読割 50
紙の本
サボる哲学 労働の未来から逃散せよ (NHK出版新書)
著者 栗原 康 (著)
なぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか。「働かざるもの食うべからず」は本当に正しいのか。稀代のアナキスト文人が、資本主義下の労働倫理を...
サボる哲学 労働の未来から逃散せよ (NHK出版新書)
サボる哲学 労働の未来から逃散せよ
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商品説明
なぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか。「働かざるもの食うべからず」は本当に正しいのか。稀代のアナキスト文人が、資本主義下の労働倫理を解体し、そこから逃亡する道を拓く。【「TRC MARC」の商品解説】
万国の労働者よ、駄々をこねろ!
コロナ禍でさらに屈折する現代の労働倫理や規範意識。
「はたらかざるもの、食うべからず」。私たちはなぜ心身を消耗させながら、
やりたくない仕事、意味のない仕事に従事し、生きるためのカネを稼ぐのか。
社会からはいつでも正しい生き方や身の処し方が求められ、
もっと頑張れ、努力しろと急き立てられる。そこから逸脱すれば落伍者。そんな世界は正常か?
気鋭のアナキスト文人が、フーコーからグレーバー、
『古事記』から『鬼滅の刃』、果ては近所の野良猫までをも俎上にあげながら、
資本主義の絶対的な権力性を背景にした労働倫理を相対視し、
そこから踊るように抜け出す道を拓く。未来をサボれ!【商品解説】
「働かざるもの食うべからず」は本当に正しいのか?資本主義権力を背景にした規範意識を解体し、そこから抜け出すための躍動の書!【本の内容】
著者紹介
栗原 康
- 略歴
- 〈栗原康〉1979年埼玉県生まれ。政治学者、作家。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に「大杉栄伝」「村に火をつけ、白痴になれ」「死してなお踊れ」など。
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生き方
2021/09/10 13:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの社会の分析が、新しい視点でわかりやすかったです。今までの生き方にとらわれないで、素晴らしかったです。
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サボることを、まじめに考えてみる
2022/01/09 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
アナキズム研究の栗原康さんが、今の社会で当然とされている「労働」について、アナキズムの視点から一石を投じる論考。
結構難しい内容(思想・哲学)のはずなのだが、栗原さんのファンキーな書きっぷりにぐいぐい引き込まれ(時々ついていけないが)、自分(の生活)に引き付けて考えられる。
国家や制度といった枠組みに乗っかっていろいろお任せしてしまえば、自分でいろいろ考えずに済んで楽なことが多いかもしれない。でも、その制度のせいでイに添わない何かを強制され、しんどいこともある。
私たちが当たり前だと思っている(思わされている)国家や制度や働くということまで、いったん立ち止まって考えてみる―。いのちある人間として、それは当たり前なのか?と疑ってみる。そんな自立/自発が求められているのだと痛感させられた。
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アメノウズメと海賊
2021/12/02 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
損得勘定、見返り、恩返しといった発想自体がふっとばされる相互扶助や自分の理想に縛られない白紙主義といった考え方を支持しつつ、はたらかないでたらふく食べたいと叫んでいる大学講師のお話。