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紙の本
中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢 (中公新書)
著者 鈴木 由美 (著)
鎌倉幕府滅亡から2年後の1335年、北条高時の遺児時行が信濃で挙兵、鎌倉を陥落させた。この中先代の乱を契機に歴史は南北朝時代へと動き出す。乱の内実を読み解き、その後の時行...
中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢 (中公新書)
中先代の乱 北条時行、鎌倉幕府再興の夢
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商品説明
鎌倉幕府滅亡から2年後の1335年、北条高時の遺児時行が信濃で挙兵、鎌倉を陥落させた。この中先代の乱を契機に歴史は南北朝時代へと動き出す。乱の内実を読み解き、その後の時行たちの動向を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
建武2年(1335)7月、信濃で北条高時の遺児時行が挙兵した。破竹の勢いで鎌倉を落とした彼らの動きに、時の政権は戦慄する。後醍醐天皇、足利尊氏、護良親王など多くのキーマンの運命を変えた反乱の内実を読み解き、その歴史的位置づけを示す。【商品解説】
著者紹介
鈴木 由美
- 略歴
- 〈鈴木由美〉1976年東京都生まれ。帝京大学文学部史学科卒業。中世史研究者。中世内乱研究会会長。
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紙の本
彗星の時代
2021/07/20 21:49
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は子供の頃に読んだ歴史漫画で北条時行にハマった結果が、この本という事になる。中先代の乱は南北朝の時代の前震みたいな扱いだが、短いとはいえども、鎌倉を制圧したので、先代としての鎌倉幕府と当代としての室町幕府の間という意味で「中先代」と称されたとの事。
北条時行は文和2年まで生きていたが、人生で輝いて見えるのは、やはり中先代の乱の一時で、彗星のように一瞬、輝いていたように見えてくる。
著者は中先代の乱と先行する西園寺公宗による後醍醐天皇暗殺計画、建武3年の足利尊氏・直義兄弟に接触して持明院統に皇位を回復しようとした光厳院を「強い意志を持った人物だったと考えられる」と評し、「持明院統の後醍醐」とも評している。昨今の光厳天皇の伝記は六波羅探題の滅亡と正平の一統に視線が向きがちで、後伏見院の落飾によって持明院統の家長となった建武期の光厳院の果たした役割には向かないような感じがしていたから、案外、それが光厳院の実像、あるいは一面だったように思える。
中先代の乱当時に光厳朝の年号である正慶を復活させた時行は北条一門恩顧の足利一門の裏切りを許せなかったので、仇敵であるはずの南朝に参じて龍口で切られるまで南朝方に仕えていた。時行は光厳院をどう思っていたのか、気になってくる。
紙の本
乱発生の事情など
2022/02/09 19:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いて座O型 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中先代マニアと言っていいであろう著者による、中先代の乱とその前後についての詳細な概説書。
なんとなく、元の権力者が昔の夢よもう一度という感じで、一時的に反乱を起こしただけのように思われがちな中先代の乱も、当時はそれが起こるだけの事情があり、またそれなりの波乱を巻き起こすだけの要因もあったということが、よく理解できて、興味深い一冊になっている。
電子書籍
北条氏の反乱
2024/02/06 04:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
北条氏の反乱が北条時行の中先代の乱を中心に記述されている。中先代の乱だけでなく全国でさまざまな北条氏が蜂起していたことは知らなかったので勉強になった。
紙の本
大変丁寧な本
2022/03/12 11:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:柏木ゆげひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
記述に派手さはないですが、地道に史料を分析する経過や採用しなかった見方の参考文献も書かれていて、大変丁寧な印象。また著者の鈴木由美さんの、大学を出て就職されてから本格的に研究されたという経歴に、とても勇気づけられました。
紙の本
なかなか面白い中先代の乱
2022/01/02 11:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の中先代の乱についての認識は「時行が鎌倉に攻め込んだりしたから尊氏に後醍醐天皇に離反する口実を与えてしまったのだ」ということだったのだが、この本を読んで、この乱は尊氏と後醍醐天皇という視点だけではない面白い側面がいくつもあることが認識できた
紙の本
北条時行への強い想い
2021/10/03 14:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
応仁の乱や観応の擾乱などと比べると、マイナーと言える中先代の乱が、一書となったことに正直驚かされた。同乱の経過や意義などが丁寧に叙述されており、第5章の延元元年「鎌倉合戦」の部分は、特に興味深かった。「あとがき」からは、北条時行に対する著者の強い想いが感じられ、好印象の読後感。
紙の本
知られざる事件
2021/11/20 18:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンプで好評連載中の漫画「逃げ上手の若君」でいずれ描かれる乱を解説した本。
「中先代の乱」の背景、その影響、その後等が解説されている。
紙の本
著者の愛が伝わる
2021/09/21 18:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンプで漫画が連載中とはいえ、中先代の乱で新書が一冊出るとは凄い。太平記からの引用も多く、史料的にも厳しいのかなと思うが、それでも建武政権への不満を掬い上げ、鎌倉奪還を成し遂げたその意義をしっかりと描いている。意外だったのは北条時行が、光厳天皇ら持明院統と連携していた点。反後醍醐で考えれば当然かもしれないが、後に時行が南朝に帰順することを思うと、足利尊氏と立場がそっくり入れ替わったようで不思議である。反後醍醐から反足利への転換。時行の決断が、足利の天下が生まれつつあることを証明しているようで面白い。
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時行
2021/09/06 05:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
北条時行への思い入れが深いのは分かるがまだ資料が少なくわからない部分も多々ある。論文ではなく一般書だということを忘れているようで引用が多く読みにくいところもある。巻末年表は整理しやすくなっている。
紙の本
鎌倉
2022/09/24 04:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、頼朝の人物像に関してのエピソードを集めたものです。中でも、北条時行というあまり、知られていない人物の行動、これは、なかなか、おもしろかったです。