紙の本
緊迫の世界情勢
2022/02/27 09:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひさねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在の世界情勢を書かせたら、ピカイチの作家のさすがの一作です。何はともあれ、読んでほしい。
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国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった……傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、因果と怨念の第6弾。
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安定の機龍警察シリーズ。今回は3人揃って海外でのお仕事編。前巻では登場しなかった機甲兵装でのバトルもたっぷりある。ただ、このシリーズも巻数をここまで重ねてくると、いろいろな部分が気になってしまう。あの人が「え!?あんな事も得意なの!!」と驚くと同時にさすがに無双すぎではと思ったり。
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機龍警察シリーズの第6弾です。今回は、<敵>の策略により、国際指名手配犯の受け取りに、特捜部の3人の龍機兵搭乗員がミャンマーに派遣されることになります。
ミャンマーで民族浄化の名の下に行われている虐殺、かっての日本軍の無謀な作戦による数多くの犠牲者のことを知って胸が痛みました。
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シリーズ第6弾。
国際指名手配犯を引き取りにミャンマー奥地に向かった突入班の3人に、次々と罠が襲いかかる。一方沖津部長は捜査二課と協力して事案の背後を探るが‥
最初のうちは機龍が出てこないと思っていたが、ちゃんと登場。ミャンマー奥地でのサバイバルや戦闘と、日本での経済事案捜査が交互に進んでいく。
もやもやした読後感だが、新キャラも登場したしシリーズの今後に期待。
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面白い。
次が楽しみなのだが、ちょっともうシリーズとしては長い。個人的には3冊まででまとめて欲しいのだ。長期シリーズはあまり好きじゃない。
展開も意外性があって、飽きさせない。
読みやすいのだけど、文体が変に大袈裟にファンタジックなところがあって、鼻につくんだけど。
次までまた空くよねえ。
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逆ロッキードのようなミャンマーと日本の国際的贈収賄事件に特捜部が切り込む。丸腰で紛争地帯に放り込まれた突入班だが、ライザの大活劇と現地で手に入れた機甲兵装バトルで窮地を脱する。龍機兵は登場しないが、スピード感ある展開と息をのむアクションが相まって面白さは損なわれない。新しいメンバーも加入、今後も目が離せないシリーズ!
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シリーズ第7弾、待ちに待ったシリーズ!
今回の主たるキャラは龍騎兵の搭乗員3名!国際指名手配犯の身柄引き渡しにミャンマー国境地帯(紛争地域)に赴く!これだけの設定だけで脳内沸騰する、これが搭乗員の命、龍騎兵にまつわる秘匿事項の重大な危機というのは、すぐにわかる!悶絶モノである。
今回は3名の活躍、アクションがメインで、沖津部長以下特捜科の捜査員の活躍は少な目であった。しかしながら国内においては、城木理事官の動きが顕著に見られるのだが、その結果彼のメンタル、立場がさらに脆弱になりつつあり、不安が募る。城木に相対する、いわゆる敵キャラは、かなり魅力的かつ強そうに見えた。
アクションにおいては姿警部の描写が多く、3名のうちでも抜きん出ており、紛争地帯においての経歴からなる対応は頼もしい限り、終幕も彼に相応しい締め方であったと思う。
なにわともあれ、リアルな国際紛争に、捜査にかかわる国内の権力闘争まで絡め、中二病的架空兵器の疾走乱舞の戦いを見せてくれる、個人的趣味が最大限詰まったこのシリーズに悶絶され続ける日々はさらに続くのであろう。
最後に願うは、自分の生きてるうちに完結して欲しい。
