店長がバカすぎて （ハルキ文庫）

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投稿者：咲耶子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

大手でもなく、出版社に対して微妙に力もない書店が舞台。
ヤル気と熱意だけはあるが、いろいろと残念な店長に振り回される店員京子と同僚たち。
ヒット作に増長した小説家、ワンマン社長など困った人たちにも振り回されます。たいへん。
突飛なところから救いの手が差し伸べられ、それが店長切欠の様子も無きにしも非ず。
もしかして店長は優秀なのか？と疑いだしますが・・・。
本を愛する平書店員がカリスマへと成長するまで。

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投稿者：いちごノーレ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

谷原さんの周りで起こる本屋さんの話です。本当にあるのかと思うところや、本屋さんで働いてみようかなと思うことがあります。

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投稿者：みつる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初から、店長の至らなさには
主人公の谷原京子さんに、同情してしまいました。

とにかく斜め上をいく店長、
それに翻弄される谷原さん。
思わず笑ってしまいました。

しかし、これが単なる笑いじゃなくなってくるのが、後半から…最終章では、どこからが事実でどこからかフィクションなのか、わからなくなってしまうという、不思議な感覚に。

ただの、店長がバカなだけではない。
店長は本当にバカなのか？
今まで読んできた全ては、フィクションで
最後に出てきた、谷原京子さんだけが本物なのか…？

とにかく、笑わせてくれ、でも、えっ？と不思議な感覚になる
そんなお話でした。

ただ、働くとは、何なのかという点では
"たとえどんな仕事であっても、替えの利かない人なんていないから。必ず次よ誰かがその枠に、収まるものなんだ。
働く意味は絶対に自分自身にある。自分で選び取らなきゃいけないんだ"196頁

この言葉が響きました。

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投稿者：touch　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小さな書店を舞台にしたお仕事＆ちょっとした謎解きモノ。
バカな上司、嫌な客、憧れの先輩、今時の後輩、ひとり奮闘する（していると思っている）主人公などなど、まあよくある設定ではあるが、それゆえ、ライトで読みやすい。
内容は、良くも悪くも、想像できるそのまんま。それ以上でも以下でもないって感じ。
でも、これってドラマ化したら面白くなりそう（巻末の角川春樹と作者の対談にもあったけど）。
『わたし、定時で帰ります。』や『これは経費で落ちません』に似た匂いがする（これらも小説はパッとしなかったが、ドラマは面白かった）。
その時のキャスティングを想像すると楽しい！

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投稿者：Monty　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

コメディかと思ったらミステリーっぽさもあり。GW最終日の悶々とした日、仕事に前向きになれない日に、元気をもらえた

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投稿者：ヒグラシカナ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

月並みな感想になるが、本当にいろんな人がいるなと
思った。そのいろんな人それぞれが、いろんな面があるなと。

憧れている人間性が豊かな先輩が突然退職した理由、
あまりうまくコミュニケーションが取れない相手が実は
自分のコメントに憧れて書店員になってくれた・・・
後半は少し色が変わる。
あっという間に読み終えました。良かった。

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投稿者：ゆきちん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

書店を舞台にしたコメディタッチのお仕事小説。
テンポよく話が進むのでスラスラ読めます。
どこに向かっているのかな？と思いながら読んでいると
途中でなんとなく展開が見えてきて
最後はびっくりするほどの予定調和で終わりました。

作者は男性みたいなんですが（恐らく）女性の書き方が上手くて
お仕事小説としても楽しめますし、本好きならではの共感部分も多かったです。
個人的には恋愛部分だけはちょっと納得できなかったです 笑。

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投稿者：ヤマキヨ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

バカな店長に振り回される書店員の物語かと思ったら、右も左も（？）バカばかり。ただ、「バカ」には文字通りの無知とか無能という場合と、1つのことに打ち込む場合とがあります。主人公の店員は後者の方。
中小の書店の安月給の非正規雇用で、出版不況の並みにあらがいながら、よい本を広めたいと奮闘するヒロイン像は、書店モノにはよくある造形。本作ではそこに朝礼で無駄に熱弁をふるうバカ店長が絡むコメディー要素とか、覆面作家の謎解き要素などが盛り込まれているのが特色。（覆面作家の正体は何となく予想がつきましたが）
店長は本当に馬鹿なのか？という最大の謎は続編に持ち越しのようです。

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投稿者：erry　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の周りにいる人たちが、おもしろすぎて、一気読みしました。続編もあるそうで、、楽しみです！！

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投稿者：みゅー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

街の本屋さんで契約社員として働く谷原京子の奮闘記。
常連さん（神様という名のクレーマーｗ）や上司である店長にイライラ、モヤモヤしつつも、頼りになる同僚や素敵なお客様に支えられて、日々頑張ってる。
本屋さんの裏側ってこんな感じなのかな〜？
書店員さんが読むと共感の嵐なのかな？
この店長、空気が読めなくて、ずれてるんだけど、何だか憎めない。笑
京子と店長、なんだかんだでいいコンビです♪

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投稿者：yukko　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

初読みの作家さん作品
書店員さんのお仕事、ご苦労を知ることができて良かったです
第５話までは興味深くひきこまれるように一気に読めましたが
最終話で「○○だと思っていた人が実は△△だった」という人物が複数現われ、
こんがらがってしまい、面白かったのかどうかわからなくなりました

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投稿者：ＢＨＵＴＡＮ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

意味ない朝礼にデジャブ。
ええっ、それが演技？
まっさかぁ!!
でも谷原京子はやりがいのある仕事でよかった。
マダムと店長はどうなる？
神楽坂のパパと石野さん(？)はどうなる？

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投稿者：かい　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は本屋の派遣社員なのですが、日常に転がる不満や心の不安定さをうまく表現されています。読みやすかったです

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投稿者：hid　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読後感はあんまり良くなかったかなあ。
なんだろう、本屋さんのネガティブ面が強かったのか、
人間関係の面倒臭さが気になったのか。

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投稿者：なみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

書店と出版社の関係や「報奨金」など、裏側の内情が興味深かった。が、主人公が現状にあまりに苛つき、モヤモヤしているので、ちょっと引いてしまった。確かに店長がバカすぎて、苛つくのはわかるが・・。ネガティブすぎるのは、読んでいてつらい。
「谷原効果」「逆谷原効果」には同感だった。読書にまつわる同感ポイントも多く、親近感がわいた。