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商品説明
戦争と経済成長に蹂躙された人びとを地を這う視線で記録し続けてきた報道写真家(フォトジャーナリスト)、樋口健二の自伝。故郷の思い出から、四日市公害、原発被曝労働、毒ガス島、東電福島第一原発事故の取材までを綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
公害、原発被曝労働、自然破壊……戦争と経済成長に蹂躙された人びとを、地を這う視線で記録し続けた60 年にわたる仕事をふりかえる。取材の行程がそのまま日本の戦後史の歩みと重なる、不世出のフォトジャーナリストの半生!【商品解説】
目次
- 第一章 おらぁ写真家になる!
- 第二章 四日市公害を問う
- 第三章 原発被曝労働を追う
- 第四章 毒ガス島
- 第五章 経済成長下で破壊される列島を歩く
- 第六章 原発崩壊の時代
- あとがき
著者紹介
樋口 健二
- 略歴
- 〈樋口健二〉1937年長野県生まれ。報道写真家。日本写真芸術専門学校副校長。日本写真家協会会員。世界核写真家ギルド会員。日本広告写真家協会学術会員。著書に「毒ガスの島」など。
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これぞジャーナリズム
2021/11/05 19:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
樋口健二さんのことは、原発労働者の写真でよく知っていたが、公害や市民運動、戦争の傷痕など、こんなにさまざまな問題を追いかけていたとは、恥ずかしながら知らなかった。
マスメディアが報道しない(できない/注目しない)ことを、早くからカメラに収め、可視化してきた樋口さんの自伝のような本書。
戦後史の闇を暴くには、権力に対峙せねばならず、写真を撮っても一般受けはしない。いろいろな苦労もあったろう。
自ら「売れない写真家」を名乗る樋口さんの歩みがよく分かると共に、80代になった今も、若い人たちに影響を与える写真家の熱い思いに触れられる。