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久しぶりのシリーズ第6弾。動の迫力あるミャンマーでのサバイバル戦と、静の国内ミャンマー版ロッキード事件捜査を交互に散りばめて読み応え十分。ただ、このプロットとストーリを機能警察シリーズとして描くよりも違う一本で読みたかった。国産機甲兵装開発計画ではなくもっとリアルなものに置き換えて、今現在起きているミャンマーの軍事クーデターを絡めた一大疑獄事件として書いてほしかった。
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月村了衛『機龍警察 白骨街道』読了。
2010年代で最高の小説シリーズとも評される本シリーズの6作目。公式には至近未来警察小説から、大河警察小説に看板がかけ変わったようです。
本作では〈敵〉の策略により、特捜部突入班の3名がミャンマーへ生還の望みの薄い危険な任務に赴くことが太平洋戦争時の日本軍のあまりに無謀で悲惨な結果をもたらしたインパール作戦「白骨街道」をモチーフとして語られるのだけれども、雑誌連載時に読んでいて劇中の展開が現実と巧妙かつ劇的にオーバーラップしてくる展開にページをもつ手が震えた。
改めて通読してみれば、作者はインタビュー等でよく「フィクションが現実に肩を叩かれる」ということを言っているのだけれども、そのような危機感・緊張感が本作を終始一気通貫していて、読み手に作中の言で〈妖気〉のようなものが迫ってくる気さえしてくる。兎にも角にも本シリーズをリアルタイムに追えることの幸せを噛み締めずにはいられない本作。前作で出番のなかった機甲兵装がここぞとばかり"大暴れ"するのも見どころではありますが、極秘裏に進んでいた国産機甲兵装開発計画とそれにまつわる国際疑獄事件の捜査のスリリングな展開も最高ですね。
事あるごとにいろんな人に機龍警察を勧めている僕ですが、改めていまこそ機龍警察を読もうと声を大にしてまた言うのである。
ちなみに2作目「機龍警察 自爆条項」の電子書籍版が期間限定で上巻分が無料で読めるようになってるとかなので俄然オススメ(機龍警察読む上で2作目から入るのは全然アリかと)
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国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった。
4年ぶりのシリーズ第6作。雑誌連載時は未読。ミャンマーでの激闘だけでもお腹いっぱいなのに、国内の経済事案も読ませる。
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物語の展開がエグかった。
日本でもミャンマーでもきな臭いじゃ済まされないような展開が起きている。
ミャンマー組の3人はわかりやすい悲惨な状況に追い込まれ、日本では追い詰めたはずの敵の掌で踊らされてたことになり。
今回は城木さん、クワン、そして新キャラがキーでした
2021.12.12
167
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楽しみにしていた最新作
龍騎出ないんだ! これが一番の驚き。しかも4人目登場! これも驚き。さらには敵の正体に近づきつつあるんだけど、それがあまりしっくりこない感じがするので、きっとこれもひっくり返るんだろうなぁ。
今回は、あまり3人の活躍が際立ってないから、むしろ現実味がある気がする。あまりにスーパーマン過ぎるのは興醒めだもんね。とにかく姿にライトが当たりそうな次もまた楽しみだ。
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今回は突入班の三人がミャンマーへ乗り込む。ミャンマーでは、ロヒンギャなどの少数民族、民族浄化、国軍によるクーデターなど、史実を織り交ぜながら機甲兵装が大暴れする。今回も冒険活劇と警察の権力抗争が見事に描かれ、警察の闇はますます深まる。
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ミャンマーの軍部クーデターという現実が、これまで数年先の未来を描いていた機龍警察の時代に追いついてしまった。日本政府からのODA資金が軍部によるロヒンギャ迫害に使われるという、有り得ないとは言い切れない設定で物語は進む。今作は特捜部突入班の3人が乗り込む機龍兵の代わりに「鬼機夫」クワンの操るウルスラグナが躍動、姿までもがその技量を認めざるを得ない。突入班に新たなメンバーが加入し、姿が契約期間の終了を機に日本の警察を去る思いを抱くところで物語は終わる。次作はリアルタイムの日本と世界が舞台になりそうだが、姿が引き続きフィアボルグで活躍することを切に望む。