもであること。コロナの影響も言うべくもなく大きいが、発展途上国を中心に問題となっている感染症がいまだに根本的な解決に至っていないことに、経済格差の問題を再認識せざるを得なかった。