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商品説明
宗教儀礼や呪術としての入れ墨から、刑罰としての入れ墨へ−。入れ墨の文様や文字の持つ意味が、人間の中でどのように変化していったのかを、墨家集団の成立からその思想の墨子への昇華までを軸に探求する。【「TRC MARC」の商品解説】
入れ墨文様から文字へ
宗教儀礼や呪術としての入れ墨の、刑罰としての入れ墨への変化。そのような入れ墨の文様と甲骨文字の関係、甲骨文字から漢字への変遷。文様や文字の持つ意味が、人間の中でどのように変化していったのかを、墨家集団の成立からその思想の墨子への昇華を軸に、探求していく。【商品解説】
目次
- ※目次中の一部が表示上の制約により不正確なものとなっております。あらかじめご了承下さい。
- はじめに
- 第1章 文字論の宇宙
- 発端―郭沫若による提起/郭沫若、そして中国古代史/郭沫若説の真偽/「辛」と「墨」字/白川静文身論/殷墟に残された入れ墨関係文物/唐蘭のエキセントリックな「黒」字説/「黒」字の原義は何か/甲骨文に於ける〓形―人身供犠と白川説の検証/甲骨文中の黒・熯・暵・艱・奚の構造と用字に於ける関連性/唐蘭説の批判と検証―文革後の着想を中心として/金文に於ける墨刑/唐蘭説からの展開/白川静の唐蘭への反論と止揚/古代の黒とは/殷代の〓形と供犠と殉葬 ※〓は甲骨文字の「黒」
- 第2章 古代中国とヨーロッパに於ける供犠、呪術としての刑罰の対照
- 供犠の実態―郭説を端緒とする殷代墨刑説の展開/古代中国に於ける刑罰とは/祭祀儀式と処刑/古代ヨーロッパの処刑との比較/従来の墨刑解釈と入れ墨の本義/人身供犠と「食」/西洋、東洋の供犠の終焉と宗教/墨刑の新解釈/エリアーデと聖なる力の周期的再生
- 第3章 殷文化と少数民族に残る習俗
著者紹介
松宮 貴之
- 略歴
- 〈松宮貴之〉1971年滋賀県生まれ。総合研究大学院大学より博士(学術)の学位取得。佛教大学文学部非常勤講師(書論・書道実技・日中書道史担当)、四国大学大学院非常勤講師ほか。
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