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膨張GAFAとの闘い デジタル敗戦霞が関は何をしたのか (中公新書ラクレ)
著者 若江 雅子 (著)
データと富が集中するGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)。日本がそれを許した一因に法制度の不備がある。激変するデータ経済、追いつかない法と意識に抗おう...
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商品説明
データと富が集中するGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)。日本がそれを許した一因に法制度の不備がある。激変するデータ経済、追いつかない法と意識に抗おうとした霞が関周辺の人々の闘いを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
GAFAの力の源泉は、私たちから集めたデータだ。彼らはSNS事業者としての「表」の顔で集めたデータを、「裏」の広告事業で活用して巨利を得ているのだ。日本はデータの利活用派と保護派の対立で膠着し、海外では何年も前から問題視されていた事案が放置され、一流企業から中央省庁まで貴重なデータを彼らに無償で提供してきた。
彼らの急速な進化に国内法が追いつかない。ヤフーや楽天に及ぶ規制も、海外プラットフォーマーは対象外。彼らはこの「一国二制度」の「グレーゾーン」をどんどん突き進む。こうした攻勢に、日本は長く無策だった。彼らに巨利に見合う税金を徴収できず、法を適切に執行してこなかった。GAFAは日本政府の求めに対し、顔さえ出さない。なめられていた。
それでも、霞が関は遅まきながら動き始めた。法・産・学の先駆者たちを知恵袋に、経産省、総務省、公取委がデータ時代の公正なルール形成に取り組む。
この戦いは始まったばかりだ。先進各国の現代的なプライバシー規制で揉まれた彼らは、この問題を放置した日本でいっそう影響力を高めている。今やGAFAは国家に変わる「統治者」とも「ウォールドガーデン」とも呼ばれている。
このゲームのルールは何か? 最前線で取材し続ける記者がデータプライバシーに無頓着な日本へ警鐘を鳴らす。【商品解説】
著者紹介
若江 雅子
- 略歴
- 〈若江雅子〉東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。読売新聞東京本社編集委員。
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日本のネット関連法律が生温い事実を記述
2021/07/12 07:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、ネット界を牛耳るGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に対し、日本では膨張を規制する法律が追い付いていないことを、現役新聞記者の著者が指摘した1冊です。
法律について追及している内容なので、書かれている文章は堅めです。また、紙幅が厚いです。中公新書ラクレですが、読み進めるにはそれなりの労力を費やします。