このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
禅宗は、精神の自由を求めたアウトローたちから始まった。数十年にわたる禅宗研究をふまえ、「社会における禅宗の位置」という新たな視点に立って、中国禅思想史を叙述する。『禅文化』連載をもとに単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
禅宗は、精神の自由を求めた「アウトロー」たちから始まった。
千五百年にわたる中国禅思想の歴史を著者独自の斬新な視点から詳細に叙述。
本書は、禅宗研究の分野で多くの成果を挙げてきた著者が、「社会における禅宗の位置」という新たな視点に立って叙述した中国禅思想の通史である。著者の数十年にわたる研究を踏まえ、その到達点を広く一般の読者に向けて提示する。
“筆者一人で中国禅思想史の全体を論じようとするのは、いかにも無謀な企てではないのか。全くその通りである。しかし、筆者には、そのような危険を冒してでも行ないたいことがあった。それは、禅宗をアウトローの山林仏教を起源とする精神の自由を求める思想運動であると見る立場から、その歴史の全体を見通してみたかったのである。”(「プロローグ」より)【商品解説】
目次
- プロローグ
- 序章 禅宗の源像を求めて
- 第一章 達摩から東山法門へ
- 第一節 達摩と慧可
- 第二節 東山法門の形成と拡大
- 第二章 東山法門の中原への進出と「北宗」の誕生
- 第一節 中原での禅の布教─「北宗」・法如系・玄賾系
- 第二節 「北宗」の誕生
- 第三章 荷沢神会の活動と影響
- 第一節 荷沢神会の登場
著者紹介
伊吹 敦
- 略歴
- 伊吹 敦(いぶき あつし)
1959 年、愛知県に生まれる。1983 年、早稲田大学第一文学部卒業。
1992 年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、東洋大学文学部教授。
著書『禅の歷史』(法藏館、2001 年)、「日本天台における「四宗相承」の成立」(『印度学仏教学研究』66-1、2017 年)、「胡適の禅研究の史的意義とその限界」(『駒澤大学仏教学部論集』49、2018 年)など多数。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む