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商品説明
住民は道路事業にどう抵抗し、何を勝ち取ってきたか。道路住民運動全国連絡会の45年の闘いの代表例などを事例別に総括し、専門家や研究者の分析・提言などを踏まえ、道路の現在と未来を切り拓く。【「TRC MARC」の商品解説】
道路事業は始まったら止まらない。2020年10月に陥没事故が起きた東京外環道の建設計画を始めとした全国の幹線道路計画などの多くは、1978年の第四次全国総合開発計画を起点としている。これらの道路計画はある日突然、発表され、住民は説明会で驚愕の事実を知る。自分の家の上や下を計画道路が走っていて立ち退きを迫られる。建設された道路からは騒音と排気ガスが撒き散らされる。
住民は道路と対峙し、全国組織を立ち上げ、建設を強行する事業者と闘うと共に、住民の理解を得る、透明性のある、持続可能な道路の在り方を提言してきた。本書は、道路全国連の45 年の闘いの代表例など事例別に総括し、専門家や研究者の分析・提言などを踏まえ、道路の現在と未来を切り拓く試みである。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1部 公共事業の実態と今後への提言
- 第1章 国土・地域再編の方向性とインフラ整備のあり方(中山徹)
- 1 政府は国土と地域をどう再編しようとしているのか
- 2 政府が進めようとしている再編によってどのような問題がもたらされるか
- 3 国土と地域をどのように展望すべきか
- 4 大都市圏は都市のあり方を根底から見直すべき
- 5 日常生活圏の整備
- 6 行政機関の再編と行政責任
- 7 公共施設、インフラ整備のあり方
著者紹介
道路住民運動全国連絡会
- 略歴
- 全国の道路関係住民運動団体が「道路公害をなくし、道路文化を創造しよう」をスローガンに1975年に第1回全国交流集会を名古屋で開催し、毎年開催地を変えながら交流集会を重ね、第10回交流集会を機に「道路公害反対運動全国連絡会」を結成し、恒常的な各団体の情報交換・交流を開始した。その後、2010年に「道路住民運動全国連絡会」と改称し、各地で頻発する行政と住民とのトラブルや運動の悩みなどの相談にも応じている。
毎年開催している全国交流集会の他、適宜に道路問題や公共事業にかかわるシンポジウムなども開催し、その成果などは声明や提言などで発表している。更に、毎年行われている公害被害者総行動(https://ja-jp.facebook.com/kougaisoukoudo)にも参加し、公害被害者との連携・連帯を踏まえ、公害被害者や公害を無くすための活動も行っている。
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