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紙の本
古代文明と星空の謎 (ちくまプリマー新書)
著者 渡部 潤一 (著)
古代人は星空から精密な方角や暦を導き出しているが、どの星を頼りに計測し、何をつくりあげてきたのか? 歴史上の遺跡や古記録を天文学で読み解く「古天文学」の面白さを伝える。【...
古代文明と星空の謎 (ちくまプリマー新書)
古代文明と星空の謎
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商品説明
古代人は星空から精密な方角や暦を導き出しているが、どの星を頼りに計測し、何をつくりあげてきたのか? 歴史上の遺跡や古記録を天文学で読み解く「古天文学」の面白さを伝える。【「TRC MARC」の商品解説】
ストーンヘンジは夏至の日の出を示し、ピラミッドは正確に真北を向いている。古代人はどうやって計測したのか。当時の星空をシミュレーションして読み解く!【商品解説】
ストーンヘンジは夏至の日の出を示し、ピラミッドは正確に真北を向いている。星空を頼りに計測しているがどのような方法だったのか?【本の内容】
目次
- はじめに
- 天文学が考古学の研究を進める/古天文学の三つの分類
- 第一章 巨石文化は何を示しているのか?
- 1 ストーンヘンジは天文学の事象を予測していた?
- 古天文学と巨石文化/巨大遺跡の四つの分類/ストーンヘンジについて
- 2 遺跡を科学的に考察するための天文知識
- 位置天文学とは何か/天球と二つの座標/地平座標/赤道座標/日周運動/南中と天体の出没方位/太陽の動き(黄道)と季節/季節や緯度で日没のようすが変わる/月の話 白道とは/出没方位図とスタンドスティル/月の出入りと遺跡の関係/地球の歳差運動とは
- 3 古天文学の視点で巨石遺跡を見る
- ストーンヘンジの分析/ストーンヘンジはアナログ・コンピュータだった?/メジャー・スタンドスティルと二つの巨石遺跡/日本の巨石遺跡/巨石文化と天体観測
- 第二章 太陽信仰とピラミッド
著者紹介
渡部 潤一
- 略歴
- 〈渡部潤一〉1960年福島県生まれ。自然科学研究機構国立天文台上席教授・副台長。総合研究大学院大学教授、国際天文学連合副会長。理学博士。著書に「第二の地球が見つかる日」など。
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紙の本
いにしえの人達が観た太陽・月・星
2021/09/28 16:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代文明の遺跡を見た時、古代の人達はどのようにしてこれらを造ったのだろうか?どうやって東西南北を計測したのだろうか?季節の自然事象をどのようにして捉えていたのだろうかと疑問を考える。それらの疑問を天文学の立場から解決した一冊。著者は国立天文台の現役教授。世界の遺跡や航海術、日本の古墳から発見された壁画を例に解説している。古天文学という学問があることを初めて知った。天文学の初歩知識も学べる。古代の人は太陽・月・星を眺め観測し計算して、それを建築のため移動の為、生きる為に使っていた。結論は明快。でも月や星を眺めるにはロマンがあった方が良いのかもしれない。
紙の本
暦の雑学が特に面白かったです
2021/09/09 11:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙の星と、古代の人間はどのように関わって来たのかを、薄い紙幅で著わした1冊です。
クイズに出題されそうな雑学が、たくさん詰まっています。個人的には、暦に関する雑学が特に面白かったです。当書を読んでかなり雑学力がつきました。
紙の本
日本の古蹟にもう少し・・・
2021/10/09 15:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからすると、一見難しく思われるかもしれない。
読み進めていくと、古代文明の"暦"や、当時の人々がどのように星空を捉えていたのかよく解る。
考古学を含む古代文明の書籍は、分野故に値段がやや高い、いわば専門書の類いが多いが、この書籍は読みやすく、天文だけでなく、古代に興味を持たれている方にも判りやすく面白い。