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商品説明
日本の歴史において、音にはどのような意味と目的があったのか。「伝える」手段としての音、神と人をつなぐ音、文学と音…。中世から近・現代まで、鐘の音を中心にすえて、人びとの音に対する意識の変化などを考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の歴史において音にはどのような意味と目的があったのか。中世から現代まで時代や地域に流れる豊かな音の世界を往来する。【商品解説】
目次
- まえがき
- 第一章 音 へ の視点
- 神社の鈴と仏壇のキン─身辺から考える過去と現在─
- 「伝える」手段としての音─戦国時代を中心にして─
- 第二章 鳴動と中世の音
- 神と人をつなぐ音─中世の音と声─
- 中世の音を探る─神出現の音を求めて─
- 中世の一族意識と村─釜井庵と夜泣石─
- 第三章 変化する音への意識
- 中世の音・近世の音
著者紹介
笹本 正治
- 略歴
- 〈笹本正治〉1951年山梨県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期修了。信州大学名誉教授。専門は16世紀を中心とする日本史学。著書に「災害文化史の研究」「山に生きる」など。
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紙の本
歴史のなかの音
2021/12/05 22:30
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投稿者:本好き羊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史の世界であまり話題にならないといえば、音だ。昔も人間が生活を営んでいたのだから音ぐらいするだろうが音をテーマにした歴史の本は珍しい。
中世の音は宗教的側面が強かった。何かを誓うときに鐘を鳴らしていた。鐘の音はあの世とこの世を結びつける力を持っているのではないか著者は考えている。
近世の音は中世と違って時を告げる要素が大事になった。時計については、研究によると江戸時代になってから各地に時の鐘が設けられた。
時代によって音に対する考え方が違っているのは面白いなあ。
それにしても珍しいテーマの本なので、資料を探すのは大変なのは想像がつく。